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第28話 物語は進む
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「うーん?」
「聞いてるのか!?」
「聞いてなぁ~い」
前でバンッと机を叩くカイチョー
でもそろそろその座もなくなるんじゃないか?署名集めてるって噂だし
「テメェが愛を虐めてるってのは上がってんだ!!」
胸ぐらを掴んでくるのは風紀委員長。
あらまー?犬猿の仲の2人が手を組むなんてめんどくさいな
「やってないしぃ?というかぁ~本人わぁ?」
「テメェに何かされるのに連れてくる訳ねぇだろ!」
「うるさぁい~叫ばないとぉ話せないのぉ?」
「テメェ…」
「あ~ボク、もぅカイチョーのしんえーたいじゃないんだよねぇ?だからぁ~敬語なんてぇ使えないなぁ~」
へらりと笑う。煽っていく。早く判断を無くせばいいんだ
「無実のことぉ信じないならぁ~ここに居ても無駄だしぃ~?帰るねぇ~」
全てはオレに一任されている
これからどうするかはオレの勝手だ
オレはさっさとドアから出た
追いかけてくる気配がしたけど気にせずるんるんで立ち去る
あーぁ。めんどくさいし、次どうしたらいいのかねぇ?
本家呼び出されてたっけ?…いや、もう行かなくていいだろ
「初、夏…」
「…隊長」
階段に差し掛かったところで驚いたようにこっちを見る隊長に出くわした
「初夏。」
「はぁい?何ですかぁ?」
一部の隙も見せないいつも通りの副隊長としての笑顔を向ける
何で、傷ついた顔するんだ…?
何だよ、アンタだって、オレを裏切ったくせに
思わず舌打ちしそうになって慌ててやめる
「あー!!お前がしゅぼーしゃなんだろ!?」
あ。うるさいのがきた
あれ?後ろから桜が走ってくるのが見える
…風紀委員で止めてたのかー
「っジャマだ!!」
「え?」
目の前で隊長が吹っ飛ばされた
ゆっくりとスローモーションで隊長が階段から落ちていく
隊長と…馨と目が合ってる
「っ!?馨ッ!!」
オレは突進してきた転入生を無視して階段から跳んだ
空中で馨を抱きしめて落ちる
ガンッ
バリィンッ
ドサッ
「っ!!」
踊り場にあった鏡に背中から突っ込んだ
馨の頭を抱えてたから多分大丈夫だと思う
「か、お…だぃ…」
思ったより衝撃が強くて声が出ないし、背中が痛い
「は、つ…か…?」
「けが…ない…?」
「う、うん…僕は大丈夫…だ、よ?」
腕の中でこちらを見て返事をする馨
怪我がないことに安心してオレは微笑む
「ん。よか…た……」
ちょっと眠い…おやすみ
オレの意識は真っ黒に染まった
「はつか?初夏!?」
我に返った馨が初夏に声をかけるが返事はない
「初夏…ちゃん…?」
階段の上にいた桜が呆然と呟く
「初夏ちゃん…初夏ちゃん」
ゆっくりと階段を下りる桜
「ねぇ、初夏!「初夏ちゃんに触るなッ!!」
腕から抜け出し初夏を揺すろうとする馨に怒鳴る桜
初夏の背中には踊り場にあった鏡破片が無数に刺さっている
「初夏ちゃん!!」
桜は走って駆け寄る
少しずつ血だまりが出来始めていた
「救急車っ!!」
慌てて救急車を呼び桜は携帯を仕舞った
階段の上には呆然としている生徒会長、副会長、風紀委員長、転入生がいた
「…許さない。」
背中の破片に触らないように桜が初夏を横抱きにする
「初夏ちゃんを傷つけた。ずっと私は生温いと思ってたんだよ?初夏ちゃんの優しさに付け入ってさ。みんなみんな、ダァ~イキライ。」
歪んだ笑みを浮かべる桜
「キミもそうだよね?初夏ちゃんを信じなかったんだから。ねぇ、許さないから。
初夏ちゃんはキミのために走り回ってたのに…ね?私はキミのコト嫌いじゃなくて憎いんだよ。キミは易々とその場所を捨てたもん。初夏ちゃんに守られてたくせに。
私、大嫌いだよ。この学校自体が。
そして、特に許さないからね、彩色愛。」
桜はスッと目を細めて立ち去る
遠くの方で救急車の音が聞こえていたのだった
「聞いてるのか!?」
「聞いてなぁ~い」
前でバンッと机を叩くカイチョー
でもそろそろその座もなくなるんじゃないか?署名集めてるって噂だし
「テメェが愛を虐めてるってのは上がってんだ!!」
胸ぐらを掴んでくるのは風紀委員長。
あらまー?犬猿の仲の2人が手を組むなんてめんどくさいな
「やってないしぃ?というかぁ~本人わぁ?」
「テメェに何かされるのに連れてくる訳ねぇだろ!」
「うるさぁい~叫ばないとぉ話せないのぉ?」
「テメェ…」
「あ~ボク、もぅカイチョーのしんえーたいじゃないんだよねぇ?だからぁ~敬語なんてぇ使えないなぁ~」
へらりと笑う。煽っていく。早く判断を無くせばいいんだ
「無実のことぉ信じないならぁ~ここに居ても無駄だしぃ~?帰るねぇ~」
全てはオレに一任されている
これからどうするかはオレの勝手だ
オレはさっさとドアから出た
追いかけてくる気配がしたけど気にせずるんるんで立ち去る
あーぁ。めんどくさいし、次どうしたらいいのかねぇ?
