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第三章「聖都攻略編」
第五話「進攻作戦再開」
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五月二十二日の朝。
ラントは神聖ロセス王国のテスジャーザに向かうべく、騎獣であるアークグリフォンのロバートに乗った。
ロバートに乗ると言った後、騎龍であるエンシェントドラゴンのローズが不機嫌そうな顔で文句を言ってきた。
「どうして私じゃないのよ」
ラントはそれに軽い感じで答える。
「君だけが私の翼じゃないんだ。それにここ一番という時、例えば昨日のような時には君に頼むことになる。だから今日はロブに譲ってやってくれよ」
重要な時に頼むと言われ、ローズは一瞬表情を緩めた。しかしすぐに不機嫌そうな表情に戻す。
「仕方ないわね。でも、大事な時は私に乗るのよ、分かったわね」
ラントは苦笑しそうになるが、表情を引き締めて頷いている。
出発時間になると、帝都フィンクランの市民たちが宮殿前に集まってきた。
「「ラント陛下、万歳!」」
市民たちは前日の空中戦での圧倒的な勝利を目の当たりにし、ラントへの忠誠が更に強くなっていた。
これは聖獣王ダランや護樹女王エスクら、内政担当者たちも同様で、ラントの考えたプランの実行を更に推進しようと心に誓っている。
「お気をつけていってらっしゃいませ」とエスクが潤んだ目で告げる。
「分かっているよ。安全第一でやるつもりだ」
ダランたちも見送りに来ており、ラントは彼らに手を振りながら、出発を命じた。
「出発せよ!」
まず護衛であるアークグリフォン隊三百が離陸する。そして、ラントたちが離陸した後、捕虜である竜騎士たちが飛び立っていく。
アークグリフォン隊とラントたちが捕虜たちの後方の上空に位置し、不審な動きがあれば直ちに対応できる態勢を取った。
もっともこの配慮はほとんど意味がなかった。
飛竜騎士団は前日の敗戦で完全に心が折れており、抵抗する気力など全く残っていなかったのだ。
移動は順調で、三時間ほどで目的地であるサウスネヴィス城に到着する。
そこには天翔兵団の兵団長、神龍王アルビンが待っていた。前日、予定より遅れることと、捕虜を連れていくため、護衛を回すように伝令が送られていたためだ。
アルビンら天翔兵団は海沿いの町を攻略した直後だったが、魔帝であるラントを出迎えるために僅かな兵力だけを残し、急いで迎えに来たのだ。
「俺が町の攻略などという、詰まらぬ仕事をしている間に、自分だけ楽しんだようだな」
アルビンがラントに苦情めいたことを言った。
「楽しんだと言われてもな」とラントは苦笑する。
「まあ、君が必要なほどの敵じゃなかったことは確かだ。それに君たちが出てくれば、彼らは戦わずして撤退しただろう。それは分かっているのだろ?」
そう言ってラントは、エンシェントドラゴンたちを見て慌てている捕虜たちに視線を向ける。
「確かにそうだな」と言ってアルビンはニヤリと笑う。
アルビンは飛竜騎士団の捕虜が来ると聞き、あえて同族たちに龍形態を取らせていた。
竜騎士たちは初めて見るエンシェントドラゴンの群れに圧倒されただけでなく、騎竜であるワイバーンたちが怯え、それを抑えるのに必死だったのだ。
捕虜の一人、騎士団長であるマッキンレーは百体ものエンシェントドラゴンの姿を目の当たりにし、自分たちがどれほど無謀な戦いを挑もうとしていたのかと茫然となっていた。
(あの圧倒的な存在に立ち向かうなど、あり得ぬ……)
マッキンレーはエンシェントドラゴンたちがラントに対し、恭しく頭を下げている様子を見て、更に思いを強くする。
(魔帝ラントをあれほど敬っているということは、彼自身の戦闘力がドラゴンたちを大きく上回っているのだろう。それだけでも脅威だが、未来予知に近い特殊な能力を持っているのだ。我が国が亡ぶ未来しか見えぬ……早急にこのことを陛下にお伝えし、帝国と事を構えぬよう説得しなければならん……)
マッキンレーは解放後、すぐに本国へ帰還すると心の中で誓っていた。
翌日、ラントたちがテスジャーザに到着すると、出発前に比べ、町はずいぶんきれいになっていた。
出迎えた天魔女王アギーにラントはそのことを聞いてみた。
「僅か数日でここまできれいになるとは思わなかったな」
その言葉にアギーは怪しい笑みを浮かべて答えていく。
「捕虜たちが思った以上に働いてくれましたわ。本当に献身的に」
ラントはアギーの表情に少し引っかかるものを感じた。
「暗黒魔法を使って精神操作をしたんじゃないだろうな?」
「そのような無粋なことは致しませんわ。鬼神王殿や巨神王殿に言葉を掛けていただいただけです。もちろん命令していただいたわけではなく、あくまで自主的に頑張ってほしいと言ってほしいとお願いしただけですわ」
