兄様達の愛が止まりません!

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青銅の鏡

新たなる敵と

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「レインおはよう。よく眠れた?」

この所ずっと同じ部屋で寝起きしている私は、なんともいえない顔で兄であり、側から見たら婚約者であるが、実際は夫であるギルの優しい腕の中に収まっていたんだ。

「うん、エルの事で色々あったから少しうなされていたけれど、大丈夫そうだね…。」

額同士をくっつけて瞳を覗かれる、
うっ、近いです~~~~~~。

この所男性らしいけれど美しく麗しい御尊顔が近づいて…。
慣れてきたとはいえ、やっぱり顔が熱っていくのがわかる…。

一旦顔が離れてホッとするけれど、ギルの腕はしっかり私の身体を抱きしめていた。
ギルの眉が一瞬へにょっとなって心配そうにさらにぎゅっと抱きしめてきて…。

「エルとレインは双子であるせいか、時々リンクを起こす。その代償で魔力が減って倒れたり体調を崩すことも今まで多くあっただろう?今回の事件でエルが巻き込まれていたからね。それに、レインだって…。」

そう言うと、ギルは私の胸に顔を伏せて…。

「心配なんだ。エルもレインも私達家族にとって…フィンレイ侯爵家の秘宝だからね。そしてレインは私にとって大切な伴侶だ。同じ年齢であれば、学園でも…寮以外では側にいられるのに、それが出来ない。アシュが常に気を配っているし、屋敷の者達も…それでも巻き込まれていく…。」

そう言って震えているのは珍しく、愛おしいと思って、そっと髪をすくように撫でてあげた。

いつも背が高くて、見せてもらえないつむじまで見えて…。

「ギルやアシュ兄様達にはいつも迷惑をかけていると思っています。父様達だって、領内の事や他にも色々と仕事があるのに、常に私やエル兄様の事で…。いっそ、私やエル兄様がこの屋敷から出て行った方が良いのかと…。」
「レイン!」

ガバッと勢いよく顔を上げて、鋭く射抜くような瞳で見つめられる。

「それは絶対に許さないよ。もしレインが出ていくようなら、どこまでも追いかけて捕らえる。そして、場合によっては誰にも触れさせないように閉じ込めるよ。レインは既に私のものだ。その事を忘れてしまったの?」

