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第七部:「謀略と怨讐の宇宙(そら)」
第四十三話
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アルビオン王国外交使節団の特使代理、グラエム・グリースバック伯爵はリーフ級スループ艦、プラムリーフ67の士官室で一人嗚咽を漏らしていた。
(私は何と愚かなことをしてしまったのだろうか……父上に言われた通りにしておけば、こんなことにはならなかった……)
彼の父、先代のグリースバック伯爵であるダドリー・グリースバックは優秀な外交官であった。また、ノースブルックの能力を高く評価し、いち早く支持した先見性のある政治家でもある。
ダドリーは外交の責任者、外務卿となり、彼の代でグリースバック家は子爵から伯爵に陞爵した。
順風満帆に思えたが、ダドリーは一年ほど前、五十代後半という年齢で難病を発症し、自分に残された時間が短いことを知る。失意の中、彼は息子であるグラエムに伯爵家を相続させた。
ダドリーは息子の能力が平凡であり、外交官に必要な臨機応変さや洞察力を持っていないことを理解していた。しかし、ダドリーには選択肢がなかった。彼には既に別の家に嫁いだ二人の娘の他にはグラエムしかいなかったのだ。
ダドリーはこのままであれば、息子が相続する際、伯爵から子爵に降爵すると確信していた。それを阻止するため、息子に一度でいいから大きな手柄を立てさせ、政治家への道を開こうと画策する。
政治家であれば、ダドリーを支えた優秀なスタッフが多数残っている。自分の息子という知名度があれば、無能な息子でも下院議員になり、ノースブルックの派閥に入ることで伯爵位を維持することができるだろうと考えたのだ。
そのため、彼はノースブルックに無理を言い、外交使節団の副団長にねじ込むと、息子に対しては次のような指示を出していた。
『お前が帝国と交渉することになったら、コリングウッドに意見を求めろ。彼のこれまでの行動を見る限り、政治家や外交官としての素質がある。あの者の考えを積極的に取り入れ、その功績を自らのものにするのだ』
その時、グリースバックは団長であるテオドール・パレンバーグ伯爵がいる限り、自分が交渉の主役になることはないと考えていた。
そのことを正直に話すと、ダドリーは小さく首を横に振った。
『何が起きるかは誰にも分からん。だが、そうなった時に対応できるよう準備しておくのだ』
彼は父の言葉を一般的な助言と考えていたが、その後、ヤシマでパレンバーグが倒れ、彼が外交使節団を率いることになった。
彼は気づいていないが、パレンバーグが倒れたのはダドリーの差し金だった。
ダドリーは自ら築き上げた人脈を使ってヤシマの裏社会の者を雇い、パレンバーグを排除することにしたのだ。
証拠を残すような下手は打っていないものの、それまでのダドリーであれば、このような愚かともいえる冒険はしなかっただろう。政界の重鎮と呼ばれるほどまでに上り詰めるためには慎重さは必須であるためだ。
しかし、息子グラエムとグリースバック伯爵家の今後への不安に加え、進行する病による判断力の低下により、ダドリーは危険な賭けに出た。幸いなことにパレンバーグの排除に成功しただけでなく、ダドリーに繋がる証拠は今のところ見つかっていない。
グリースバックは父親の博打によって特使代理という地位に就いたが、それを偶然だと思っていたため、父の言葉に応えることはなかった。
彼はクリフォードに対し、以前から強い劣等感を抱いており、ダドリーの指示とは正反対の行動に出てしまう。
(あの頃の私は完全に舞い上がっていた。自らがトップとなってすべてを取り仕切ったのは初めてだった。それでも不安はなかった。交渉自体は難しいものではないし、危険もほとんどない任務だと思っていたからだ。だから、ヤシマの者たちが私に接近してくるのも当然だと思っていたんだ……)
グリースバックは今回の任務を非常に軽く考えていた。