そこでラントは何となく察した。
(強面のゴインと巨体のタレットを捕虜の前に立たせて見た目で脅したんだろうな。言葉が通じないんだから、捕虜たちは余計に恐ろしかったんだろう。通訳であるダフから話を聞くことになるから、ダフが何か言ったのかもしれないな……)
それ以上突っ込むことはせず、不在の間の報告を受ける。
「陛下がお探しの聖堂騎士団のペルノ・シーバスなる者は未だに見つかっておりません。恐らく回収した死体の中に紛れているのでしょうが」
「そうか……了解した。これ以上の捜索は不要だ。シーバスが生き残っているという前提で作戦を立てる」
ラントはシーバスの指揮能力を危険視していたが、四日経っても見つからないことで捜索を諦めた。
「申し訳ございません」とアギーは謝罪する。
「謝罪は不要だ。それより王国軍の動きがどうなっているか教えてくれ」
「王国軍はカイラングロースを通過し、聖都に向かっています。避難民たちは疲れたのか、カイラングロースに留まっております。住民たちの大半も残ることにしたようですわ」
「住民が残るか……王国軍がナイダハレルで住民を殺したことが伝わったのか?」
「そのようですわ。諜報員からは王国軍に対して強い不信感を抱いていると報告がありました。それにテスジャーザで解放した捕虜たちもカイラングロースに到着しております。彼らの口から徐々に帝国の恐ろしさが伝わりつつあるとの報告も上がってきましたわ」
ラントが仕掛けた謀略、市民たちの王国政府に対する不信感を煽る作戦が成果を見せつつあった。
帝国が住民の生命・財産を保護する一方、王国政府はテスジャーザの市民を強制的に避難させ、財産を放棄させている。
城壁に守られたテスジャーザですら放棄したことから、王国は防壁のないカイラングロースではなく、聖都ストウロセスに戦力を集中させることを決めた。
王国が町を守る気がないと知ったカイラングロースの市民たちは、帝国に抵抗することなく、大人しく降伏する方がよいと判断した。
また、王国軍も避難民を受け入れることは籠城戦で不利になると考え、降伏を黙認している。
「聖都の情報は入っているか?」
「聖都でも問題は起きているようですわ。ロセス神兵隊なる組織が罪のないナイダハレルの住民を虐殺したという噂で持ちきりです。聖職者の一部が聖王に対して抗議を行い、投獄されました。そのことで市民たちの不安が更に大きくなっているとのことでしたわ」
「では頃合いだな。明日の朝、聖都に向けて進攻を開始する」
ラントはテスジャーザから聖都ストウロセスに向けて軍を進めることを決めた。
ラントは神聖ロセス王国のテスジャーザに向かうべく、騎獣であるアークグリフォンのロバートに乗った。
ロバートに乗ると言った後、騎龍であるエンシェントドラゴンのローズが不機嫌そうな顔で文句を言ってきた。
「どうして私じゃないのよ」
ラントはそれに軽い感じで答える。
「君だけが私の翼じゃないんだ。それにここ一番という時、例えば昨日のような時には君に頼むことになる。だから今日はロブに譲ってやってくれよ」
重要な時に頼むと言われ、ローズは一瞬表情を緩めた。しかしすぐに不機嫌そうな表情に戻す。
「仕方ないわね。でも、大事な時は私に乗るのよ、分かったわね」
ラントは苦笑しそうになるが、表情を引き締めて頷いている。
出発時間になると、帝都フィンクランの市民たちが宮殿前に集まってきた。
「「ラント陛下、万歳!」」
市民たちは前日の空中戦での圧倒的な勝利を目の当たりにし、ラントへの忠誠が更に強くなっていた。
これは聖獣王ダランや護樹女王エスクら、内政担当者たちも同様で、ラントの考えたプランの実行を更に推進しようと心に誓っている。
「お気をつけていってらっしゃいませ」とエスクが潤んだ目で告げる。
「分かっているよ。安全第一でやるつもりだ」
ダランたちも見送りに来ており、ラントは彼らに手を振りながら、出発を命じた。
「出発せよ!」
まず護衛であるアークグリフォン隊三百が離陸する。そして、ラントたちが離陸した後、捕虜である竜騎士たちが飛び立っていく。
アークグリフォン隊とラントたちが捕虜たちの後方の上空に位置し、不審な動きがあれば直ちに対応できる態勢を取った。
もっともこの配慮はほとんど意味がなかった。
飛竜騎士団は前日の敗戦で完全に心が折れており、抵抗する気力など全く残っていなかったのだ。
移動は順調で、三時間ほどで目的地であるサウスネヴィス城に到着する。
そこには天翔兵団の兵団長、神龍王アルビンが待っていた。前日、予定より遅れることと、捕虜を連れていくため、護衛を回すように伝令が送られていたためだ。
アルビンら天翔兵団は海沿いの町を攻略した直後だったが、魔帝であるラントを出迎えるために僅かな兵力だけを残し、急いで迎えに来たのだ。
