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学園生活
学園祭(雅貴)
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一瞬頬を染め、何か考えているようだ。
もしかして、本気にとってくれていないのだろうか。
こんなに愛おしく、大切に思っているのだが。
ただ愛おしいだけならば、屋敷に閉じ込め、彼の全てを堪能しているだろう。
だが、それではただ番いというだけで、彼の身体だけを欲しているように思われてしまう。
彼の全てが欲しいのだ。
彼の身体も、心も、そして一緒に過ごす時間全てを…
だから大切にしたいんだよ。
「そう言ってくれて嬉しいです」
それだけ言って、笑顔を見せられた。
これは社交辞令と思われたのか…
「この後も、出来れば楽しんでくださいね。それでは失礼します」
それだけ言って、ペコっと頭を下げてその場を去ろうとした。
納得がいかない…
何故わからない…どうしたら分かってもらえる?
「翔。私は冗談や社交辞令で言ってるわけではないんですよ」
そう言って翔の右手首を掴み、自分の方へ引き寄せた。
スポッと私の腕の中に収める。
そして、自分のフェロモンを放出させた。
自分から離れられないように、彼の動きが止まるぐらいの量にして…
私の香りで反応したのだろう。
彼の体から感じる激しいが動悸。
やがて、脚に力が入らず、まるで子鹿のように立っていられなくなったようだ。
勿論、倒れさせはしない。
しっかりと抱きしめて、彼の耳元で呟くように伝える。
「翔。本当は今すぐに囲い込んでしまいたいんです。でも、まだその時ではない。もう少しだけ我慢して待っていますから、早く私の中に落ちてきてくださいね」
やがて、彼の意識が途絶える。
途絶える途中の彼を抱き込みながら見下ろし微笑む。
今回はこのくらいにしておこう。
だが、この姿を他の者に見せたくはない。
私だけの…
横抱きに抱き上げ、魔力展開し、彼の部屋へと飛んだ。
彼の室内を眺めて、彼の寝室に向かう。
昔、学生だった頃とほぼ同じ室内の間取り。
懐かしくも思うが、室内に置かれているものを見ながら、彼の香りがする室内を堪能した。
こんな事をしているのではなく…
そっとベットに降ろす。
制服を少しくつろがせ、彼の頬や首筋にそっと指を這わす。
一瞬ピクッとしたが、起きる様子はない。
愛しい者の香りを堪能したく、頬に顔を近づけ…唇を這わせ、口づけた。
そのまま首筋、胸元へと唇を落として、赤い痕を残した。
もっと触れたい…暴き奪いたい衝動を抑える。
彼の初めてを奪う時は、彼の意識がある時がいい。
どう反応し、どう鳴くのかを…
だが、待ち続け、他の者に奪われるのは…
例の事もある。
翔を狙う者もいる。
ならば…
彼のズボンや下着を脱がし、うつ向けにして尻を突き出すようにする。
身体を支えてやりながら、菊口に舌を這わせ、魔力展開を行う。
一瞬光り、そのままそこに口づけた。
これで、私と本人以外の者が触れることはできない。
思った通りの滑らかな肌に、魅惑つき…だが…
下着とズボンを履かせ、元に戻…いや、胸元は開けておこう。
出ないと窮屈だろうから…
名残惜しいが、彼の体にシーツをかけ、起きた時に食べれそうな物をテーブルに置いて、置き手紙をし、魔力展開してその場を離れた。
もう少しあの場にいれば危なかった。
気を失っている彼を襲い、我が物にしてしまいそうだった。
あぁ、後どのくらい待てば良い?
早く私の腕の中に落ちてきて欲しい…
逃がしはしないがな…
もしかして、本気にとってくれていないのだろうか。
こんなに愛おしく、大切に思っているのだが。
ただ愛おしいだけならば、屋敷に閉じ込め、彼の全てを堪能しているだろう。
だが、それではただ番いというだけで、彼の身体だけを欲しているように思われてしまう。
彼の全てが欲しいのだ。
彼の身体も、心も、そして一緒に過ごす時間全てを…
だから大切にしたいんだよ。
「そう言ってくれて嬉しいです」
それだけ言って、笑顔を見せられた。
これは社交辞令と思われたのか…
「この後も、出来れば楽しんでくださいね。それでは失礼します」
それだけ言って、ペコっと頭を下げてその場を去ろうとした。
納得がいかない…
何故わからない…どうしたら分かってもらえる?
「翔。私は冗談や社交辞令で言ってるわけではないんですよ」
そう言って翔の右手首を掴み、自分の方へ引き寄せた。
スポッと私の腕の中に収める。
そして、自分のフェロモンを放出させた。
自分から離れられないように、彼の動きが止まるぐらいの量にして…
私の香りで反応したのだろう。
彼の体から感じる激しいが動悸。
やがて、脚に力が入らず、まるで子鹿のように立っていられなくなったようだ。
勿論、倒れさせはしない。
しっかりと抱きしめて、彼の耳元で呟くように伝える。
「翔。本当は今すぐに囲い込んでしまいたいんです。でも、まだその時ではない。もう少しだけ我慢して待っていますから、早く私の中に落ちてきてくださいね」
やがて、彼の意識が途絶える。
途絶える途中の彼を抱き込みながら見下ろし微笑む。
今回はこのくらいにしておこう。
だが、この姿を他の者に見せたくはない。
私だけの…
横抱きに抱き上げ、魔力展開し、彼の部屋へと飛んだ。
彼の室内を眺めて、彼の寝室に向かう。
昔、学生だった頃とほぼ同じ室内の間取り。
懐かしくも思うが、室内に置かれているものを見ながら、彼の香りがする室内を堪能した。
こんな事をしているのではなく…
そっとベットに降ろす。
制服を少しくつろがせ、彼の頬や首筋にそっと指を這わす。
一瞬ピクッとしたが、起きる様子はない。
愛しい者の香りを堪能したく、頬に顔を近づけ…唇を這わせ、口づけた。
そのまま首筋、胸元へと唇を落として、赤い痕を残した。
もっと触れたい…暴き奪いたい衝動を抑える。
彼の初めてを奪う時は、彼の意識がある時がいい。
どう反応し、どう鳴くのかを…
だが、待ち続け、他の者に奪われるのは…
例の事もある。
翔を狙う者もいる。
ならば…
彼のズボンや下着を脱がし、うつ向けにして尻を突き出すようにする。
身体を支えてやりながら、菊口に舌を這わせ、魔力展開を行う。
一瞬光り、そのままそこに口づけた。
これで、私と本人以外の者が触れることはできない。
思った通りの滑らかな肌に、魅惑つき…だが…
下着とズボンを履かせ、元に戻…いや、胸元は開けておこう。
出ないと窮屈だろうから…
名残惜しいが、彼の体にシーツをかけ、起きた時に食べれそうな物をテーブルに置いて、置き手紙をし、魔力展開してその場を離れた。
もう少しあの場にいれば危なかった。
気を失っている彼を襲い、我が物にしてしまいそうだった。
あぁ、後どのくらい待てば良い?
早く私の腕の中に落ちてきて欲しい…
逃がしはしないがな…
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