オメガ転生。

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学園生活

やばいです(雅貴)

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コンコンとドアをノックされ、入室を許可する。
入ってきたのは、陛下の侍従の一人だった。

「閣下。陛下から来てほしいとのことです」
「はて?何かあったか?ここにある報告書と同じものは陛下の所にも行っていたはず。何か言っていたか?」
「隣国の件としか伺ってはいませんが…」

はぁ…………と大きなため息をつく。
これ以上問題を起こしてほしくはないのだが…

「わかりました。伺いましょう」

訪れた者と共に陛下の執務室に向かい、ノックする。
入室を許可され、面倒臭いと思いながらも、表情に出さずドアを開けた。

「お呼びとか?」
「あぁ、来てくれたか。すまんな」

少し疲れた顔をしてこちらを見てきた。
机の上の書類は…多いなぁ…未決済の物は…
余りにも仕事が進まないようなら、他に回せる物は他に回すか…

「今度の宴の件だが」
「隣国の件ではないのですか?今回の宴に関しては皇妃殿下や他の者達で手配は終わっておりますよ。警備も先程相談し終えました。後ほど書類が届くかと…」
「あぁ…そうか。いゃ、そちらは準備など十分に行っていると理解してるから。いゃ、それではなくてな…」

言いにくそうにしながらも、ソファーに移動しながら、私にもそこに座るよう促された。
何やらまた面倒な事を言われそうだ。
時として皇族達は面倒事を押し付けてくる。
この男の前も、その前も…

過去の皇帝達も面倒事を投げかけてきたことを思い出す。
まるで走馬灯のようだ…

「実はな、来てるんだよ。もう」
「はぁ??」

声が室内に響き渡る。
しぃ~とジェスチャーされてもな!!
部屋にはあらかじめ入室事に結界を張っておいたから、この部屋で起こった事や声など漏れる事はないのだが、だがだ…

「驚くよね。私も驚きだよ。相変わらずの自由人だから、まるで旅行者のようにふら~っとやってくるんだから…」
「それで?」

気を取り直して、話を進めるように促した。

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