「俺が町の攻略などという、詰まらぬ仕事をしている間に、自分だけ楽しんだようだな」
アルビンがラントに苦情めいたことを言った。
「楽しんだと言われてもな」とラントは苦笑する。
「まあ、君が必要なほどの敵じゃなかったことは確かだ。それに君たちが出てくれば、彼らは戦わずして撤退しただろう。それは分かっているのだろ?」
そう言ってラントは、エンシェントドラゴンたちを見て慌てている捕虜たちに視線を向ける。
「確かにそうだな」と言ってアルビンはニヤリと笑う。
アルビンは飛竜騎士団の捕虜が来ると聞き、あえて同族たちに龍形態を取らせていた。
竜騎士たちは初めて見るエンシェントドラゴンの群れに圧倒されただけでなく、騎竜であるワイバーンたちが怯え、それを抑えるのに必死だったのだ。
捕虜の一人、騎士団長であるマッキンレーは百体ものエンシェントドラゴンの姿を目の当たりにし、自分たちがどれほど無謀な戦いを挑もうとしていたのかと茫然となっていた。
(あの圧倒的な存在に立ち向かうなど、あり得ぬ……)
マッキンレーはエンシェントドラゴンたちがラントに対し、恭しく頭を下げている様子を見て、更に思いを強くする。
(魔帝ラントをあれほど敬っているということは、彼自身の戦闘力がドラゴンたちを大きく上回っているのだろう。それだけでも脅威だが、未来予知に近い特殊な能力を持っているのだ。我が国が亡ぶ未来しか見えぬ……早急にこのことを陛下にお伝えし、帝国と事を構えぬよう説得しなければならん……)
マッキンレーは解放後、すぐに本国へ帰還すると心の中で誓っていた。
翌日、ラントたちがテスジャーザに到着すると、出発前に比べ、町はずいぶんきれいになっていた。
出迎えた天魔女王アギーにラントはそのことを聞いてみた。
「僅か数日でここまできれいになるとは思わなかったな」
その言葉にアギーは怪しい笑みを浮かべて答えていく。
「捕虜たちが思った以上に働いてくれましたわ。本当に献身的に」
ラントはアギーの表情に少し引っかかるものを感じた。
「暗黒魔法を使って精神操作をしたんじゃないだろうな?」
「そのような無粋なことは致しませんわ。鬼神王殿や巨神王殿に言葉を掛けていただいただけです。もちろん命令していただいたわけではなく、あくまで自主的に頑張ってほしいと言ってほしいとお願いしただけですわ」
そこでラントは何となく察した。
(強面のゴインと巨体のタレットを捕虜の前に立たせて見た目で脅したんだろうな。言葉が通じないんだから、捕虜たちは余計に恐ろしかったんだろう。通訳であるダフから話を聞くことになるから、ダフが何か言ったのかもしれないな……)
それ以上突っ込むことはせず、不在の間の報告を受ける。
「陛下がお探しの聖堂騎士団のペルノ・シーバスなる者は未だに見つかっておりません。恐らく回収した死体の中に紛れているのでしょうが」
「そうか……了解した。これ以上の捜索は不要だ。シーバスが生き残っているという前提で作戦を立てる」
ラントはシーバスの指揮能力を危険視していたが、四日経っても見つからないことで捜索を諦めた。
「申し訳ございません」とアギーは謝罪する。
「謝罪は不要だ。それより王国軍の動きがどうなっているか教えてくれ」
「王国軍はカイラングロースを通過し、聖都に向かっています。避難民たちは疲れたのか、カイラングロースに留まっております。住民たちの大半も残ることにしたようですわ」
「住民が残るか……王国軍がナイダハレルで住民を殺したことが伝わったのか?」
「そのようですわ。諜報員からは王国軍に対して強い不信感を抱いていると報告がありました。それにテスジャーザで解放した捕虜たちもカイラングロースに到着しております。彼らの口から徐々に帝国の恐ろしさが伝わりつつあるとの報告も上がってきましたわ」
ラントが仕掛けた謀略、市民たちの王国政府に対する不信感を煽る作戦が成果を見せつつあった。
帝国が住民の生命・財産を保護する一方、王国政府はテスジャーザの市民を強制的に避難させ、財産を放棄させている。
城壁に守られたテスジャーザですら放棄したことから、王国は防壁のないカイラングロースではなく、聖都ストウロセスに戦力を集中させることを決めた。
王国が町を守る気がないと知ったカイラングロースの市民たちは、帝国に抵抗することなく、大人しく降伏する方がよいと判断した。
また、王国軍も避難民を受け入れることは籠城戦で不利になると考え、降伏を黙認している。
「聖都の情報は入っているか?」
「聖都でも問題は起きているようですわ。ロセス神兵隊なる組織が罪のないナイダハレルの住民を虐殺したという噂で持ちきりです。聖職者の一部が聖王に対して抗議を行い、投獄されました。そのことで市民たちの不安が更に大きくなっているとのことでしたわ」
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