ストリボーグに行き、藩王ニコライ十五世と面談するだけで、何ら約束を取り付ける必要はないと認識していたのだ。
本来であれば、ニコライを動かすべく、様々な条件を出して交渉に当たる必要があるのだが、洞察力がない彼にはそのことが理解できなかった。
また、ヤシマでパレンバーグが倒れ、彼が特使代理となった後、ヤシマの政治家や商人たちが彼に積極的にアプローチを掛けてきた。
そのほとんどがグラエム・グリースバックという人物が、外交官として今後どの程度の地位に上がるかを見定めようとする者たちだった。当然、将来のことを考え、彼を持ち上げるような言動が多かった。
更にヤシマの商人の中にはゾンファ共和国の工作員も多数含まれていた。そして、工作員たちは他の者に輪をかけて彼を褒め称え、接待を繰り返した。それだけではなく、金品や美術品などを多数贈っていた。
それまで偉大な政治家であり外交官であった父に対する劣等感に苛まれていたグリースバックは、工作員たちの見え透いたおだてに簡単に乗せられてしまった。
そして、クリフォードに断りを入れることなく、ヤシマ商船に偽装したゾンファの通商破壊艦の同行を許可してしまう。更に悪いことに、そのことを公文書として残してしまった。
(どうしてもう少し慎重にならなかったんだろうか……あのヤシマの商社の支店長は信用できそうだと思ったんだが……今思えば不自然なことが多い気がする。なんて馬鹿なことをしてしまったんだろう……)
グリースバックに接触してきた商社の支店長から何度か接待を受け、少なくない賄賂を受け取っていた。また、友好国であるヤシマの民間船を守るという行為が自由星系国家連合の政治家の心証を良くし、今後の外交で有利に働くという話に乗ってしまう。
冷静に考えれば、危機に陥っている商船を助けたのならともかく、儲けのために危険を冒す民間船の同行を認めたところで、賞賛を受けるはずはない。
クリフォードへの反発からその程度のことすら理解できなくなっていたのだ。
過去の自分を責めながら彼に与えられた部屋に閉じこもっていたが、艦長であるライアン・エルウッド少佐がやってきた。
「戦隊指揮官代行のラングフォード中佐からお話があるそうです。すぐに艦長室に来ていただきたい」
「ラングフォード中佐が話? この私に何の話があるというのだ……」
「内容は伺っておりません」
失意のどん底にあるグリースバックに対し、エルウッドは全く同情していなかった。彼がクリフォードに協力的ならこれほど危機的な状況に陥ることはなかったと思っているためだ。
グリースバックは仕方なくエルウッドに案内されるまま、艦長室に入った。
すぐに艦長用の回線が開かれ、厳しい表情をしたサミュエルが映し出される。その表情にグリースバックは怯え、目を逸らしてしまった。
『特使代理殿に協力していただきたいことがある』
「協力? 私のようなものにできることがあるとは思えんが」
『ストリボーグでの交渉について、小官に権限を委譲していただきたい』
サミュエルの申し出は非常識なことで、頭が回らないグリースバックでもその異常さに気づく。
「軍人である君が我が国の代表として交渉するというのかね? そのようなことは首相や外務卿でなければできるはずがない」
今回の外交使節団が政府の代表として正式な交渉権を持つことは、内閣によって決定されている。
軍人であるサミュエルが国民によって選ばれた内閣の承認なく、外交政策に関わる特使に代わることは文民統制の観点から問題がある。
『あなたの権限でそれを行ってくれればいい』
「そのようなことは不可能だ! 私にそんな権限はない!」
グリースバックでもサミュエルが無茶なことを言っていることは分かり、強く反発する。
『あなたをスパイ容疑、いや王国軍に対する破壊工作容疑で即時処刑することも可能だが、それでも反対するというのか』
サミュエルは氷のような冷たい視線で見つめながら平板な声で脅す。
「わ、私を処刑だと……」
『現在、当戦隊は紛争地域で戦闘状態にある。小官は当該宙域の最上位士官として、王国の安全のため民間人を含むすべての王国民に対し、命令する権限を有している。この権限については議論の余地はない』
