79 / 134
第三章「聖都攻略編」
第六話「聖都の混乱」
しおりを挟む
時は五月十二日に遡る。
聖都ストウロセスの大聖堂にナイダハレルでの情報が届けられた。
情報を運んできたのはテスジャーザに駐屯していた天馬騎士で、聖王を前にして緊張しながら報告していく。
「シーバス卿はロセス神兵隊をナイダハレルに潜入させ、住民を犠牲にすることで魔帝ラントの周囲から護衛を減らし、勇者ロイグ殿に奇襲させる作戦を開始されました。しかしながら、奇襲は失敗に終わりました。そのため、シーバス卿はテスジャーザで迎え撃つことを決められ、住民たちを避難させた上で、大規模な罠を設置するとのことです」
聖王マグダレーン十八世は報告を聞くと、怒りを抑えながら天馬騎士に確認する。
「勇者ロイグはどうなったのだ?」
「無事脱出されたようです。奇襲の後に魔族が大規模な捜索を行ったようですが、勇者殿を見つけることができず、捜索を諦めました。ただ、私がテスジャーザを発つ時点では勇者殿の行方は不明のままでした」
「勇者については分かった」と聖王は低い声で言った後、目の前の執務用の豪華な机をバン!と平手で叩く。
その音に天馬騎士はビクッと肩を揺らすが、声を上げることは耐えた。
「シーバスは何をしておるのだ! 勇者を投入したにもかかわらず、魔帝を討ち取り損ねるとは! テスジャーザを防衛しろと命じたが、罠に使ってよいとは言っておらん!」
天馬騎士はその怒りに答えようがなく、嵐が過ぎるのを待つしかなかった。
「シーバスに作戦の撤回を命じよ! テスジャーザは何としてでも死守するのだ!」
天馬騎士は頭を下げると、その場から立ち去った。
残ったのは聖王の他に腹心である枢機卿のフェルディ、大司教のレダイグ、聖女のクーリーだ。
「シーバスは思ったより使えませんでしたな」とフェルディが言うと、レダイグも同調するように頷く。
「それにしても勇者ロイグは何をしているのだ! 奴のためにお膳立てしたのにしくじるとは!」
聖王が勇者に対する怒りを爆発させる。
「生き延びたことだけは確かなようですわ。新たな勇者が生まれておりませんから」
聖都には勇者候補が揃っており、勇者が死亡すれば新たな勇者が生まれるため、すぐに分かる。
「恐らくここに戻ろうとしているところでしょうな。ただ、街道は魔族に抑えられているでしょうから、時間が掛かっているのでしょう」
レダイグがそう言うと、フェルディがフンと鼻を鳴らす。
「奴のことだ。我々の苦労など考えもせず、女どもと道草を食っているのだろう」
「勇者のことはともかく、防衛計画を見直さねばなりませんわ」とクーリーが話題を変える。
「確かにそうだな。先ほどの命令は取り消さねばならん。今更作戦を取りやめても防衛は不可能だ」
聖王は冷静さを取り戻し、シーバスへの命令を撤回した。
「だが、義勇兵の一部とカダム連合の援軍が戻ってくるとは言え、圧倒的な力を誇る魔族をどうやって迎え撃つべきか。誰かよい考えはないか?」
聖王の問いにレダイグが発言する。
「冒険者たちを招集してはいかがでしょうか。戻ってきた勇者と共に魔族軍に奇襲を掛けさせれば、魔帝を倒すことも可能ではないかと」
冒険者とは迷宮に潜る者たちのことで、上級冒険者と呼ばれる者たちは勇者に匹敵するほどの戦闘力を持つ。
「冒険者か……悪くはないが、奴らが素直に余の命令に従うのか疑問がある。それに奴らは集団での戦いに慣れておらぬ。使い物になるのか甚だ疑問だ」
聖王の言葉にレダイグは答えていく。
「召集に関して言えば、褒賞と栄誉を餌にすれば、必ずや乗ってくるでしょう」
「褒賞と栄誉か……具体的には何を与えるのだ?」
「成功報酬として聖剣などの武器と名誉男爵程度の爵位、現金一万ポンド程度で充分かと」
一万ロセスポンドは日本円で一億六千万円ほどの価値となる。
「一万ポンドだと! 冒険者がどの程度召集に応じるか分からんのだ。どれほどの金が必要になることか……」
フェルディがそう言って嘆息する。
