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第2幕 恋愛の国
第2話 様子見な2人~たまに膝カクンッてなるのって恥ずかしいよね~
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「なーんか、嫌な噂流れてるねグレイ」
「そーだなぁー」
寮の私の部屋でセレスの作った煎餅を2人で食べていた
「私何かしたっけ?」
「んー…特には??」
「だよねぇ」
空になった湯のみに煎茶を注いでくれるセレス
あーお茶美味いわー
「にしても、アッチは上手くいきそう?」
パリンッと煎餅を噛んでセレスが尋ねてくる
「ん。あの魔道具のお陰でなんとかなりそうー。ありがとセレス」
「いえいえ。お嬢様のためなら」
おどけたように返すセレスに2人で顔を見合わせて笑った
あー…ほんとめんどくさいなぁ…
「さて、セレス。図書館でも行こうか」
「そうだねぇ…とりあえず階段に近づかないでおこうか」
「はぁーい」
セレスがテキパキと片付けを行い、私も用意をし始める
「…行きましょうか、セス」
「かしこまりました。グレーシア様」
私とセレスは自室を出たのだった
「何でお前のようなやつがここにいる!!」
ザワっ
「……お静かになさってくださいませ」
「ここはお前のような者が来る場所ではない!」
…うるせぇ
「…まぁ、セス。どうしましょうか?」
「グレーシア様。この場を収めるのが先かと…」
「もう!私の心配はしないのね!」
酷いよセレス!
「皆様…勉強中失礼致しました。申し訳ございませんわ。」
「そういうならさっさと、出ていけ!このアバズレが!」
わぁーこの人口悪ーい
というかいろんな噂流れすぎてわかんないんだが…あれか?元娼婦みたいな噂を信じてるタイプか?
というか、この人公爵令嬢の取り巻きに居た人じゃない?
セレスがこっそり耳元で「弟」と教えてくれた
あー…公爵令嬢の弟だから…子息か…
え、大丈夫?次期公爵じゃ…あ、違うのか
「皆様、男爵には図書館も使わせていただけないみたいですわ…お騒がせして申し訳ございません。
失礼致しますわ」
ぺこりと公爵子息を見ずに頭を下げて立ち去る
公爵子息がこっちを見てくるが無視した
「めんどくさいことになってるわねぇ」
「そうですね」
廊下を歩いていると中庭の奥の方に何か見えた
「ん?セス。あれは?」
「…魔法省のご子息ですかね」
「…あれ、苦しんでるわよね?」
「…状態異常出てますね」
「そうよねー」
はぁ。とため息をついて中庭を横切る
「大丈夫ですか?」
「…」
「…返事がない、ただの屍のようだ」
「グレーシア様。」
「ごめんごめん」
へらりと笑い、軽くセレスが診察する
眉を寄せたがそんなセレスも美形だ
「グレーシア様。あの薬を」
「え!?そんなに深刻なの!?仕方ないなぁーオプションで付けとこーっと!」
そうしようそうしよう!と頷きながらそいつを上向きに転がして口を開けさせて一気に瓶に入ってた薬を流し込んでやった
「ぅ!?げほっごほっ!」
「あ。起きた」
「グレーシア様。」
名前だけで窘められた
鑑定をしてみて状態異常治ってるみたいだし大丈夫だろ
「では。体調にお気をつけ下さいませ」
涙目でこっちを見る元病人ににっこりと笑い立ち去る
あぁ。これか。
中庭から廊下へ戻る際に落ちていた石をハンカチに包んで拾い、手の中で無効化する
「セス。」
「はい。」
「これ、お願いね」
「かしこまりました」
セレスに渡して歩き出す
チラッと2階の窓を確認するがすぐに気配を消された
「おい!」
「さて、セス。教授の元にでも行きましょうか」
「どの教授でしょうか?」
「そうねぇ…色々学びたいのだけど…やっぱり魔術の方かしら」
「ならば東棟ですね」
セレスがこちらへと言ってくれて進もうとしたらグイッと腕を強く引かれた
「俺を無視するな!!」
「…あら?殿下。どうなさいました?」
「さっきから呼んでいるだろ!不敬だ!」
何か憤慨してるけど…ねぇ?
