オメガ転生。

学園生活

一掃せよ！

「おい！そっちはどうなってる！？」

計画通りにことを運び、ある程度不穏分子は片付けた。
抵抗する者は、重要でない場合は…まぁ、仕方ない。
抵抗しても、重要人物達は拘束し、特殊部屋に案内した。

あそこに入ったら…まぁ、洗いざらいしゃべるだろう。
抵抗してくれるのを生きがいにしている変態がいるからなぁ…
おかげで、良い情報収集ができるってもんだ。

でも、あの部屋にある物は、どこでどう手に入れたんだろうか…
もし特注で作らしたのなら…そのアイデアは恐ろしい…
絶対に敵にはしてはいけない人物だ。
しかし……身内であるのは…何というか、心苦しい…

あの特殊部屋の物を簡素化した物を身内にプレゼントしてきたり、自分の番いに使って楽しんでるのかと思うと…相手が可哀想にも思う…
交代してはやれないが…

「宰相閣下や殿下は？」
「お二人は、例の者の屋敷に行かれました」
「そうか…」

いくら囮とはいえ、自分の番いの複製を作って囮に使ったんだ。
囮と…複製だとわかっていても、番いと同じ姿のものが、拉致され、心も身体も壊すようにされるのは許し難いのだろう。
多分今頃は…終わっているんだろう…

「こっちは、バカな貴族どもを捕らえて、法のもとに裁かれるようしないといけないからな…あと、密かに武器を集めているあの国への牽制と抑止。後は…いざという時」

「閣下。こちらは終わりました」
「こちらもです」

「最後まで気を抜くな！」
「「「「「ハッ！」」」」」

よし、これで良い。
片っ端から、妖力を使い、体術、剣術など、使えるものすべてを利用しながら、次々と成果を上げていった。