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亜希子の呟き
愛しい者を確保です(ハルト)
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イオニシスが、前にいる女性を、背後から声かける。
その横にいる、倒れそうになる女性を私が支えた。
近付き触れるとさらに甘く誘う香りがする。
そして、抱きしめたくなる衝動に駆られた。
イオニシスは、声をかけた方の女性を支える様にして抱きしめている。
しっかり獲物確保ですか?
「先輩、おっとこ前の美丈夫二人です!!」
「亜希子、そんなこと言う前に、転ぶのを助けてくれたんだから、お礼言おうね!」
「あざーす!!」
おや、酔ってますね。何とも可愛らしい。
このまま連れ帰っても大丈夫そうです。
介護するフリをして……
イオニシスが抱きしめている女性が困惑しながら、声をかけてくる。
私の抱きしめている愛しい者が、迷惑をかけていると思っているようだ。
全然迷惑ではありませんよ。
嬉しすぎます。見せませんが……
「イオニシス、そして、お連れの……」
「イオニシスさんと仕事を一緒にしているハルトです。よろしく」
ニコニコ笑顔で対応しながら、愛しい者を横抱きにする。
連れ帰る気満々ですからね。
「この子、送ってきますね。住所は何処?」
「こっこで~す。」
そう言って、運転免許を見せてくれた。
亜希子という名か。可愛らしい名だ。
写真より実物の方が可愛いですね。
住所は………なるほど、憶えました。
「私が送りますので、タクシー乗り場まででいいです。」
「先輩。私、彼がいいで~す!!」
「酔っ払いは黙ってなさい!!」
おや、私の楽しみを奪うつもりですか?それは頂けませんね。
気持ちはわかりますが………
二人の会話を微笑んで楽しんでしまう。
ですが、譲れませんので…
「この住所なら、自分の近くですから、大丈夫ですよ。イオニシスさんはそちらの彼女を送ってあげてください。女性の一人歩きは危険ですから……」
そう言って、亜希子の荷物も器用にもって歩いて行く。
やっと見つけて、このチャンス。
逃すつもりはありません。
何せ、魔界の住人ですからね……
追いかけなくちゃ……と思ったらしい彼女は、イオニシスに抱きこまれた。
流石です。では、私はお先に。
そちらは楽しんでくださいね。
視線で会話して、その場を離れる。
離れ側に、背後での会話が聴こえる。
「ん???」
「そんな可愛らしい顔を私以外に見せないでください!!お仕置きです!」
上司も楽しいひと時を過ごせそうで、部下としても安心です。
さて、私の愛しい者をどうしましょうか……
今からドキドキ、ワクワクしてしまう。
その横にいる、倒れそうになる女性を私が支えた。
近付き触れるとさらに甘く誘う香りがする。
そして、抱きしめたくなる衝動に駆られた。
イオニシスは、声をかけた方の女性を支える様にして抱きしめている。
しっかり獲物確保ですか?
「先輩、おっとこ前の美丈夫二人です!!」
「亜希子、そんなこと言う前に、転ぶのを助けてくれたんだから、お礼言おうね!」
「あざーす!!」
おや、酔ってますね。何とも可愛らしい。
このまま連れ帰っても大丈夫そうです。
介護するフリをして……
イオニシスが抱きしめている女性が困惑しながら、声をかけてくる。
私の抱きしめている愛しい者が、迷惑をかけていると思っているようだ。
全然迷惑ではありませんよ。
嬉しすぎます。見せませんが……
「イオニシス、そして、お連れの……」
「イオニシスさんと仕事を一緒にしているハルトです。よろしく」
ニコニコ笑顔で対応しながら、愛しい者を横抱きにする。
連れ帰る気満々ですからね。
「この子、送ってきますね。住所は何処?」
「こっこで~す。」
そう言って、運転免許を見せてくれた。
亜希子という名か。可愛らしい名だ。
写真より実物の方が可愛いですね。
住所は………なるほど、憶えました。
「私が送りますので、タクシー乗り場まででいいです。」
「先輩。私、彼がいいで~す!!」
「酔っ払いは黙ってなさい!!」
おや、私の楽しみを奪うつもりですか?それは頂けませんね。
気持ちはわかりますが………
二人の会話を微笑んで楽しんでしまう。
ですが、譲れませんので…
「この住所なら、自分の近くですから、大丈夫ですよ。イオニシスさんはそちらの彼女を送ってあげてください。女性の一人歩きは危険ですから……」
そう言って、亜希子の荷物も器用にもって歩いて行く。
やっと見つけて、このチャンス。
逃すつもりはありません。
何せ、魔界の住人ですからね……
追いかけなくちゃ……と思ったらしい彼女は、イオニシスに抱きこまれた。
流石です。では、私はお先に。
そちらは楽しんでくださいね。
視線で会話して、その場を離れる。
離れ側に、背後での会話が聴こえる。
「ん???」
「そんな可愛らしい顔を私以外に見せないでください!!お仕置きです!」
上司も楽しいひと時を過ごせそうで、部下としても安心です。
さて、私の愛しい者をどうしましょうか……
今からドキドキ、ワクワクしてしまう。
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