その言葉でグリースバックは更に怯えた。サミュエルが言っていることは極端ではあるが、偽りではない。
艦隊司令部から遠く離れた作戦地域において、指揮官には大きな権限が付与されている。実際に行うかどうかは別として、簡易裁判による処刑も理論上は可能だった。但し、実際にそれを行えば、帰国した際、サミュエル自身が罪に問われることは確実で冷静に考えればあり得ないと分かる。
しかし、グリースバックは自らが武装商船を引き入れ、現在の不利な状況を作ったことを認識しており、自ら作成した公文書という証拠もあったため、処刑されると思い込んでしまう。
「……い、嫌だ! 死にたくない!」
『今回の戦闘で少なくとも二十五名の戦死者を出している。あなたが愚かな行為をしなければ死ぬことはなかった。彼らも死にたくはなかったはずだ……』
その言葉にグリースバックは凍り付く。
それに構わず、サミュエルは話を続けていく。
『……ではこうしよう。あなたは特使代理のまま、交渉の場に出る。小官はその場にオブザーバーとして出席し、そこでストリボーグ藩王と話をする。小官の言葉をあなたが承認すれば、何も問題はないはずだ』
「わ、分かった! 中佐の提案を飲む!」
『よろしい。では、後ほど我がグラスゴー451に移動していただく。ストリボーグに移動する時間を使って、今後のことを相談したいためだ』
サミュエルは中佐に過ぎない自分では藩王との交渉に不利になると考えた。しかし、グリースバックだけではまともな交渉ができず、祖国に不利になるだけでなく、クリフォードたちの命を危うくする可能性すらあると思っている。
そのため、本来の彼なら行わないような稚拙な脅しを使ってグリースバックを追い詰め、交渉の場に就くことを強引に約束させた。
また、ストリボーグまでは半月以上掛かるため、その間に心変わりされることを恐れ、自分の艦に移動させ、脅し続けるつもりでいる。
サミュエル個人としてはこのような手段はとりたくなかったが、戦隊参謀であるクリスティーナ・オハラ中佐と話し合った結果、最も効果的な手段を選ぶことにしたのだ。
グリースバックはプラムリーフからグラスゴーに移送された。
(私は何と愚かなことをしてしまったのだろうか……父上に言われた通りにしておけば、こんなことにはならなかった……)
彼の父、先代のグリースバック伯爵であるダドリー・グリースバックは優秀な外交官であった。また、ノースブルックの能力を高く評価し、いち早く支持した先見性のある政治家でもある。
ダドリーは外交の責任者、外務卿となり、彼の代でグリースバック家は子爵から伯爵に陞爵した。
順風満帆に思えたが、ダドリーは一年ほど前、五十代後半という年齢で難病を発症し、自分に残された時間が短いことを知る。失意の中、彼は息子であるグラエムに伯爵家を相続させた。
ダドリーは息子の能力が平凡であり、外交官に必要な臨機応変さや洞察力を持っていないことを理解していた。しかし、ダドリーには選択肢がなかった。彼には既に別の家に嫁いだ二人の娘の他にはグラエムしかいなかったのだ。
ダドリーはこのままであれば、息子が相続する際、伯爵から子爵に降爵すると確信していた。それを阻止するため、息子に一度でいいから大きな手柄を立てさせ、政治家への道を開こうと画策する。
政治家であれば、ダドリーを支えた優秀なスタッフが多数残っている。自分の息子という知名度があれば、無能な息子でも下院議員になり、ノースブルックの派閥に入ることで伯爵位を維持することができるだろうと考えたのだ。
そのため、彼はノースブルックに無理を言い、外交使節団の副団長にねじ込むと、息子に対しては次のような指示を出していた。
『お前が帝国と交渉することになったら、コリングウッドに意見を求めろ。彼のこれまでの行動を見る限り、政治家や外交官としての素質がある。あの者の考えを積極的に取り入れ、その功績を自らのものにするのだ』
その時、グリースバックは団長であるテオドール・パレンバーグ伯爵がいる限り、自分が交渉の主役になることはないと考えていた。
