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第2幕 恋愛の国
第1話 出会いと転入~傘を買った途端雨が止むのは何でなんだろう?~
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「あら?平民臭がするわ?」
「どこのドブネズミかと思ったわ」
(こいつら暇なんだなー)
ぼーっと聞いていると後ろから咳払いが聞こえた
…仕事しまーす!
扇をパチンっと閉じて優雅に笑みを浮かべる
「あらあら?セス。聞きました?私、ドブネズミだそうですわ?ならば、こんなドブネズミに入学許可をしたのはどこのどなたかしら?」
「グレーシア様。それは陛下がお許しになったからだと伺っております」
「そうよね?なら私、陛下にお尋ねしなければなりませんわよね?」
「いえ、あちらにいらっしゃるキートス伯爵令嬢とサーミル子爵令嬢にお尋ねすれば早期解決かと」
「あら?それはいい案ねセス!」
にっこりと笑いさっきまでクスクスと笑っていた令嬢2人に近寄る
「私、マッティ男爵が娘、グレーシアと申しますわ。御二方のお噂はかねがね…」
「な、何よ!」
「いいえ。ですが、あまり人を見下すと…足元をすくわれますよ?
では、御機嫌よう」
そう言って立ち去る
あーめんどくさいなぁ、ほんと
「グレーシア様。先程のは御機嫌ようではなく、失礼致しますわ が正解です」
「相変わらずセスってば厳しいわね」
「えぇ、元、公爵令嬢ですもの」
今、私とセレスことセスは学園に通っている
それも季節外れの転入生である
とある事情により通うはめになったんだけど、私がマッティ男爵の養子に入ったという提で入って、その執事としてセレスが男装してセスとして近くにいる
元々いた国の学園みたいでなんか面白い
え?セスは絶世の美女だから男には見えないって??
チッチッチッ!甘いな素人だよ!美女ということは化粧次第でイケメンにもなれるんだよ!
元がいいからね!だから詐欺メイクのようにしたらあら不思議。
中性的なミステリアス執事の出来上がり
「って聞いてたグレイ??」
「うん。セレスは美人って話だろ?聞いてた聞いてた」
「全然聞いてないー!」
ぷくぅと頬を膨らませて抗議してくるセレスが可愛すぎて死にそう
「ちゃんと聞いてよ?
そろそろ公爵令嬢が出てくると思うんだけど…姿見えないよね」
「そだな…うーん。まぁ、会う時になったら会うからいいんじゃない?」
「そうだねぇ…まぁ、グレイがそう言うならいいんだけどね」
へらりと困ったように笑うセレスに私は頭を撫でた
「相棒、なめんなよ?」
「どっちが」
2人で笑って拳と拳をコツンと合わせた
「あら、あなたが転入してきたマッティ男爵令嬢かしら?」
金の緩やかなウェーブを描いた髪、少しつり目な瞳…この方が…
とんっと後ろから背中を軽くつつかれて、慌ててお辞儀をする
そしてゆっくりと言葉を紡ぐ
「この度は挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます」
「あら、いいのよ。こちらからでないと挨拶できないものね…私はハーヴェスト公爵が娘、ミレーヌですわ」
「ありがとうございます。私はマッティ男爵が娘、グレーシアと申します。」
学園は平等とはいえ、デビューも済ませてないからなぁ私
ちゃんと挨拶しとかないとな
「ミレーヌ!ここに居たか!」
大きな声ともに現れたのは美形集団
いや、美形??
まぁ、そこら辺の人よりは美形
「あら、皆様。ごきげんよう」
というか私はいつまで頭を下げてないといけないんだ?疲れ…てはないけどだるい…
「1人で行動するなんて危ない!」
「殿下の言う通りだよ!」
「心配してくれたの?ありがとう」
…帰っていいかなー?
「ん?お前は、たしかマッティ男爵の…」
「マッティ男爵令嬢ですわ。殿下。」
「そうか!平民だった奴だな!まぁ、せいぜい頑張るんだな
行こうか、ミレーヌ」
殿下に腰を抱かれミレーヌ様が殿下や取り巻き達と一緒に立ち去る一瞬、こっちをニヤリと笑って見ていた
「こりゃー可能性あるな」
「…グレーシア様。言葉遣いにお気をつけ下さい」
「ごめんごめんー」
グレーシアとセスはその場を立ち去った
今すぐ調べないといけないことがあるため闇に消えたのだった
「どこのドブネズミかと思ったわ」
(こいつら暇なんだなー)
ぼーっと聞いていると後ろから咳払いが聞こえた
…仕事しまーす!
