兄様達の愛が止まりません!

文字の大きさ
240 / 250
他国からの嵐…

学園で…。

しおりを挟む
商業国家のザグロスク国の王弟オルゲイル殿下の事は驚いたけれど、きっと獣人の侍従達に大切にお世話されているだろうと想像した。
獣人達は主人に対して、とても大切にお世話したり、いざという時しっかり行動したり守ったりしてくれるから…。

我が家に勤めてくれている獣人達もそうだし、エル兄様の私の専属であるオーキッドやマグオート達もそうですから…。
歩けない理由とかは、私にはよくわからないけれども…。

竜人騎士達がその記事を読んでいる姿を見て、少し口元が…。
いやきっと気のせいでしょう…。
うん、深く追求する事は辞めておこうと思います。
怖いよ怖い~。

そんな感じで、オーキッドとマグオートの二人を奪われる事なく、今もエル兄様と私の側でのお世話を楽しそうにしてくれるから良しとしようと、エル兄様と話したの…。

イルとヴィルも楽しそうにしているしね。
うん、彼らの関係が良くなる事はいい事です。
オーキッドとマグオートに適当にあしらわれても、嬉しそうにしているのですから…。
その時のオーキッドとマグオートの表情は、穏やかで幸せそうです。
エル兄様がいう『ツンデレ』ですか?そんな感じだと思うのです。


それよりも、エル兄様や私のが子供ができた時に、『自分達の子供が、主人達のお子達の側に…』って言ってくれた事は嬉しかったのです。
うふふふふっ、想像するだけで楽しみです…。
可愛い子供達の戯れ合う姿を想像してしまいました。

そうそう、あのダンジョンは現在も学生は使用禁止。
調査などで上位冒険者や講師達が探索に潜っているらしいけれど…。

それも、今回はダンジョン専用の転移の刻印がされている魔道具を、各自忘れずに持っての行動指示らしいです。
それだけ危険という事でしょうか?
少し心配です。

ダンジョン内では、特別な転移場所が設置されている。
緊急時などに使用できるようにと、ときどき点検とかもされてるらしいです。

今回、もしかしたら…それも誤作動とか壊れていたら…。
いざ使用しようしようとして使えなくて、危険に遭遇なんて事にならないように…
なるほどです。
だから必ず一人一つ持って行くのでしょうね…。
安心安全は大切ですから…。

イルとヴィルの二人も、その作業の協力依頼を学園側からされたらしく、調査結果後などで今後、私達が授業とかで潜るだろうからと、快く引き受けたらしいのです。
竜人特有の魔法とかもあるらしくて、それも使えそうならダンジョン内に使っていき、今後の活動が安心して出来るようにしてくれるらしいのです。
うん、さすが竜人騎士。
少し過保護に色々と施してきそうではあるのですが…。

退避場所を設置したり、危険な罠は解除してだと思う。
それらは以前から新たに奥に進んだ時に、設置したり色々として下さっていたみたいですから…。
潜っていく人たちの判断で…。
設置や解除をした場合はそれも報告してるようです。

ダンジョン内の魔物は…階層によってレベルが…みたいにしてくれるのかな?
その辺りは私には理解できないけれど…。
でも、頑張ってください!!

校外学習の魔物討伐とかは、学園近くの森とかでも出来るからと、今はそっちを学生は授業で使っているのです。

そうそう、一学年下のユウリーンとオルンとは、ときどき交流しています。
商業国家である商業国家のザグロスク国からの留学生だから、いろんな物流の事や流行、その他について詳しかった。

エル兄様は将来的にはアルガスト領に戻る事が決まっている。
この前帰った時に、父様からそのような話もあったのです。
私も、アシュ兄様やギルもいる場でそう話してくれたのです。

アシュ兄様とエル兄様がアルガスト領で、ギルと私がフィンレイ領でお互い協力しながら頑張って治めてほしいって。

アルガスト伯爵領は魔物達の被害が多く出た場所ではあるけれど、父様達が以前以上に素晴らしい土地になるようにしてくれている。
私達の亡くなってしまった両親が治めていた場所だからと…。
そして、エル兄様が引き継ぐ領地でもあるからと…。

エル兄様は、「領主の息子であるから、領民達のためにも頑張りたい。」と言っていた。
「今の父様が頑張ってくれている領地であるから…。」「アシュも側にいてくれるし…。」と呟きながら。
私も自分が生まれた場所ですし、エル兄様とアシュ兄様が頑張って領地経営をされるなら、私も応援したいのです。
ギルも同じ考えらしく、頷きながら聞いていた。

