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第四十三話「決戦前夜」
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4月21日の夕方、僕はローザの住む屋敷でメイドのアメリアさんが作った夕食を食べていた。
「そろそろ始まった頃か」とローザが呟くと、アメリアさんが「そのようです。先ほど一度外が騒がしくなりましたので」と答える。
アメリアさんはいつも通りの紺色のメイド服を着ており、エルフらしい真っ白な肌と見事なコントラストを見せている。
僕たちも普段着に着替えており、ここだけ見たら日常だと思ってしまいそうになるが、明日には僕たち3人も魔物暴走で湧き出してくる魔物たちと死闘を繰り広げているはずだ。
明後日の朝を迎えられるか分からない状況だが、思ったほど緊張していない。
「ライル殿は落ち着いているな。某は不安で堪らぬのだが」
「そんなことはないよ。僕だって手が震えてナイフがお皿に当たってカタカタ鳴るくらいなんだから」
「そうおっしゃる割には、テーブルマナーはしっかり守れていますわ」とアメリアさんが笑みを浮かべて指摘する。
「これでも小さい頃から躾けられましたから。会話で動揺しても食器から音を出すようなことは慎むようにと」
「忘れそうになるが、ライル殿は魔導伯家で育ったのだな。今では魔物狩人としか思えぬのだが」
ローザも笑顔が戻っていた。
そんな会話をしながら食事を終える。
明日は朝から迷宮管理事務所に行かなければならないため、早々に2階にある来客用の寝室に向かった。
着替えて寝ようかと思った時、ドアをノックする音が聞こえた。
「ローザだが、少しよいだろうか」
「構わないよ」と言って迎え入れる。
まだ食事の時の服のままで、表情は少し沈んだ感じだ。ラングレーさんたちのことや明日の戦いのことを考えていたのだろう。
「明日は早いのに済まない」
「まだ遅い時間でもないし、僕自身眠れるか自信がなかったから問題ないよ」
できる限り明るく答えるが、彼女に笑顔はない。
彼女に椅子を勧め、僕はベッドに座るが、会話が始まらない。
「不安なのか?」
「うん。父上たちのことや明日のことを考えると、不安で仕方がない」
いつもより幼い感じの口調だ。
「僕も不安だよ。君と一緒に明日の夜を生き延びられるのか、明後日の朝日を見ることができるのかって……」
「私も同じ。明日の深夜にはゴーレムやオーガが出てくる。その後は父上たちが苦戦しているアンデッドや悪魔……私が戦えるとは思えない……」
いつもの“某”ではなく、“私”と言っている。口調も若い女性らしい感じで、これが彼女の素の話し方なのだろう。
「僕が必ず守る。ここにいる人がみんな死んでも、僕と君は必ず生き残るんだ」
「生き残れるのかな……」
「大丈夫。僕たちは二人でいろいろなことを想定して訓練してきたんだ。山の中で大物に出会ってもやられないようにいろんなことを考えたし、それが使えるように何度も練習をしているんだ。それを使えば、生き残ることはできる」
「ライル殿……」と言って僕の横にやってきた。
そして、身体を預けてくる。
その肩を抱き寄せ、口づけをする。
「こんなところで死んでたまるか。ようやく生きる楽しさが分かってきたんだ。これからもっと楽しいことがあるはず。君と2人で……」
「ライル殿……」
彼女も僕を抱き締め、口づけをしてきた。
そのままベッドに倒れ込んでいく。
翌朝、僕はカーテンの隙間から差し込む朝日で目を覚ました。横には生まれたままの姿のローザが寝ている。
「う、う……朝か……おはよう、ライル殿……ふゎぁぁ……」
半分寝ぼけた彼女が起き上がりながら、大きな欠伸をする。
そのため、シーツがずれ、彼女の眩しい上半身が露わになった。
「キャッ!」とかわいい悲鳴を上げ、慌ててシーツを引き上げる。
「おはよう」と言いながら、口づけをするが、
「少し寝すぎたみたいだ。急いで準備しよう」
「そ、そうだな……」というが、恥ずかしいのかベッドから出てこない。
「先に着替えて食堂に行くよ」といい、急いで着替えて食堂に向かった。
食堂にはいつも通りのアメリアさんが朝食の準備を行っていた。
「おはようございます、ライル様」
「おはようございます……」と言うが、ローザとのことはばれているだろうから声が小さくなる。
「お嬢様のことをお願いします。あなたなら必ず守ってくださるでしょうから」
それだけ言うと、再び朝食の準備に戻っていった。
それからしばらくしてローザが降りてきた。
顔は平静を装っているが、耳は真っ赤だ。
「おはようございます、お嬢様。昨夜はよく眠れましたか?」
アメリアさんが表情を変えずに聞いている。
「あ、ああ。よく寝られたぞ……」と目を泳がせながら答えている。その姿に笑いが誘われるが、アメリアさんの次の一言で笑いが凍り付いた。
「旦那様にはどのように報告いたしましょうか?」