扇をパチンっと閉じて優雅に笑みを浮かべる
「あらあら?セス。聞きました?私、ドブネズミだそうですわ?ならば、こんなドブネズミに入学許可をしたのはどこのどなたかしら?」
「グレーシア様。それは陛下がお許しになったからだと伺っております」
「そうよね?なら私、陛下にお尋ねしなければなりませんわよね?」
「いえ、あちらにいらっしゃるキートス伯爵令嬢とサーミル子爵令嬢にお尋ねすれば早期解決かと」
「あら?それはいい案ねセス!」
にっこりと笑いさっきまでクスクスと笑っていた令嬢2人に近寄る
「私、マッティ男爵が娘、グレーシアと申しますわ。御二方のお噂はかねがね…」
「な、何よ!」
「いいえ。ですが、あまり人を見下すと…足元をすくわれますよ?
では、御機嫌よう」
そう言って立ち去る
あーめんどくさいなぁ、ほんと
「グレーシア様。先程のは御機嫌ようではなく、失礼致しますわ が正解です」
「相変わらずセスってば厳しいわね」
「えぇ、元、公爵令嬢ですもの」
今、私とセレスことセスは学園に通っている
それも季節外れの転入生である
とある事情により通うはめになったんだけど、私がマッティ男爵の養子に入ったという提で入って、その執事としてセレスが男装してセスとして近くにいる
元々いた国の学園みたいでなんか面白い
え?セスは絶世の美女だから男には見えないって??
チッチッチッ!甘いな素人だよ!美女ということは化粧次第でイケメンにもなれるんだよ!
元がいいからね!だから詐欺メイクのようにしたらあら不思議。
中性的なミステリアス執事の出来上がり
「って聞いてたグレイ??」
「うん。セレスは美人って話だろ?聞いてた聞いてた」
「全然聞いてないー!」
ぷくぅと頬を膨らませて抗議してくるセレスが可愛すぎて死にそう
「ちゃんと聞いてよ?
そろそろ公爵令嬢が出てくると思うんだけど…姿見えないよね」
「そだな…うーん。まぁ、会う時になったら会うからいいんじゃない?」
「そうだねぇ…まぁ、グレイがそう言うならいいんだけどね」
へらりと困ったように笑うセレスに私は頭を撫でた
「相棒、なめんなよ?」
「どっちが」
2人で笑って拳と拳をコツンと合わせた
「あら、あなたが転入してきたマッティ男爵令嬢かしら?」
金の緩やかなウェーブを描いた髪、少しつり目な瞳…この方が…
とんっと後ろから背中を軽くつつかれて、慌ててお辞儀をする
そしてゆっくりと言葉を紡ぐ
「この度は挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます」
「あら、いいのよ。こちらからでないと挨拶できないものね…私はハーヴェスト公爵が娘、ミレーヌですわ」
「ありがとうございます。私はマッティ男爵が娘、グレーシアと申します。」
学園は平等とはいえ、デビューも済ませてないからなぁ私
ちゃんと挨拶しとかないとな
「ミレーヌ!ここに居たか!」
大きな声ともに現れたのは美形集団
いや、美形??
まぁ、そこら辺の人よりは美形
「あら、皆様。ごきげんよう」
というか私はいつまで頭を下げてないといけないんだ?疲れ…てはないけどだるい…
「1人で行動するなんて危ない!」
「殿下の言う通りだよ!」
「心配してくれたの?ありがとう」
…帰っていいかなー?
「ん?お前は、たしかマッティ男爵の…」
「マッティ男爵令嬢ですわ。殿下。」
「そうか!平民だった奴だな!まぁ、せいぜい頑張るんだな
行こうか、ミレーヌ」
殿下に腰を抱かれミレーヌ様が殿下や取り巻き達と一緒に立ち去る一瞬、こっちをニヤリと笑って見ていた
「こりゃー可能性あるな」
「…グレーシア様。言葉遣いにお気をつけ下さい」
「ごめんごめんー」
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今すぐ調べないといけないことがあるため闇に消えたのだった
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