「あくまで成功報酬です。生き残らなければ渡す必要はありません」とレダイグは酷薄な笑みを浮かべる。
聖王は即座に決断した。
「なるほど。確かに魔帝を狙うのであれば、冒険者が生き残れる可能性は著しく低いな。レダイグ大司教の案を採用しよう」
その後、各迷宮に教会の使者が派遣されることが決まった。
翌日の五月十三日。
聖都では不穏な噂が広がっていた。
ある酒場では商人らしい男が隣に座った職人らしい男に話をしている。
「聖堂騎士団がナイダハレルの住民を殺しているらしいな」
「住民を殺している? 何で聖堂騎士団がそんなことをしなきゃならんのだ?」
「聞いた話じゃ、魔族に降伏した者は背教者として扱われるそうだ……」
しかし、そこで商人は声を潜めて付け加える。
「だから背教者を処分したという話なんだが、それだけじゃないとも聞いたな」
職人はその話に興味を持った。
「他に理由だと?」
「ああ、何でも魔帝って奴は降伏してきた者は自分の国の民と同じに扱うと公言しているらしい。だから、魔帝は住民を守るために兵士を派遣しなくちゃならない。いろんなところで無差別に殺せば、魔族軍は分散せざるを得ない。それを狙っているらしいな」
「背教者を殺して魔族軍を分散させるか……凄いことを考える奴がいるんだな」
職人は素直に感心するが、商人は憤りを見せる。
「だが、背教者と言ったって逃げるに逃げられなかった奴が多いんだ。それに聞いた話じゃ、乳飲み子まで殺されたそうだ」
「乳飲み子まで!」と職人は思わず声を高める。
「お、おい。声を抑えろ」と商人は慌てて職人の口を押える。
「だが、驚くのも無理はないな。俺も初めて聞いた時には同じように声を上げちまったからな。今でもそこまでしなくちゃならんのかって思っているし」
「確かに。勝つためとはいえ酷すぎるな……」
この話はラントの命令により、諜報官である天魔女王アギーの配下の諜報員たちが広めたものだ。この商人もごく弱いものだが、暗示を掛けられて強い憤りを感じていた。
この話は瞬く間に聖都に広がった。
五月十四日には大聖堂に勤める司教クラガンの耳に入った。
彼はトファース教の聖職者にしては珍しく、清貧と相互扶助を掲げる教義に忠実な人物だ。そのため、自身は粗末な法衣を身に纏い、貧しい者や弱者に施しを行っている。
その事実により、聖都では“聖者クラガン”と呼ばれるほどで、司教という比較的低い地位にありながらも、聖都の市民たちから尊敬される存在だった。
また、硬骨漢でもあり、出世争いに興じ、弱者救済に興味を示さない同僚たちを常に批判しており、教団の上位者からは煙たがられていた。しかし、市民の圧倒的な支持により、嫌がらせを受ける程度で済んでいる。
「ロセス神兵隊なる組織が罪のない民たちを殺していると……それも聖王陛下がお命じになったことだと……何と言うことだ! 民を愛することは経典にも明確に記されている……魔帝を倒すためとはいえ、そのような非道が許されるはずがない!」
クラガンは街頭に立ち、聖王とその側近たちを声高に批判した。
「聖王陛下は魔族を討伐するという大義名分の下、ロセス神兵隊なる組織を作り、罪のない者たちの命を奪っております! 確かに魔族は脅威です! ですが、そのために幼い子供の命を奪うことが許されるのでしょうか!……」
クラガンの批判を聞き、聖王は彼を拘束した。
クラガン拘束の情報は瞬く間に聖都に広がった。これは諜報員が意図的に広めたこともあるが、いかにクラガンが市民たちに愛されているかの証でもあった。
市民たちは大聖堂に詰めかけ、クラガンの釈放を訴えた。
聖王とその側近たちはここまで大ごとになるとは思わず、困惑するしかなかった。
聖都ストウロセスの大聖堂にナイダハレルでの情報が届けられた。
情報を運んできたのはテスジャーザに駐屯していた天馬騎士で、聖王を前にして緊張しながら報告していく。
「シーバス卿はロセス神兵隊をナイダハレルに潜入させ、住民を犠牲にすることで魔帝ラントの周囲から護衛を減らし、勇者ロイグ殿に奇襲させる作戦を開始されました。しかしながら、奇襲は失敗に終わりました。そのため、シーバス卿はテスジャーザで迎え撃つことを決められ、住民たちを避難させた上で、大規模な罠を設置するとのことです」