「そうはおっしゃられても…おい!としかおっしゃっていなかったので誰を呼んでいるのか分かりかねますわ」
ふぅ、と困ったようにほほに手をあてて答える
ほんと、めんどさいなこの王子
「俺が呼んでいるんだから聞くのが当たり前だろう!」
「…申し訳ございませんでした。
では、殿下。なんのかご用でしょうか?」
「お前、ミレーヌの悪口を言いふらしているようだな!」
「はぁ?…失礼致しました。悪口でしょうか?そんなことをしたら不敬で、私は捕まってしまいますわ」
何言ってんのこの王子
普通に考えて男爵令嬢が公爵令嬢の悪口言ったら捕まるだろう。馬鹿なの?
「それに!ミレーヌに暴言を言ったようだな!優しいミレーヌが心を痛めていた!」
マジで話聞けよこの野郎
それこそ大問題だからな?
「…私、勉学に励みにきてるのでそのような時間はございませんわ」
まって、セレス押さえて
王子がバカすぎるけどそれは不敬になるから
魔力練り上げないで!!
「綺麗で優しいミレーヌに嫉妬したんだろう!平民風情が!」
「…私、貴族の養子として迎えられているのですがそれすらもお認めにならないと?」
「ふんっ!どうせ媚び売って男爵に取り入ったんだろう!」
話にならない
殴っていいかな
「殿下!おやめ下さい!」
「ミレーヌ!!」
何か公爵令嬢が走ってきた
「殿下!私は大丈夫です!何か行き違いがあったのでしょう…ごめんなさいねグレーシアさん…」
「いえ、大丈夫ですわ…」
んん?この人、何か違和感感じるよなぁ…
転生者かな?
「…近頃隣国の間者が現れてるみたいですの。何かご存知?」
「いいえ?全く存じ上げませんわ」
にっこり笑って返事をする
疑われてるのか
「お前…素直に認めていれば…!」
えーほんとめんどくさいな王子
「…用が終わったのであれば私失礼させていただきますね」
頭を下げてセレスを連れて立ち去る
うーん。また何かしてきそうだなぁ
「そーだなぁー」
寮の私の部屋でセレスの作った煎餅を2人で食べていた
「私何かしたっけ?」
「んー…特には??」
「だよねぇ」
空になった湯のみに煎茶を注いでくれるセレス
あーお茶美味いわー
「にしても、アッチは上手くいきそう?」
パリンッと煎餅を噛んでセレスが尋ねてくる
「ん。あの魔道具のお陰でなんとかなりそうー。ありがとセレス」
「いえいえ。お嬢様のためなら」
おどけたように返すセレスに2人で顔を見合わせて笑った
あー…ほんとめんどくさいなぁ…
「さて、セレス。図書館でも行こうか」
「そうだねぇ…とりあえず階段に近づかないでおこうか」
「はぁーい」
セレスがテキパキと片付けを行い、私も用意をし始める
「…行きましょうか、セス」
「かしこまりました。グレーシア様」
私とセレスは自室を出たのだった
「何でお前のようなやつがここにいる!!」
ザワっ
「……お静かになさってくださいませ」
「ここはお前のような者が来る場所ではない!」
…うるせぇ
「…まぁ、セス。どうしましょうか?」
「グレーシア様。この場を収めるのが先かと…」
「もう!私の心配はしないのね!」
酷いよセレス!
「皆様…勉強中失礼致しました。申し訳ございませんわ。」
「そういうならさっさと、出ていけ!このアバズレが!」
わぁーこの人口悪ーい
というかいろんな噂流れすぎてわかんないんだが…あれか?元娼婦みたいな噂を信じてるタイプか?
というか、この人公爵令嬢の取り巻きに居た人じゃない?
