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学園生活
事件です(雅貴)
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翔が連れ去られたと連絡が入る。
それも、魅了の力を持つ者と、その協力者の手によってだと…
あの学園及びそれ以外で起こってきたことをすぐさま整理する。
例の事件が関係していて間違いないだろう。
しかも、今回は、自分の……
「おい、大丈夫か?」
「大丈夫のように見えますか?まぁ、少し行ってきます」
「行くのは良いが…ちょっと待て、やっぱ俺が…」
「私が行きます。これ以上は見過ごせません。いくら皇族関係者であっても、して良い事と悪い事があります。今回の事でキッチリとさせましょう」
執務机の上に置かれた書類を整理して、外套を羽織り出かける準備をする。
悠長にして、私の大切な者に…何かしたら…死なせて欲しいと願うぐらいの事はさせていただきます。
殺しはしませんよ。
「おい、まるで悪役のような顔だな。せっかくの綺麗な顔がなんというか…」
「あなたは私の邪魔をしたいのですか?それとも」
「邪魔なんてしねえよ。今回の件でしっかり灸を据えてやらないとな。そうそう、魅了の女子生徒の件だが…」
報告書の束を渡され、ざっと見る。
この子も被害者と言っても良いかもしれませんね。まぁ、理由はどうであれ…
「田村からも報告が届いてるだろ?」
「えぇ、きてますよ。本当に…違法薬物まで使ってきているから、注意するようにとか…他の者はそうかも知れませんが…」
「俺たちなら、大丈夫だろう。おい、如月、騎士団動かすぞ!」
「了解しました。手筈は整っております」
銀髪の長い髪を後ろで束ねた見た目が女性のような騎士が返事をし、何かを呟いた後
「第一及び第二騎士団出発しました。この後、第六騎士団まで動かします」
「あぁ、そうしてくれ。任せた」
そう言うと、慌ただしく周りが動き出した。
それも、魅了の力を持つ者と、その協力者の手によってだと…
あの学園及びそれ以外で起こってきたことをすぐさま整理する。
例の事件が関係していて間違いないだろう。
しかも、今回は、自分の……
「おい、大丈夫か?」
「大丈夫のように見えますか?まぁ、少し行ってきます」
「行くのは良いが…ちょっと待て、やっぱ俺が…」
「私が行きます。これ以上は見過ごせません。いくら皇族関係者であっても、して良い事と悪い事があります。今回の事でキッチリとさせましょう」
執務机の上に置かれた書類を整理して、外套を羽織り出かける準備をする。
悠長にして、私の大切な者に…何かしたら…死なせて欲しいと願うぐらいの事はさせていただきます。
殺しはしませんよ。
「おい、まるで悪役のような顔だな。せっかくの綺麗な顔がなんというか…」
「あなたは私の邪魔をしたいのですか?それとも」
「邪魔なんてしねえよ。今回の件でしっかり灸を据えてやらないとな。そうそう、魅了の女子生徒の件だが…」
報告書の束を渡され、ざっと見る。
この子も被害者と言っても良いかもしれませんね。まぁ、理由はどうであれ…
「田村からも報告が届いてるだろ?」
「えぇ、きてますよ。本当に…違法薬物まで使ってきているから、注意するようにとか…他の者はそうかも知れませんが…」
「俺たちなら、大丈夫だろう。おい、如月、騎士団動かすぞ!」
「了解しました。手筈は整っております」
銀髪の長い髪を後ろで束ねた見た目が女性のような騎士が返事をし、何かを呟いた後
「第一及び第二騎士団出発しました。この後、第六騎士団まで動かします」
「あぁ、そうしてくれ。任せた」
そう言うと、慌ただしく周りが動き出した。
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