ですから、幅広く知識はしっかり吸収して、他領の人とか他国の人とかも親睦を深めて行った方がいいですしね。

私達に下手にすり寄る者達がいないように、父様達が守ってくれていたし、今も守ってくれて入るけれどね。
友人達もだけれど…。

今の学年では殿下達もいるから、擦り寄りたい者達は、基本そっちに集まってると思うから、少し安心はしてるんだけど…。

気をつけながら、今後は頑張っていきます。

そうそう、この頃貴族社会の派閥とかで、学生の間にも派閥があからさまに見えてきたりしています。
私達は、昔からの友人達が側にいてくれているから…。
これも派閥と言ったらそうなるのかしら??





私達は、今日もアシュ兄様と友人達と学食を楽しんでいる。

何というか…。
向こうで揉め事が…。
少し気になって聞き耳を立てようとしたら…。

ガシャーンと大きな音がしたので、ビクッとしてしまう。
何か落とした?それともぶつかって落っこちた??

「お金で爵位を買った新参者が、私達の視界に入らないでくださるかしら。」
「そうそう、ここは貴族の学生がランチを楽しむ場所でしてよ。あなたのような者は、お隣の食堂の方に行かれては?」

そんな声が聞こえてきた。
学園内は基本学生は皆平等。
学食も王族などの特別階級以外はみんな同じ扱いのはず…。
王族など特別階級は、護衛の加減があるからと、基本二階の特別室で食事を摂るのです。
それ以外の場所では、多少の遠慮はあるみたいだけれど、どこでも食べても良いはずなんだけれど…。
ここは、少しおしゃれなカフェみたいな感じで、お隣は食堂って感じです。
食堂は、自分の好きな物を選んで取るビュッフェ式なんのですが…。それでも、十分美味しいし、オシャレでもあるのですが…。

「爵位をお金で買って何が悪いんですか?父はそれだけの実績で買う権利を得た。相手側の特別な諸事情もありましたが…。そして購入という形で貴族となったんです。それだけの信頼と実力が我が家にはあるという事。そんな父のおかげで私も貴族の一員になりましたが、それが何か?」
似非えせ貴族が、従来の貴族と一緒に平気でいる事自体が…。」
「貴方のお好きな方が私の婚約者になった事が気に入らないだけでしょう?婚約は家同士が決めて、私と婚約者であるエドウィンはそれに納得しているんです。幼馴染か何か知りませんが、恋慕で私に攻撃してくる事はお門違いですよ。おつむがお花畑のアイリス様。」

フンと鼻息荒くそう言い放っているように、こちらから見えるけれど…。

「あの方はエマニエル・ブルース様ですね。ご実家は商家ではございましたが、以前の魔物や魔獣騒動でブルース領が悲惨な状態になり、食糧なども不足した時でしたか…逸早く手助けされたんです。他の領地にも支援されて、その功績もあり、国の許可で爵位を購入する権利を得たとか…。困窮したブルース子爵の爵位と領地を買い取り、今の状況まで押し上げたはずです。」
「そうなんですね…。」

自分達の事でいっぱいいっぱいだったし、他のお茶会などにも参加してこなかったから…そこまで詳しく知らなかった…。

エル兄様の前世の知識にも有りませんでしたし…。

ちょっと待て、ブルース領…聞いた事が…。
そういえば…

「ブルース領って、アルガスト領の近くですよね。」
「そうですね…。エドワルド様が卒業後に引き継がれる領地の近くですね。」

やっぱり…。
という事は、アルガスト領が魔獣被害にあっていた時、隣接している地域にも魔獣達は出没したのかも知れません。

亡くなった両親が生きていたら、討伐依頼をギルドにしたり、領主権限で自領の騎士達で対応したりしただろうけれど、両親が殺害され代理としてやって来た者達が私欲で動いたせいで…。

うん、迷惑をかけたと想像できます…。
現ブルースの領主は、商人として手助け支援を行なった。
叙爵の話もあったのかも知れないけれど、結果的には爵位を買い取る形で、その領地を治め運営してるのでしょう。
領地の特産品とかを商人として培ったノウハウを利用しながら頑張ってるんじゃないでしょうか。