後悔はしていないが、ローザを溺愛しているラングレーさんに知られたら、どんなことが起きるか想像もつかない。
「いずれにしても戻られてからの話ですね。集合時間までに余裕はありませんので、急いでください」
冷や水を浴びせられたが、アメリアさんの言っていることは正しいのですぐに朝食を摂り始めた。
朝食後、装備を整えて迷宮管理事務所に向かう。
集合時間の7時にはギリギリ間に合った。
事務所に入ると、迷宮の入口の方から戦いの音が聞こえてくる。
「激戦のようだな」
ローザの言う通り、気合の篭った声と剣の打ち合う硬い金属音が聞こえていた。
白金級のシーカーたちが揃ったところで、事務所の職員が現れた。
「昨夜20時頃から戦闘を開始しました。現在、守備隊と黄金級の方々が100階層の魔物と交戦中です。青銅級、白銀級に多くの犠牲者が出ております。迷宮内より手強いという情報があり、皆さんの出番も少し早まる可能性がありますので、管理事務所内か、あまり遠くない場所で待機をお願いします……」
100階層の魔物は湿地帯に出るカエルなどの両生類の魔物に加え、リザードマンだ。
リザードマンはノーマルのものに加え、上位種と呼ばれる槍使い、三又槍使い、隊長がおり、最上位種の司令官となる。
ノーマルのリザードマンは強靭な鱗と鋭い爪と牙、太い尾による打撃が特徴だが、陸上は苦手なのか、ゴブリンより動きが遅い。そのため、慎重に戦えばレベル100以下のシルバーランクでも相手にできる相手だが、上位種は武器を使ってくるため、一気に難易度が上がる。
リザードマンの後に出てくるのがオークだ。
ここパーガトリー迷宮のオークは外のオークより50レベルほど高いレベル200ほど。そのため、鈍重なオークというイメージはなく、ゴールドランクでは苦戦する相手だ。
更にその後はアンデッド系の魔物が出てくる。
外では雑魚と言えるスケルトンやリビングデッド、グールなどだが、通常の武器が効きにくいため、ミスリルなどの魔法金属性の武器を持つか、魔術による攻撃が必要になる。
僕たちが任されるのはこれらの魔物だが、さっき聞いた話では僕とローザは魔法金属の武器を持っているため、アンデッドからが出番になるらしい。これにはその後に魔銀級と一緒に戦うことを期待されていることも含まれている。
「出番は夕方みたいだね。ここにいても仕方がないから、一度外に出ようか」
「そうだな。ここで待つより気は休まるだろう」
職員に外に出ることを告げ、事務所から出ていく。
「これからどうするのだ?」
「ちょっとやりたいことがあるんだ」
「何をするのだ?」
「モーゼスさんから新しい武器をもらったんだ。一度試しておきたいと思ってね」
そう言って訓練に使っている南の荒野に向かった。
「そろそろ始まった頃か」とローザが呟くと、アメリアさんが「そのようです。先ほど一度外が騒がしくなりましたので」と答える。
アメリアさんはいつも通りの紺色のメイド服を着ており、エルフらしい真っ白な肌と見事なコントラストを見せている。
僕たちも普段着に着替えており、ここだけ見たら日常だと思ってしまいそうになるが、明日には僕たち3人も魔物暴走で湧き出してくる魔物たちと死闘を繰り広げているはずだ。
明後日の朝を迎えられるか分からない状況だが、思ったほど緊張していない。
「ライル殿は落ち着いているな。某は不安で堪らぬのだが」
「そんなことはないよ。僕だって手が震えてナイフがお皿に当たってカタカタ鳴るくらいなんだから」
「そうおっしゃる割には、テーブルマナーはしっかり守れていますわ」とアメリアさんが笑みを浮かべて指摘する。
「これでも小さい頃から躾けられましたから。会話で動揺しても食器から音を出すようなことは慎むようにと」
「忘れそうになるが、ライル殿は魔導伯家で育ったのだな。今では魔物狩人としか思えぬのだが」
ローザも笑顔が戻っていた。
そんな会話をしながら食事を終える。
明日は朝から迷宮管理事務所に行かなければならないため、早々に2階にある来客用の寝室に向かった。
着替えて寝ようかと思った時、ドアをノックする音が聞こえた。
「ローザだが、少しよいだろうか」
「構わないよ」と言って迎え入れる。
まだ食事の時の服のままで、表情は少し沈んだ感じだ。ラングレーさんたちのことや明日の戦いのことを考えていたのだろう。
「明日は早いのに済まない」
「まだ遅い時間でもないし、僕自身眠れるか自信がなかったから問題ないよ」
できる限り明るく答えるが、彼女に笑顔はない。
彼女に椅子を勧め、僕はベッドに座るが、会話が始まらない。
「不安なのか?」
「うん。父上たちのことや明日のことを考えると、不安で仕方がない」
いつもより幼い感じの口調だ。
「僕も不安だよ。君と一緒に明日の夜を生き延びられるのか、明後日の朝日を見ることができるのかって……」
「私も同じ。明日の深夜にはゴーレムやオーガが出てくる。その後は父上たちが苦戦しているアンデッドや悪魔……私が戦えるとは思えない……」