そのことを正直に話すと、ダドリーは小さく首を横に振った。
『何が起きるかは誰にも分からん。だが、そうなった時に対応できるよう準備しておくのだ』
彼は父の言葉を一般的な助言と考えていたが、その後、ヤシマでパレンバーグが倒れ、彼が外交使節団を率いることになった。
彼は気づいていないが、パレンバーグが倒れたのはダドリーの差し金だった。
ダドリーは自ら築き上げた人脈を使ってヤシマの裏社会の者を雇い、パレンバーグを排除することにしたのだ。
証拠を残すような下手は打っていないものの、それまでのダドリーであれば、このような愚かともいえる冒険はしなかっただろう。政界の重鎮と呼ばれるほどまでに上り詰めるためには慎重さは必須であるためだ。
しかし、息子グラエムとグリースバック伯爵家の今後への不安に加え、進行する病による判断力の低下により、ダドリーは危険な賭けに出た。幸いなことにパレンバーグの排除に成功しただけでなく、ダドリーに繋がる証拠は今のところ見つかっていない。
グリースバックは父親の博打によって特使代理という地位に就いたが、それを偶然だと思っていたため、父の言葉に応えることはなかった。
彼はクリフォードに対し、以前から強い劣等感を抱いており、ダドリーの指示とは正反対の行動に出てしまう。
(あの頃の私は完全に舞い上がっていた。自らがトップとなってすべてを取り仕切ったのは初めてだった。それでも不安はなかった。交渉自体は難しいものではないし、危険もほとんどない任務だと思っていたからだ。だから、ヤシマの者たちが私に接近してくるのも当然だと思っていたんだ……)
グリースバックは今回の任務を非常に軽く考えていた。
ストリボーグに行き、藩王ニコライ十五世と面談するだけで、何ら約束を取り付ける必要はないと認識していたのだ。
本来であれば、ニコライを動かすべく、様々な条件を出して交渉に当たる必要があるのだが、洞察力がない彼にはそのことが理解できなかった。
また、ヤシマでパレンバーグが倒れ、彼が特使代理となった後、ヤシマの政治家や商人たちが彼に積極的にアプローチを掛けてきた。
そのほとんどがグラエム・グリースバックという人物が、外交官として今後どの程度の地位に上がるかを見定めようとする者たちだった。当然、将来のことを考え、彼を持ち上げるような言動が多かった。
更にヤシマの商人の中にはゾンファ共和国の工作員も多数含まれていた。そして、工作員たちは他の者に輪をかけて彼を褒め称え、接待を繰り返した。それだけではなく、金品や美術品などを多数贈っていた。
それまで偉大な政治家であり外交官であった父に対する劣等感に苛まれていたグリースバックは、工作員たちの見え透いたおだてに簡単に乗せられてしまった。
そして、クリフォードに断りを入れることなく、ヤシマ商船に偽装したゾンファの通商破壊艦の同行を許可してしまう。更に悪いことに、そのことを公文書として残してしまった。
(どうしてもう少し慎重にならなかったんだろうか……あのヤシマの商社の支店長は信用できそうだと思ったんだが……今思えば不自然なことが多い気がする。なんて馬鹿なことをしてしまったんだろう……)
グリースバックに接触してきた商社の支店長から何度か接待を受け、少なくない賄賂を受け取っていた。また、友好国であるヤシマの民間船を守るという行為が自由星系国家連合の政治家の心証を良くし、今後の外交で有利に働くという話に乗ってしまう。
冷静に考えれば、危機に陥っている商船を助けたのならともかく、儲けのために危険を冒す民間船の同行を認めたところで、賞賛を受けるはずはない。
クリフォードへの反発からその程度のことすら理解できなくなっていたのだ。
過去の自分を責めながら彼に与えられた部屋に閉じこもっていたが、艦長であるライアン・エルウッド少佐がやってきた。
「戦隊指揮官代行のラングフォード中佐からお話があるそうです。すぐに艦長室に来ていただきたい」
「ラングフォード中佐が話? この私に何の話があるというのだ……」
