オメガ転生。

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学園生活

そんな事が

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目が覚めて起き上がる。
どれだけ寝てしまったのか、身体の節々が痛み、気怠い…

ベッドから降りて、近くの窓から外を覗こうと移動する。
窓の近く外のベランダに出れる場所があり、そこから外を垣間見た。

満点の星とまではいかないが、夜空の星々が見え、月明かりからうっすらと外の庭園であろう場所が見えた。

今でこのくらい綺麗に見えるのだから、日中ならもっと色鮮やか花々や樹々が鑑賞できるのだろう…

かチャリと小さな音がしてそちらの方を振り向くと、そっと室内に入ってきたこの屋敷の主人の姿が見えた。

「えっと…お帰りなさい」
「ただいま。目が覚めたのですね。体調はどうですか?」

そっと身体を包み込むようにして抱きしめられた。
まるで壊れ物に触れるかのように優しく…
そして、視線と手のひらで確認された。

「大丈夫みたいで安心しました。でも、あまり無理はしないでくださいね。今のあなたは壊れ物だ…」

そっと髪に、耳にと唇が触れていくのを感じて頬が染まる。
大人の色香を振りまくのはやめて欲しい……

話題を…そうだ話題…

「えっと…お仕事の方はどうだったんですか?用事があったんですよね…あっ…国家機密だと話せないんでしたか…すみません」

そうだ、この方は宰相職に就いてるから、何ばれ聞いてはいけないんだった…
話題のフリを間違えた…

思わずワタワタしてしまう自分を優しい瞳で見つめられ、微笑まれた。
実年齢はよくわかっていないが、こんな美丈夫に見つめられ、微笑まれては…
もう、死んでしまう…

「それは困りますね。翔は私の番いですから、私のこの姿に喜んでもらえるのは良いのですが、死なれては困ります」

そう言って、クスッと笑われた。
子供扱いされたのか?そうなのか?きっとそうだ!!

思わずもがいて腕の中から逃げようとするが、さらに抱き込まれてしまった。

「そんなに煽らないでください。今のあなたは壊れ物だ。愛おしすぎて、壊してしまいたい衝動を必死で抑えてるのですよ。わかっているのですか?」

そう言うと、優しく唇が合わされたと思ったが…わずかな隙間から舌が入ってきたかと思ったら、まるで食い尽くすが如く貪られた。
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