兄様達の愛が止まりません!

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悪役令嬢回避

新しい家族

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温室での休憩の後、そこからお庭に出て散歩開始。
外の庭園も綺麗だった。

綺麗に咲き誇る薔薇や、中央に見えるのは噴水だ。
お貴族様の庭園には絶対あるのかな?
兄から流れ込んだ情報にも良く描かれたように出てきていた。
あれは動く絵だ。そこに出てきてて…
そう言えば、学園だったか?主人公とか、その他の人達が学びにいく場所にもあった。
買い物とかで遊びにいく場所にも…

形や大きさは違うけれど…

そこで、王宮の庭園の噴水が思い描かれた。
なんで急に?
わからないけど…

何やらその噴水の側で言い争う?男女の姿が…

「レイン、大丈夫?」

兄に軽く揺さぶられてハッとする。

「えっと、大丈夫だよ。」
「本当に?」
「うん。」

「お嬢様、お疲れになりましたか?あちらに東屋がございます。そこで休みましょう。」

せっかくゆっくりと歩いていたのに、また抱き上げられてしまい移動する。
他の者達が何処から取り出したのか、クッションだとか膝掛けとか出して、お世話し出した。
うん、すごい。
でも、何処から出したのだろうか??

「空間属性の魔道具の一瞬。アイテムバックですよ。侍女や侍従の必須アイテムです。主人に必要と思われるものをすぐに出せるように。」

そう言ってリリが可愛いポーチをポケットから出して見せてくれた。

「アイテムバックやボックスという特殊なものは、金額によって容量や性能が違うんです。これは侍女に支給されるものですよ。」
「そうなの?」
「はい。消耗品扱いではなく、仕事用の支給品です。中は個々で違いますが…入れているものは侍女長の許可があるものだけです。」
「許可制なんだ…」
「そうですね。屋敷の者として、誇りを持って仕事を務めるためですよ。ちなみに、個人的な物はこちらに。これはお給金を貯めて買いました。」

もう一つ見せてくれた物も、可愛らしい感じだった。
そっか。こういう物を持っているからスムーズにお仕事できるんだ。
さすが…

「お嬢様、このような物を支給できるのは高位貴族のみですよ。以前のところでは…」
「くれなかったの?」


そこは苦笑いされた。
両親がいた時には支給されていたのかもしれない。
その後にきた……

「おっ、お嬢様、坊っちゃま???」

思わずフラッシュバックのように、あの映像が…
そう、記憶の奥にあった…忘れていたものが…

うずくまり、頭を抱えて震え出す。
はっ、吐きそう……

すると、ふわっと温かくて、優しい香りに包まれた。

「大丈夫だよ…寝室に戻るから、準備して。僕達がこの子達を連れて行くから。急いで、後医師と…」

「「「「「はい!」」」」」

包まれた隙間から、兄も私と同じようにうずくまって、アシュ兄様に抱き上げられていたのが見えた。

「レイン。僕達が来たからもう大丈夫だよ。行こう。」
「おっ、お勉強は?」
「あぁ、大丈夫。次は午後からなんだ。だから気にしないで。」

そう言って、抱き上げられながらも、器用に背中をポンポンしてくれる。
さっきのが、落ち着いて…

スーっと瞼が落ちて、そこから記憶が途絶えた。


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