「内容は伺っておりません」
失意のどん底にあるグリースバックに対し、エルウッドは全く同情していなかった。彼がクリフォードに協力的ならこれほど危機的な状況に陥ることはなかったと思っているためだ。
グリースバックは仕方なくエルウッドに案内されるまま、艦長室に入った。
すぐに艦長用の回線が開かれ、厳しい表情をしたサミュエルが映し出される。その表情にグリースバックは怯え、目を逸らしてしまった。
『特使代理殿に協力していただきたいことがある』
「協力? 私のようなものにできることがあるとは思えんが」
『ストリボーグでの交渉について、小官に権限を委譲していただきたい』
サミュエルの申し出は非常識なことで、頭が回らないグリースバックでもその異常さに気づく。
「軍人である君が我が国の代表として交渉するというのかね? そのようなことは首相や外務卿でなければできるはずがない」
今回の外交使節団が政府の代表として正式な交渉権を持つことは、内閣によって決定されている。
軍人であるサミュエルが国民によって選ばれた内閣の承認なく、外交政策に関わる特使に代わることは文民統制の観点から問題がある。
『あなたの権限でそれを行ってくれればいい』
「そのようなことは不可能だ! 私にそんな権限はない!」
グリースバックでもサミュエルが無茶なことを言っていることは分かり、強く反発する。
『あなたをスパイ容疑、いや王国軍に対する破壊工作容疑で即時処刑することも可能だが、それでも反対するというのか』
サミュエルは氷のような冷たい視線で見つめながら平板な声で脅す。
「わ、私を処刑だと……」
『現在、当戦隊は紛争地域で戦闘状態にある。小官は当該宙域の最上位士官として、王国の安全のため民間人を含むすべての王国民に対し、命令する権限を有している。この権限については議論の余地はない』
その言葉でグリースバックは更に怯えた。サミュエルが言っていることは極端ではあるが、偽りではない。
艦隊司令部から遠く離れた作戦地域において、指揮官には大きな権限が付与されている。実際に行うかどうかは別として、簡易裁判による処刑も理論上は可能だった。但し、実際にそれを行えば、帰国した際、サミュエル自身が罪に問われることは確実で冷静に考えればあり得ないと分かる。
しかし、グリースバックは自らが武装商船を引き入れ、現在の不利な状況を作ったことを認識しており、自ら作成した公文書という証拠もあったため、処刑されると思い込んでしまう。
「……い、嫌だ! 死にたくない!」
『今回の戦闘で少なくとも二十五名の戦死者を出している。あなたが愚かな行為をしなければ死ぬことはなかった。彼らも死にたくはなかったはずだ……』
その言葉にグリースバックは凍り付く。
それに構わず、サミュエルは話を続けていく。
『……ではこうしよう。あなたは特使代理のまま、交渉の場に出る。小官はその場にオブザーバーとして出席し、そこでストリボーグ藩王と話をする。小官の言葉をあなたが承認すれば、何も問題はないはずだ』
「わ、分かった! 中佐の提案を飲む!」
『よろしい。では、後ほど我がグラスゴー451に移動していただく。ストリボーグに移動する時間を使って、今後のことを相談したいためだ』
サミュエルは中佐に過ぎない自分では藩王との交渉に不利になると考えた。しかし、グリースバックだけではまともな交渉ができず、祖国に不利になるだけでなく、クリフォードたちの命を危うくする可能性すらあると思っている。
そのため、本来の彼なら行わないような稚拙な脅しを使ってグリースバックを追い詰め、交渉の場に就くことを強引に約束させた。
また、ストリボーグまでは半月以上掛かるため、その間に心変わりされることを恐れ、自分の艦に移動させ、脅し続けるつもりでいる。
サミュエル個人としてはこのような手段はとりたくなかったが、戦隊参謀であるクリスティーナ・オハラ中佐と話し合った結果、最も効果的な手段を選ぶことにしたのだ。
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