そう言ってトンとベッドに倒された。
ベッドの上でのやり取りをしていたから、コロンと転がってしまう。
まとめていない髪が拡がって…。

私の上にギルが体重で押し潰さないようには配慮してくれているが…。

いきなり貪るようなキスをされた。
息まで奪われるように肉厚の舌が入り込み、逃げ惑う私の舌を捕らえて吸い上げる。
私の感じてしまうところを全て襲うように…。

息が苦しく喘いでしまう。

「ん…ん~、あぁ…ふぁ…ん」

甘く聴こえる自分の声でさらに興奮してしまい、ついつい足を擦り合わせてしまう。
そんな姿を熱く感じる視線で…。

いつしか服は脱がされて、首筋から胸元まで唇を這わされる。
時々痛みを感じる口づけされて…。

以前よりも膨らんだ胸の間にギルにの顔がポスんと入り込み、スーッとニオイを吸われている。
においを嗅ぐとかでなく、もう吸う感じなんだ…。

その後胸の頂を…。

どんどん上り詰められて…。

最後の砦であるショーツも脱がされてしまい、誰にも見せる事ない場所を見つめられた。

「レイン、成人の歳になれば、ここの私を受け入れてもらう。それまでは我慢するよ、だが…」

ほと呼吸した後に、私の唇をもい一度奪った後…。

私から…この俺から逃げようとすれば、その時に奪う。我慢はしない。そして、この身体にこの俺を刻み込む。
この腹の中に何度でも注ぎ込み孕むまで何処にも出さないよ。」

そう言うと、耳元を唇が這いながら…

「それでも良い?」

そう呟くように言ったんだ。

それだけでビクンと身体が震えてしまう。

「ふふふっ、私の声でこんな可愛い反応して…。良いですね…。」
「ギル…」
「何か?」
「身体が…。」
「そうだね…。」

いつも優しいギルが、今は意地悪だ。原因は私で、起こったギルが時々「俺」とも言って身体が反応する…。

「出ていかないよね?」
「う…ん」

それしか答えられない。
だが、ギルはそれだけでも満足してくれたみたいで…。

ギルの顔が下の方に移動して、開かれた脚をさらに開かれて…。

いきなり…
なんでそんなところを…。
そう言って拒もうとするもしっかりと押さえ込まれていて…
ギルは魔力でも私の体を押さえ込んでいるようで…。

下の方でぴちゃぴちゃズルズルと水音をさせて…
生暖かいものを感じ、目の前が真っ白になったんだ。


ゆっくりと浮上してくる意識の中で、温かく包まれた感じと背後にの…。
そうやってゆっくり瞳を開けると、ギルに抱かれたまま湯に浸かっていたんだ。

「レイン、気持ちよかった?ふふふっ、レインの可愛い顔を見れて少し溜飲が落ちたよ。もうあのような事は言ってはいけないよ。」

今のこの状態もどうかと思うけど、実際は夫婦であるから有りなのかも知れないけれど…。
うん、もう言わないようにしよう。
ギルの闇堕ちもイヤだけれど、お仕置きも…。

気持ち良かったけれど…でも…。

「レイン、そんな可愛い顔をして、困ったなぁ」


「ギルベルト様、そろそろレイチェル様をおかえしください。着替えの準備などもございますにで。それとも私共が入っていきましょうか?」

えっと、それは恥ずかしすぎる…。

「わかった。もう出るよ。さて…。」

ザザァーっと水音をされて抱き上げられたまま湯船から出される。そして器用に魔力で支えながらも身体をタオルで拭かれて臥雲の姿にされる。

浴室から出れば、既に待機されており、私の身体は侍女達に手に渡されて…。
私の侍女は一人が精霊であるから、器用に転移して自室に戻り、せっせと世話をされて着替えさせられたんだ。

「こんなところに、ここにも…。」

そんな事を呟かれるのは…

「大丈夫ですよ。全て見えない場所ですから…。あえて見えない所につけたんですね…。レイチェル様も気づかない場所に…」
「えkつと、何のこと?」
「大丈夫ですよ。次はこれに袖を通して…。」

サクサクと仕上げられて、髪もセットされ…。

「お疲れであれば、お部屋に食事に準備をいたしますよ。」
「大丈夫。えっと…。」
「では、ご家族が既に朝食の席につかれていますよ。行きましょう。」

そう言ってドアを開けたら、にこやかな笑顔でギルが待っていた。
一瞬足に力が入らず、崩れそうになるになるのを支えられてそのまま抱き上げられた。

「ふふふっ、無理させたからね。私が妻を連れていくよ。」

侍女達にそう言い聞かせるように言ってから、食堂まで…。


食堂では既に父様達が座って待っていてくれたようです。
エル兄様はまだだ…。まだ体調が悪いのだろうか…。

そう思ったら、アシュ兄様と一緒に来られたんだ。
そしていつもの席に座って…。

エル兄様の専属になった精霊の一人が椅子を引いたりして世話をしていた。

いつものアシュ兄様ではなくて確か精霊のシルフィ…。
名前は呼び捨てにするようにあの時言われたから…。

獣人であるオーキッドはエル兄様奥の背後の壁際に待機。
私の背後にもマグオートが待機している。
そして、侍女の姿をした私の精霊も…。

エル兄様のお世話において、精霊である専属執事がエル兄様の世話を許されるのは、上位精霊であるからかもしれない…。
単なる妖精であればオーキッドが…。

私の場合は侍女であるから、ギルが…。
マグオートが椅子を引くことなどない。
本当はするべきかもしれないが、ギルがしてしまうからね…。

まぁ、新たな仲間ができた事はいい事だとしよう…。


テーブルの上に準備された朝食を、父様と共に簡単な神の祈りを捧げた後に一緒にいただく。

「エルは体調が良くなって安心したよ。」
「そうですね…。この後も余り無理しないようにね。」

そう言って父様と母様が微笑んだ。
本当に顔色が良くてよかった。
アシュ兄様も嬉しそうだ。

ギルもホッとしていた。

「エル兄様、もし体調が悪くなければまた絵本を読んでくれますか?」

弟のアルと妹のアイがキラキラした目でエル兄様の方を見る。
私には既に「一緒に読んで欲しい」と言われて了承していたから…。

「良いよ、いつもの部屋でね。」
「なら、わたしも一緒に。」

エル兄様はそう答え、私もあえてそう声をかけた。
こうして家族で穏やかな朝を迎えていたんです。

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