本家呼び出されてたっけ?…いや、もう行かなくていいだろ
「初、夏…」
「…隊長」
階段に差し掛かったところで驚いたようにこっちを見る隊長に出くわした
「初夏。」
「はぁい?何ですかぁ?」
一部の隙も見せないいつも通りの副隊長としての笑顔を向ける
何で、傷ついた顔するんだ…?
何だよ、アンタだって、オレを裏切ったくせに
思わず舌打ちしそうになって慌ててやめる
「あー!!お前がしゅぼーしゃなんだろ!?」
あ。うるさいのがきた
あれ?後ろから桜が走ってくるのが見える
…風紀委員で止めてたのかー
「っジャマだ!!」
「え?」
目の前で隊長が吹っ飛ばされた
ゆっくりとスローモーションで隊長が階段から落ちていく
隊長と…馨と目が合ってる
「っ!?馨ッ!!」
オレは突進してきた転入生を無視して階段から跳んだ
空中で馨を抱きしめて落ちる
ガンッ
バリィンッ
ドサッ
「っ!!」
踊り場にあった鏡に背中から突っ込んだ
馨の頭を抱えてたから多分大丈夫だと思う
「か、お…だぃ…」
思ったより衝撃が強くて声が出ないし、背中が痛い
「は、つ…か…?」
「けが…ない…?」
「う、うん…僕は大丈夫…だ、よ?」
腕の中でこちらを見て返事をする馨
怪我がないことに安心してオレは微笑む
「ん。よか…た……」
ちょっと眠い…おやすみ
オレの意識は真っ黒に染まった
「はつか?初夏!?」
我に返った馨が初夏に声をかけるが返事はない
「初夏…ちゃん…?」
階段の上にいた桜が呆然と呟く
「初夏ちゃん…初夏ちゃん」
ゆっくりと階段を下りる桜
「ねぇ、初夏!「初夏ちゃんに触るなッ!!」
腕から抜け出し初夏を揺すろうとする馨に怒鳴る桜
初夏の背中には踊り場にあった鏡破片が無数に刺さっている
「初夏ちゃん!!」
桜は走って駆け寄る
少しずつ血だまりが出来始めていた
「救急車っ!!」
慌てて救急車を呼び桜は携帯を仕舞った
階段の上には呆然としている生徒会長、副会長、風紀委員長、転入生がいた
「…許さない。」
背中の破片に触らないように桜が初夏を横抱きにする
「初夏ちゃんを傷つけた。ずっと私は生温いと思ってたんだよ?初夏ちゃんの優しさに付け入ってさ。みんなみんな、ダァ~イキライ。」
歪んだ笑みを浮かべる桜
「キミもそうだよね?初夏ちゃんを信じなかったんだから。ねぇ、許さないから。
初夏ちゃんはキミのために走り回ってたのに…ね?私はキミのコト嫌いじゃなくて憎いんだよ。キミは易々とその場所を捨てたもん。初夏ちゃんに守られてたくせに。
私、大嫌いだよ。この学校自体が。
そして、特に許さないからね、彩色愛。」
桜はスッと目を細めて立ち去る
遠くの方で救急車の音が聞こえていたのだった
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