オメガ転生。

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学園生活

やばいです

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思わず身構える。
本当に、貞操の危機…嫌、もう初めてではないけど、でも…

幼馴染で、仲の良かった彼がそんな思いであったことの衝撃と、今の危機感にどう対応して良いのかわからない。
しかも、身体の芯が妙に火照ってしまう。
非常事態だ!!

焦る自分の姿が彼の瞳に映って見える。
ちょっと待て、何だあの顔は??
映った自分の表情にびっくりした。
何だあの顔…

ボーッと惚けているうちに、だんだんと顔が近づいて…
拘束されていた重みがふと消えた。
本当に、一瞬に重みも姿も消えた。
どういう事だ??
そして、ここは何処?

「えっと?」
「翔。大丈夫ですか」

そう言って優しく頬を撫でられた。
撫でられた手に自分の手を重ねる。
ものすごく安心する。そして、この香りに、この声に…

見たこともない部屋の華美ではないが、安心出来る整った寝室のに驚いた。

「ここ…何処?」
「ここは私の仕事部屋の仮眠室ですよ。身体が火照っていますね。良い匂いもするし…ヒートまではいっていないようですが、もしかして私の事を考えてくれてましたか?そうだと嬉しいのですが、もし違うのだとしたら、この反応は許せませんね」

優しく抱きしめてくれた腕に力が一瞬こもり、「うっ」となったのは仕方ないと思う。
と言うかさ、さっき寮の自室だったはずなのに、何故にここ??
これって、この人の魔力というか、妖力みたいなもの?

ポヤポヤする頭を、必死にフル回転させて考える。
いや、考えなきゃいけないだろう?
部屋からここまで来たと言う事は、転移させられたって事で、自分の危機?に対応してくれたんだろうけど、どうやって危機を感じ取ったのだろうか?残された幼馴染はどうなった?

「翔、少し水飲みますか?」

そう言われると、無理やり身体の向きを変えられて、唇を覆われ、口移しに流し込まれた。
ふわふわポヤポヤしていたから、されるがまま、あまり抵抗という抵抗をせず素直に応じてしまった自分はどうなっているのだろうか??
めちゃくちゃヤバヤバなか感じがする。

「ん…」

そこし口角から垂れてしまったのを舐め取られ、「もう少し飲みますか?」と言われて素直に頷きされるがままに応じてしまった。
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