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学園生活
そんな事が(…)
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「そんな所で何をしているのですか?」
「兄上様」
部屋の中央に置かれている水晶を眺めている白装束の女性に、声をかける。
自分と同じ白装束だ。
神を敬い祀る神殿の衣装だ。
上位である自分達は、他の者達より多少華美には見えるが…
自分とよく似た容姿の妹がゆっくりと振り返り、立ち上がる。
「兄上様」
「また見てたのですか?」
「兄上様」
水晶の中に映る男性。いつもは背景に執務室が映り込んだりしているが、今日は違うようだ。
それに…
「兄上様。この美しき獣はいつ私の元に来るのですか?」
「妖ではあるが、獣ではないよ。それにその者はこの国…」
「この美しき獣は私の側にいるべき者です。私のモノになるはずなのに、なるべきなのに、なぜ?」
悔しそうに自分の服の裾を握りしめて、瞳に涙しているようだ。
「何故ですか?どうして、なぜ…」
そっと抱きしめ、部屋を後にし、妹の部屋に付き添っていく。
「祭司長様。聖女様は…」
「あぁ、大丈夫だ。少し疲れているのだろう。私がついているから…」
「かしこまりました」
通路を開けてくれたのでそのまま歩いていく。
我が妹は銀髪の髪に蒼瞳、白い肌の弱い女性であるが、列記としたこの国が認めた聖女だ。
代々神に仕える一族の者であり、力を持つ。
神殿に入って間なしの時、この国宰相であり、この国において妖の頂点であるあの男に懸想した。
妖しく美しいあの男に…
巫女であった妹は、何処でどう手に入れたのか、それとも従来持っていた力が開花したのか、聖女に上り詰めた。
それは、あの男の側に立ちたい一心で。
聖女であり、オメガであれば、あの男の側に立ち、手に入れれると真剣に信じ、考えていた。
誰かの入れ知恵なのかもしれないが…
他国では、妖と聖女や聖職者は、対する者とされると思うのだが、この国ではお互いを賄い合う者とされ、生涯そばにいる事もある。ただ、妖においては、『番い』という特殊な関係があるため、聖職者がたまたま『番い』であり、出会っただけと言っていたし、そういう記録の方が多い。
あの映し出された彼の方は、確か番いが見つかったとされていた。
とても大切にしているとも聴こえてくる。
妹にも過去に何度か話し、諭したのだが…
「美沙緒…」
「兄上様、私から美しき獣を奪った者に罰を、そう、罰を与えなくては…」
心が壊れていきそうな妹を抱きしめて、部屋に入る。
このまま壊れてしまえば、厄介な事になりそうだ。
どうしたら…
妹の意思を尊重した過激派が動いているのも知っている。
聖女の身分を剥奪し、閉じ込めてしまおうか…とも考えたが、彼の方に関して以外は聖女として申し分がなく、結果、それにより今まだズルズルと来てしまった。
教皇様にご相談するしかないか…
美沙緒が深く眠りにつくまでそばにいて、色々と考えを巡らした。
「兄上様」
部屋の中央に置かれている水晶を眺めている白装束の女性に、声をかける。
自分と同じ白装束だ。
神を敬い祀る神殿の衣装だ。
上位である自分達は、他の者達より多少華美には見えるが…
自分とよく似た容姿の妹がゆっくりと振り返り、立ち上がる。
「兄上様」
「また見てたのですか?」
「兄上様」
水晶の中に映る男性。いつもは背景に執務室が映り込んだりしているが、今日は違うようだ。
それに…
「兄上様。この美しき獣はいつ私の元に来るのですか?」
「妖ではあるが、獣ではないよ。それにその者はこの国…」
「この美しき獣は私の側にいるべき者です。私のモノになるはずなのに、なるべきなのに、なぜ?」
悔しそうに自分の服の裾を握りしめて、瞳に涙しているようだ。
「何故ですか?どうして、なぜ…」
そっと抱きしめ、部屋を後にし、妹の部屋に付き添っていく。
「祭司長様。聖女様は…」
「あぁ、大丈夫だ。少し疲れているのだろう。私がついているから…」
「かしこまりました」
通路を開けてくれたのでそのまま歩いていく。
我が妹は銀髪の髪に蒼瞳、白い肌の弱い女性であるが、列記としたこの国が認めた聖女だ。
代々神に仕える一族の者であり、力を持つ。
神殿に入って間なしの時、この国宰相であり、この国において妖の頂点であるあの男に懸想した。
妖しく美しいあの男に…
巫女であった妹は、何処でどう手に入れたのか、それとも従来持っていた力が開花したのか、聖女に上り詰めた。
それは、あの男の側に立ちたい一心で。
聖女であり、オメガであれば、あの男の側に立ち、手に入れれると真剣に信じ、考えていた。
誰かの入れ知恵なのかもしれないが…
他国では、妖と聖女や聖職者は、対する者とされると思うのだが、この国ではお互いを賄い合う者とされ、生涯そばにいる事もある。ただ、妖においては、『番い』という特殊な関係があるため、聖職者がたまたま『番い』であり、出会っただけと言っていたし、そういう記録の方が多い。
あの映し出された彼の方は、確か番いが見つかったとされていた。
とても大切にしているとも聴こえてくる。
妹にも過去に何度か話し、諭したのだが…
「美沙緒…」
「兄上様、私から美しき獣を奪った者に罰を、そう、罰を与えなくては…」
心が壊れていきそうな妹を抱きしめて、部屋に入る。
このまま壊れてしまえば、厄介な事になりそうだ。
どうしたら…
妹の意思を尊重した過激派が動いているのも知っている。
聖女の身分を剥奪し、閉じ込めてしまおうか…とも考えたが、彼の方に関して以外は聖女として申し分がなく、結果、それにより今まだズルズルと来てしまった。
教皇様にご相談するしかないか…
美沙緒が深く眠りにつくまでそばにいて、色々と考えを巡らした。
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