いつもの“某”ではなく、“私”と言っている。口調も若い女性らしい感じで、これが彼女の素の話し方なのだろう。
「僕が必ず守る。ここにいる人がみんな死んでも、僕と君は必ず生き残るんだ」
「生き残れるのかな……」
「大丈夫。僕たちは二人でいろいろなことを想定して訓練してきたんだ。山の中で大物に出会ってもやられないようにいろんなことを考えたし、それが使えるように何度も練習をしているんだ。それを使えば、生き残ることはできる」
「ライル殿……」と言って僕の横にやってきた。
そして、身体を預けてくる。
その肩を抱き寄せ、口づけをする。
「こんなところで死んでたまるか。ようやく生きる楽しさが分かってきたんだ。これからもっと楽しいことがあるはず。君と2人で……」
「ライル殿……」
彼女も僕を抱き締め、口づけをしてきた。
そのままベッドに倒れ込んでいく。
翌朝、僕はカーテンの隙間から差し込む朝日で目を覚ました。横には生まれたままの姿のローザが寝ている。
「う、う……朝か……おはよう、ライル殿……ふゎぁぁ……」
半分寝ぼけた彼女が起き上がりながら、大きな欠伸をする。
そのため、シーツがずれ、彼女の眩しい上半身が露わになった。
「キャッ!」とかわいい悲鳴を上げ、慌ててシーツを引き上げる。
「おはよう」と言いながら、口づけをするが、
「少し寝すぎたみたいだ。急いで準備しよう」
「そ、そうだな……」というが、恥ずかしいのかベッドから出てこない。
「先に着替えて食堂に行くよ」といい、急いで着替えて食堂に向かった。
食堂にはいつも通りのアメリアさんが朝食の準備を行っていた。
「おはようございます、ライル様」
「おはようございます……」と言うが、ローザとのことはばれているだろうから声が小さくなる。
「お嬢様のことをお願いします。あなたなら必ず守ってくださるでしょうから」
それだけ言うと、再び朝食の準備に戻っていった。
それからしばらくしてローザが降りてきた。
顔は平静を装っているが、耳は真っ赤だ。
「おはようございます、お嬢様。昨夜はよく眠れましたか?」
アメリアさんが表情を変えずに聞いている。
「あ、ああ。よく寝られたぞ……」と目を泳がせながら答えている。その姿に笑いが誘われるが、アメリアさんの次の一言で笑いが凍り付いた。
「旦那様にはどのように報告いたしましょうか?」
後悔はしていないが、ローザを溺愛しているラングレーさんに知られたら、どんなことが起きるか想像もつかない。
「いずれにしても戻られてからの話ですね。集合時間までに余裕はありませんので、急いでください」
冷や水を浴びせられたが、アメリアさんの言っていることは正しいのですぐに朝食を摂り始めた。
朝食後、装備を整えて迷宮管理事務所に向かう。
集合時間の7時にはギリギリ間に合った。
事務所に入ると、迷宮の入口の方から戦いの音が聞こえてくる。
「激戦のようだな」
ローザの言う通り、気合の篭った声と剣の打ち合う硬い金属音が聞こえていた。
白金級のシーカーたちが揃ったところで、事務所の職員が現れた。
「昨夜20時頃から戦闘を開始しました。現在、守備隊と黄金級の方々が100階層の魔物と交戦中です。青銅級、白銀級に多くの犠牲者が出ております。迷宮内より手強いという情報があり、皆さんの出番も少し早まる可能性がありますので、管理事務所内か、あまり遠くない場所で待機をお願いします……」
100階層の魔物は湿地帯に出るカエルなどの両生類の魔物に加え、リザードマンだ。
リザードマンはノーマルのものに加え、上位種と呼ばれる槍使い、三又槍使い、隊長がおり、最上位種の司令官となる。
ノーマルのリザードマンは強靭な鱗と鋭い爪と牙、太い尾による打撃が特徴だが、陸上は苦手なのか、ゴブリンより動きが遅い。そのため、慎重に戦えばレベル100以下のシルバーランクでも相手にできる相手だが、上位種は武器を使ってくるため、一気に難易度が上がる。
リザードマンの後に出てくるのがオークだ。
ここパーガトリー迷宮のオークは外のオークより50レベルほど高いレベル200ほど。そのため、鈍重なオークというイメージはなく、ゴールドランクでは苦戦する相手だ。
更にその後はアンデッド系の魔物が出てくる。
外では雑魚と言えるスケルトンやリビングデッド、グールなどだが、通常の武器が効きにくいため、ミスリルなどの魔法金属性の武器を持つか、魔術による攻撃が必要になる。
僕たちが任されるのはこれらの魔物だが、さっき聞いた話では僕とローザは魔法金属の武器を持っているため、アンデッドからが出番になるらしい。これにはその後に魔銀級と一緒に戦うことを期待されていることも含まれている。
「出番は夕方みたいだね。ここにいても仕方がないから、一度外に出ようか」
「そうだな。ここで待つより気は休まるだろう」
職員に外に出ることを告げ、事務所から出ていく。
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