酷い経営手腕を用いているなら、父様が何らかの事をしていそうですし…。

父様の弟として大切にされていたのが、私達の父親です。
だから、その辺りはしっかりとしていそうだし…。

「相手の…揉めているもう一人は、一学年下のアイリス・リーズベイだね。俺は話した事ないけど、オルテスク伯爵の三男に付き纏っていたのを、呼ばれたお茶会とかで何度か見かけたが…。」
「確か隣のクラスの男子学生ですよね。エドウィン・オルテスクでしたか?辺境伯の三男だったかと…。学力も剣技も優れていて、騎士団に入るかと思われていましたけれど、リーズベイ子爵領の御息女と婚約して、卒業後に養子縁組として婚姻するとか。領地の騎士達を率いるという話も訊きました。」
「あっ、噂をすれば…彼がエドウィン・オルテスクですよ。」

私達は小声で話をしながら注目していると、入り口辺りに友人と一緒に来たのか、金色の髪に蒼色の瞳をした青年がいたのです。

「エマ、どうしたんだ?おや?アイリス久しぶりだね。」

友人達から離れて駆けてきた。
そっとエマニエル様の側に行き…アイリス様はそれが気に入らないのか、彼の腕を引っ張っていた…。

「エドウィン兄様、今度我が家でお茶会をするの。来てくださるでしょう?」

そう言いながらすり寄る姿は、かなり親しげであるけれど…。
だが、そっと巻きつく手を抜くようにして離し…。

「そうだな…今はエマと忙しいからまたの機会に。皆様によろしく伝えてくれるかい?それはそうと、エマは誰かと食事の約束している?していないなら向こうで食べよう。友人達にも紹介したいから。アイリスまたね。」

そう言いながら、エマニエル様を向こうのテーブルにエスコートして行ったのです。
エドウィンという名の青年が、友人達が待つテーブルの方に向かって…。
「彼女が私の婚約者の…」とか言いながら席についていた…。

アイリス様は唇を噛み締めながら、彼らの姿をしばらく見つめ、友人に促されながら別の場所にテーブルについていた。
その姿は…少し怖かった…。

「えっと?」
「エドウィン君?様?は、婚約者の令嬢と仲良さそうだね。アイリス嬢に対しては幼馴染ぐらいの感じ?」
「確か、母親同士が友人関係らしいですよ。領地もお隣同士で…。ですからお茶会などでもよく会うお兄様みたいな感じでしょうか?」
「仲の良いお兄様を取られた感じ?それとも初恋の君を?」
「そんな感じでしょうか?」
「何か一波乱ありそうな…。」
「そんなフラグを立てるような事言わないで…。」

そんな感じで食事時間を友人と過ごしたのです…。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました

春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。 名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。 誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。 ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、 あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。 「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」 「……もう限界だ」 私は知らなかった。 宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて―― ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

私が欲しいのはこの皇子!【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
トリスタン公国の第一公女は男勝りで女らしさが全くないラメイラ。 だが好きな男が居る。 その男が、伴侶探しをすると聞き、父にその男が居る国に留学をしたい、と半ば強引に、隣国レングストンにやって来た。 豪快で活発な公女が、その男を振り向かせる事がはたして出来るのか? ※『私は5歳で4人の許嫁になりました』の別編です。 主人公は変わりますが、登場人物は↑の話とほぼ一緒です。 ※話が重なるシーンもありますので、ご了承下さい。 ※タイムラグが無いように更新をするので、ごちゃごちゃになったらすいません(*ノ>ᴗ<)テヘッ ※中盤で【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】の主人公が出ますので、そちらもその時期に合わせて公開していきます。 ※終盤で【流浪の花嫁】の主人公が出ますので、そちらもまたその時期に合わせて公開予定です。 ※本編も100話程続きます。 ※全ての話を公開後、番外編【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開を予定しています。

婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!

柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

女公爵になるはずが、なぜこうなった?

薄荷ニキ
恋愛
「ご挨拶申し上げます。わたくしフェルマー公爵の長女、アメリアと申します」 男性優位が常識のラッセル王国で、女でありながら次期当主になる為に日々頑張るアメリア。 最近は可愛い妹カトレアを思い、彼女と王太子の仲を取り持とうと奮闘するが…… あれ? 夢に見た恋愛ゲームと何か違う? ーーーーーーーーーーーーーー ※主人公は転生者ではありません。

処理中です...