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巻き込まれて、囚われて……
襲われて
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イオニシスと別れて数日がたった。
時折連絡が来るが、仕事で忙しいようだ。
また、捨てられるのか…………
そんな事を考える日もあった。
時折すれ違うカップルをみては………考えさせられる。
あんなに素敵な人なのだから、他の女性も放ってはおかないだろう……
考え事をしながら、少し薄暗い路地に入ってしまっていた。
道を間違えた?
「ここ、何処だろう……」
ヒンヤリとしたその場所。
時折、水音が聴こえるのと…………
何だか嫌な予感がする。
気持ちが悪い……
鉄サビのような臭いが漂い、居た堪れない……
この場を離れよう……そう思い、踵を変えて、走り出す。
が、走っても走ってもこの嫌な感じから逃げれない……
いきなりグッと腕を掴まれた………
「何処に行こうと?」
恐る恐る振り返る
赤黒い顔に、鋭い牙が見える
「ひっ!!」
そのまま、壁にぶつけられた。
「グッ……」
「女の肉は柔らかくて美味しいんだよね。適度に油ものっていて、ジューシーだ。」
にた~っと笑っている……
恐怖で声が出ない……
「その顔良いね。恐怖で怯えてるのも食欲がます。ははっ、お前を食べたら、どれだけ力がますだろうな……」
舌舐めずりしながら近づいてくる……
怖い怖い怖い………
逃げたいのに、地面に縫い取られているかのように動けない………
「いただきま~~~~ギャー!!!」
食べられる!!
そう思って、まぶたを閉じ、両腕で顔を隠すように身体を縮こませていた………が、いつまでたっても痛みを感じる事は無かった……
ふわりと身体が浮き、暖かく、少し硬いものに覆われる。
「私のものに手を出そうとしたのだから、覚悟はいい?」
えっ?
思わず顔を上げる。
そこには………………
時折連絡が来るが、仕事で忙しいようだ。
また、捨てられるのか…………
そんな事を考える日もあった。
時折すれ違うカップルをみては………考えさせられる。
あんなに素敵な人なのだから、他の女性も放ってはおかないだろう……
考え事をしながら、少し薄暗い路地に入ってしまっていた。
道を間違えた?
「ここ、何処だろう……」
ヒンヤリとしたその場所。
時折、水音が聴こえるのと…………
何だか嫌な予感がする。
気持ちが悪い……
鉄サビのような臭いが漂い、居た堪れない……
この場を離れよう……そう思い、踵を変えて、走り出す。
が、走っても走ってもこの嫌な感じから逃げれない……
いきなりグッと腕を掴まれた………
「何処に行こうと?」
恐る恐る振り返る
赤黒い顔に、鋭い牙が見える
「ひっ!!」
そのまま、壁にぶつけられた。
「グッ……」
「女の肉は柔らかくて美味しいんだよね。適度に油ものっていて、ジューシーだ。」
にた~っと笑っている……
恐怖で声が出ない……
「その顔良いね。恐怖で怯えてるのも食欲がます。ははっ、お前を食べたら、どれだけ力がますだろうな……」
舌舐めずりしながら近づいてくる……
怖い怖い怖い………
逃げたいのに、地面に縫い取られているかのように動けない………
「いただきま~~~~ギャー!!!」
食べられる!!
そう思って、まぶたを閉じ、両腕で顔を隠すように身体を縮こませていた………が、いつまでたっても痛みを感じる事は無かった……
ふわりと身体が浮き、暖かく、少し硬いものに覆われる。
「私のものに手を出そうとしたのだから、覚悟はいい?」
えっ?
思わず顔を上げる。
そこには………………
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