聖王マグダレーン十八世は報告を聞くと、怒りを抑えながら天馬騎士に確認する。
「勇者ロイグはどうなったのだ?」
「無事脱出されたようです。奇襲の後に魔族が大規模な捜索を行ったようですが、勇者殿を見つけることができず、捜索を諦めました。ただ、私がテスジャーザを発つ時点では勇者殿の行方は不明のままでした」
「勇者については分かった」と聖王は低い声で言った後、目の前の執務用の豪華な机をバン!と平手で叩く。
その音に天馬騎士はビクッと肩を揺らすが、声を上げることは耐えた。
「シーバスは何をしておるのだ! 勇者を投入したにもかかわらず、魔帝を討ち取り損ねるとは! テスジャーザを防衛しろと命じたが、罠に使ってよいとは言っておらん!」
天馬騎士はその怒りに答えようがなく、嵐が過ぎるのを待つしかなかった。
「シーバスに作戦の撤回を命じよ! テスジャーザは何としてでも死守するのだ!」
天馬騎士は頭を下げると、その場から立ち去った。
残ったのは聖王の他に腹心である枢機卿のフェルディ、大司教のレダイグ、聖女のクーリーだ。
「シーバスは思ったより使えませんでしたな」とフェルディが言うと、レダイグも同調するように頷く。
「それにしても勇者ロイグは何をしているのだ! 奴のためにお膳立てしたのにしくじるとは!」
聖王が勇者に対する怒りを爆発させる。
「生き延びたことだけは確かなようですわ。新たな勇者が生まれておりませんから」
聖都には勇者候補が揃っており、勇者が死亡すれば新たな勇者が生まれるため、すぐに分かる。
「恐らくここに戻ろうとしているところでしょうな。ただ、街道は魔族に抑えられているでしょうから、時間が掛かっているのでしょう」
レダイグがそう言うと、フェルディがフンと鼻を鳴らす。
「奴のことだ。我々の苦労など考えもせず、女どもと道草を食っているのだろう」
「勇者のことはともかく、防衛計画を見直さねばなりませんわ」とクーリーが話題を変える。
「確かにそうだな。先ほどの命令は取り消さねばならん。今更作戦を取りやめても防衛は不可能だ」
聖王は冷静さを取り戻し、シーバスへの命令を撤回した。
「だが、義勇兵の一部とカダム連合の援軍が戻ってくるとは言え、圧倒的な力を誇る魔族をどうやって迎え撃つべきか。誰かよい考えはないか?」
聖王の問いにレダイグが発言する。
「冒険者たちを招集してはいかがでしょうか。戻ってきた勇者と共に魔族軍に奇襲を掛けさせれば、魔帝を倒すことも可能ではないかと」
冒険者とは迷宮に潜る者たちのことで、上級冒険者と呼ばれる者たちは勇者に匹敵するほどの戦闘力を持つ。
「冒険者か……悪くはないが、奴らが素直に余の命令に従うのか疑問がある。それに奴らは集団での戦いに慣れておらぬ。使い物になるのか甚だ疑問だ」
聖王の言葉にレダイグは答えていく。
「召集に関して言えば、褒賞と栄誉を餌にすれば、必ずや乗ってくるでしょう」
「褒賞と栄誉か……具体的には何を与えるのだ?」
「成功報酬として聖剣などの武器と名誉男爵程度の爵位、現金一万ポンド程度で充分かと」
一万ロセスポンドは日本円で一億六千万円ほどの価値となる。
「一万ポンドだと! 冒険者がどの程度召集に応じるか分からんのだ。どれほどの金が必要になることか……」
フェルディがそう言って嘆息する。
「あくまで成功報酬です。生き残らなければ渡す必要はありません」とレダイグは酷薄な笑みを浮かべる。
聖王は即座に決断した。
「なるほど。確かに魔帝を狙うのであれば、冒険者が生き残れる可能性は著しく低いな。レダイグ大司教の案を採用しよう」
その後、各迷宮に教会の使者が派遣されることが決まった。
翌日の五月十三日。
聖都では不穏な噂が広がっていた。
ある酒場では商人らしい男が隣に座った職人らしい男に話をしている。
「聖堂騎士団がナイダハレルの住民を殺しているらしいな」