セレスがこっそり耳元で「弟」と教えてくれた
あー…公爵令嬢の弟だから…子息か…
え、大丈夫?次期公爵じゃ…あ、違うのか
「皆様、男爵には図書館も使わせていただけないみたいですわ…お騒がせして申し訳ございません。
失礼致しますわ」
ぺこりと公爵子息を見ずに頭を下げて立ち去る
公爵子息がこっちを見てくるが無視した
「めんどくさいことになってるわねぇ」
「そうですね」
廊下を歩いていると中庭の奥の方に何か見えた
「ん?セス。あれは?」
「…魔法省のご子息ですかね」
「…あれ、苦しんでるわよね?」
「…状態異常出てますね」
「そうよねー」
はぁ。とため息をついて中庭を横切る
「大丈夫ですか?」
「…」
「…返事がない、ただの屍のようだ」
「グレーシア様。」
「ごめんごめん」
へらりと笑い、軽くセレスが診察する
眉を寄せたがそんなセレスも美形だ
「グレーシア様。あの薬を」
「え!?そんなに深刻なの!?仕方ないなぁーオプションで付けとこーっと!」
そうしようそうしよう!と頷きながらそいつを上向きに転がして口を開けさせて一気に瓶に入ってた薬を流し込んでやった
「ぅ!?げほっごほっ!」
「あ。起きた」
「グレーシア様。」
名前だけで窘められた
鑑定をしてみて状態異常治ってるみたいだし大丈夫だろ
「では。体調にお気をつけ下さいませ」
涙目でこっちを見る元病人ににっこりと笑い立ち去る
あぁ。これか。
中庭から廊下へ戻る際に落ちていた石をハンカチに包んで拾い、手の中で無効化する
「セス。」
「はい。」
「これ、お願いね」
「かしこまりました」
セレスに渡して歩き出す
チラッと2階の窓を確認するがすぐに気配を消された
「おい!」
「さて、セス。教授の元にでも行きましょうか」
「どの教授でしょうか?」
「そうねぇ…色々学びたいのだけど…やっぱり魔術の方かしら」
「ならば東棟ですね」
セレスがこちらへと言ってくれて進もうとしたらグイッと腕を強く引かれた
「俺を無視するな!!」
「…あら?殿下。どうなさいました?」
「さっきから呼んでいるだろ!不敬だ!」
何か憤慨してるけど…ねぇ?
「そうはおっしゃられても…おい!としかおっしゃっていなかったので誰を呼んでいるのか分かりかねますわ」
ふぅ、と困ったようにほほに手をあてて答える
ほんと、めんどさいなこの王子
「俺が呼んでいるんだから聞くのが当たり前だろう!」
「…申し訳ございませんでした。
では、殿下。なんのかご用でしょうか?」
「お前、ミレーヌの悪口を言いふらしているようだな!」
「はぁ?…失礼致しました。悪口でしょうか?そんなことをしたら不敬で、私は捕まってしまいますわ」
何言ってんのこの王子
普通に考えて男爵令嬢が公爵令嬢の悪口言ったら捕まるだろう。馬鹿なの?
「それに!ミレーヌに暴言を言ったようだな!優しいミレーヌが心を痛めていた!」
マジで話聞けよこの野郎
それこそ大問題だからな?
「…私、勉学に励みにきてるのでそのような時間はございませんわ」
まって、セレス押さえて
王子がバカすぎるけどそれは不敬になるから
魔力練り上げないで!!
「綺麗で優しいミレーヌに嫉妬したんだろう!平民風情が!」
「…私、貴族の養子として迎えられているのですがそれすらもお認めにならないと?」
「ふんっ!どうせ媚び売って男爵に取り入ったんだろう!」
話にならない
殴っていいかな
「殿下!おやめ下さい!」
「ミレーヌ!!」
何か公爵令嬢が走ってきた
「殿下!私は大丈夫です!何か行き違いがあったのでしょう…ごめんなさいねグレーシアさん…」
「いえ、大丈夫ですわ…」
んん?この人、何か違和感感じるよなぁ…
転生者かな?
「…近頃隣国の間者が現れてるみたいですの。何かご存知?」
「いいえ?全く存じ上げませんわ」
にっこり笑って返事をする
疑われてるのか
「お前…素直に認めていれば…!」
えーほんとめんどくさいな王子
「…用が終わったのであれば私失礼させていただきますね」
頭を下げてセレスを連れて立ち去る
うーん。また何かしてきそうだなぁ
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