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学園生活
そんな事が(雅貴)
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暗い部屋に、ベットに上がり、自身を守るようにシーツにくる愛しい者の姿を見つけた。
何かに怯え、悲しそうに…
何があったのだろうか…
危険に晒されないように護衛もつけたし、勿論排除もしたはずだが…
そっと背後から包み込むように抱き込んだ。
本来はあまりしたくはないのだが、余りにも怯えているため、妖力を使い、記憶を除いてみる。
例の者達を牽制し、対応していた間に、別の者が手を出しかけたのか…
護衛は…なるほど…
それが引き金になり、次々と過去の恐怖が蘇ったわけか…
以前拉致され、無理やり襲われた事を思い出し、恐怖していた事を理解した。
『最後まではされなかったけど……』と、自分を励ましているようだが、アレは許せる行為ではない。
勿論、国が絡んだものであるから、思ったような対応は出来なかったが…
知った当初はこの世から消し去るつもりでいた。
だが、止められた。
極秘で…とも考えたが、この国を優位に取引する上で、奴は必要であった。
だが、お陰でまだ心の傷は癒えていないようだ…
婚姻による権力と肉体的、精神的にも束縛し、全てを忘れさせ、自分だけとしたい気持ちもあるが…
それでは…ダメだろう…
どうしたら……
そう考えていたら、背後から暖かく包み込んだ愛しい者が、恐怖から歓喜に変わっていくのがわかり、思わず幸せを感じてしまった。
何かに怯え、悲しそうに…
何があったのだろうか…
危険に晒されないように護衛もつけたし、勿論排除もしたはずだが…
そっと背後から包み込むように抱き込んだ。
本来はあまりしたくはないのだが、余りにも怯えているため、妖力を使い、記憶を除いてみる。
例の者達を牽制し、対応していた間に、別の者が手を出しかけたのか…
護衛は…なるほど…
それが引き金になり、次々と過去の恐怖が蘇ったわけか…
以前拉致され、無理やり襲われた事を思い出し、恐怖していた事を理解した。
『最後まではされなかったけど……』と、自分を励ましているようだが、アレは許せる行為ではない。
勿論、国が絡んだものであるから、思ったような対応は出来なかったが…
知った当初はこの世から消し去るつもりでいた。
だが、止められた。
極秘で…とも考えたが、この国を優位に取引する上で、奴は必要であった。
だが、お陰でまだ心の傷は癒えていないようだ…
婚姻による権力と肉体的、精神的にも束縛し、全てを忘れさせ、自分だけとしたい気持ちもあるが…
それでは…ダメだろう…
どうしたら……
そう考えていたら、背後から暖かく包み込んだ愛しい者が、恐怖から歓喜に変わっていくのがわかり、思わず幸せを感じてしまった。
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