「住民を殺している? 何で聖堂騎士団がそんなことをしなきゃならんのだ?」
「聞いた話じゃ、魔族に降伏した者は背教者として扱われるそうだ……」
しかし、そこで商人は声を潜めて付け加える。
「だから背教者を処分したという話なんだが、それだけじゃないとも聞いたな」
職人はその話に興味を持った。
「他に理由だと?」
「ああ、何でも魔帝って奴は降伏してきた者は自分の国の民と同じに扱うと公言しているらしい。だから、魔帝は住民を守るために兵士を派遣しなくちゃならない。いろんなところで無差別に殺せば、魔族軍は分散せざるを得ない。それを狙っているらしいな」
「背教者を殺して魔族軍を分散させるか……凄いことを考える奴がいるんだな」
職人は素直に感心するが、商人は憤りを見せる。
「だが、背教者と言ったって逃げるに逃げられなかった奴が多いんだ。それに聞いた話じゃ、乳飲み子まで殺されたそうだ」
「乳飲み子まで!」と職人は思わず声を高める。
「お、おい。声を抑えろ」と商人は慌てて職人の口を押える。
「だが、驚くのも無理はないな。俺も初めて聞いた時には同じように声を上げちまったからな。今でもそこまでしなくちゃならんのかって思っているし」
「確かに。勝つためとはいえ酷すぎるな……」
この話はラントの命令により、諜報官である天魔女王アギーの配下の諜報員たちが広めたものだ。この商人もごく弱いものだが、暗示を掛けられて強い憤りを感じていた。
この話は瞬く間に聖都に広がった。
五月十四日には大聖堂に勤める司教クラガンの耳に入った。
彼はトファース教の聖職者にしては珍しく、清貧と相互扶助を掲げる教義に忠実な人物だ。そのため、自身は粗末な法衣を身に纏い、貧しい者や弱者に施しを行っている。
その事実により、聖都では“聖者クラガン”と呼ばれるほどで、司教という比較的低い地位にありながらも、聖都の市民たちから尊敬される存在だった。
また、硬骨漢でもあり、出世争いに興じ、弱者救済に興味を示さない同僚たちを常に批判しており、教団の上位者からは煙たがられていた。しかし、市民の圧倒的な支持により、嫌がらせを受ける程度で済んでいる。
「ロセス神兵隊なる組織が罪のない民たちを殺していると……それも聖王陛下がお命じになったことだと……何と言うことだ! 民を愛することは経典にも明確に記されている……魔帝を倒すためとはいえ、そのような非道が許されるはずがない!」
クラガンは街頭に立ち、聖王とその側近たちを声高に批判した。
「聖王陛下は魔族を討伐するという大義名分の下、ロセス神兵隊なる組織を作り、罪のない者たちの命を奪っております! 確かに魔族は脅威です! ですが、そのために幼い子供の命を奪うことが許されるのでしょうか!……」
クラガンの批判を聞き、聖王は彼を拘束した。
クラガン拘束の情報は瞬く間に聖都に広がった。これは諜報員が意図的に広めたこともあるが、いかにクラガンが市民たちに愛されているかの証でもあった。
市民たちは大聖堂に詰めかけ、クラガンの釈放を訴えた。
聖王とその側近たちはここまで大ごとになるとは思わず、困惑するしかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
祈りの果てに ― 無限の箱庭で笑う者 ―
酒の飲めない飲んだくれ
ファンタジー
俺は一度、終わりを迎えた。
でも――もう一度だけ、生きてみようと思った。
女神に導かれ、空の海を旅する青年。
特別な船と、「影」の船員たちと共に、無限の空を渡る。
絶望の果てに与えられた“過剰な恩恵”。
それは、ひとりの女神の「願い」から生まれたものだった。
彼の旅路はやがて、女神の望みそのものを問い直す。
――絶望の果て、その先から始まる、再生のハイファンタジー戦記。
その歩みが世界を、そして自分自身を変えていく。
これは、ただの俺の旅の物語。
『祈りの果てに ― 無限の箱庭で笑う者 ―』
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる