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驚きは急にやってくる
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「失礼します」
ノックの後、父の許可を得て、室内に入る。
もちろん、僕専属であるジャスも入室してくるもの…と思ったのに、部屋の外。廊下で待機するみたいだ。
何か重要な話しなのか?
部屋には、えっと?
何であの人が??
あの時の、あの人だよね?
凄く豪華な軍服。しかも、あの色は王族にしか許されない色だったか?
それを、かっこよく着こなしている。
って、どうして王族?
確かに僕の家は上位貴族だけど、でも何で??
父の友人?
でも、僕、関係ないよね??
「お客様が来られていたのですね。失礼いたしました。また後で…」
「あぁ、大丈夫だ。しかしよく似合っているな~。そうそう、紹介しよう。こちらはジャディール•アステード殿下。私の古くからの友人でもあるが、この国の王弟殿下だ。殿下。これは私の末っ子。今日の主役のカルロス・セイクリオン。親しい者達方は、愛称の『カル』と呼んでいまし。」
退出は叶わず、父にそう紹介されたからには、僕からも…
「初めまして、セイクリオン家嫡男。カルロス・セイクリオンと申します。よろしくお願いします。」
「こんにちは。私はジャディール•アステード。『ディ』って呼んでくれるかい?私も君のことを『カル』と呼ばせてほしい。王弟ではあるけど、王位継承権は破棄しているから、気楽に接してくれるとありがたい。特に君には…」
僕、普通に…そう、きちんと挨拶できたよね?
マナー講師に教えられた通りに、上位者に対して敬意を持っての挨拶を…
なのに、なんで?
どうしてこの人は、こんなふうに僕に対応をしてくるんだ?
客人であるその男性は、なぜか嬉しそうに微笑んで、しかも、女性にするように僕の手を取ったまま傅き、僕の…そう、僕の手の甲に唇を落としてそう言って見上げてきた。
しかも、その表情は……
ボンと音が出そうなぐらいに顔が…しかも、『ヘッ??????』と変な声が出て、固まってしまうのは仕方がないと思う。
何で?ナンデ?なんで?
「あ~っ、殿下。その辺にして頂けますか?」
片手で顔を押さえながら苦笑する父がそう言うと、客人は『そうだな』と名残惜しそうに立ち上がった。
でも…手、離してほしい…
「立ち話も何だ。うん。座ろうか」
父は諦めたようだ。何でそんな表情?
何で???
頭の中は『?』マークでいっぱいだ。
促されるまま、ソファーに座る。
座るんだけど、なぜか客人は僕の手を握ったまま隣に座ってきた。
せめてものと、距離を取ろうとズズズっと避けてみた僕は悪くない。
悪くないはずなのに、『逃がさない』とでも言うように、しっかりと握りしめながら隣に…
「あの…」
「何かな?」
そう言われたら、何と言えばいいのだろうか?
父の友人とはいえ、王族。下手に不敬罪に問われたら困ってしまう。
そこは、父が…どうにかしてくれるだろうが…
「殿下…はぁ…………もう良いですよ。あ~~っ、カル。この国の『竜人族』の習性というか…うん。『番』についての概念とか知っているだろう?」
「ヘッ?『番』ですか?」
今この場で『番』とか関係ないだろ?えっと、あるの??
一瞬ポカンとしてしまうが、慌てて気を取り直して答えた。
『竜の国』は竜人が国を起こしたとされ、竜人が治めている。
他国もそんな感じだ。そして、他国同様にその国を表せている種族がその国で多く住んでいる。例えばこの国で住んでる住人は、『竜人族』が一番多いが、『ヒト族』『妖精族』『魔人族』『獣人族』など、多種族が住んでいるだ。
あと、婚姻において、この世界、性別は男女あるが、男女問わず、同性•別種族間でも可能となっていた。
あと、『ヒト族』以外には『番』という特別な感覚がある。
『ヒト族』にも関係はしてはいるんだけれど、『ヒト族』は、別に番でなく、特に同種族間で番以外でも婚姻する事があるんだ。
普通、『番』の見分け方は、相手からの匂いや、魔力感知。お互いの魔力を流すことでの理解できる。
『番』でない者から魔力を流されれば、痛みや不快感が強く出るんだ。
ただこれは、親族間。そう、両親と兄弟、そして祖父母や自身の子供達。まぁそのぐらいまでは他種族でも大丈夫らしい。
血族間の繋がりだろうか…
ただ、『ヒト族』の魔力は澄んでいて、どの種族にも馴染みやすいという、『欠点のような利点』がある。
『ヒト族』から魔力を流されると、違和感を感じないのだ。下手すれば心地良さを感じる事もあるらしい。
逆の場合は、『番』でない他種族。そう、『ヒト族』以外から魔力を送られれば、他の種族と同様の拒否反応が出る。
そして、『ヒト族』の匂いに関しては、『香水でもつけた?』みたいな感じで、魔力を相手から流されない限り、『番』を見つけるのが下手なのだ。
だから、国によっては『運命の番』が見つからない場合、一方的な『番』にさせられ、子を孕む事もあるらしい。
まぁ、この『欠点のような利点』の能力で、治療師や魔力を使って作られるポーションを作成したりする職種に『ヒト族』が多いのだ。
魔力量や能力にもよるから、みんなが皆んなつけれる職種とは言い切れないけれどね。
それでもって、寿命に関しては、種族によって違うんだが、『番』の場合は長寿の種族の寿命まで生きられる事が多いとか。
『竜人族』は秘術で相手が亡くなるまでとの事だった。僕は『ヒト族』だから、詳しくはまだ教えてもらっていない。そう言う方法があると言うだけ。
それだけ、『竜人族』は『番』に対しての執着が強いんだ。
父と母を見たら理解できる。
公の場では抑えてるみたいだけど、日頃の父は母にベッタリだ。
余程の事がない限り、目の届くところにいつも母がいるようにしている。
そして、子ども達が呆れるほど、母に甘い。
『竜人族』の兄も、初めは馬鹿にしていたけど、実際自分の身になると…
父とほぼ一緒だ。
頑張って自制してるみたいだけど…うん。一緒だ。
ノックの後、父の許可を得て、室内に入る。
もちろん、僕専属であるジャスも入室してくるもの…と思ったのに、部屋の外。廊下で待機するみたいだ。
何か重要な話しなのか?
部屋には、えっと?
何であの人が??
あの時の、あの人だよね?
凄く豪華な軍服。しかも、あの色は王族にしか許されない色だったか?
それを、かっこよく着こなしている。
って、どうして王族?
確かに僕の家は上位貴族だけど、でも何で??
父の友人?
でも、僕、関係ないよね??
「お客様が来られていたのですね。失礼いたしました。また後で…」
「あぁ、大丈夫だ。しかしよく似合っているな~。そうそう、紹介しよう。こちらはジャディール•アステード殿下。私の古くからの友人でもあるが、この国の王弟殿下だ。殿下。これは私の末っ子。今日の主役のカルロス・セイクリオン。親しい者達方は、愛称の『カル』と呼んでいまし。」
退出は叶わず、父にそう紹介されたからには、僕からも…
「初めまして、セイクリオン家嫡男。カルロス・セイクリオンと申します。よろしくお願いします。」
「こんにちは。私はジャディール•アステード。『ディ』って呼んでくれるかい?私も君のことを『カル』と呼ばせてほしい。王弟ではあるけど、王位継承権は破棄しているから、気楽に接してくれるとありがたい。特に君には…」
僕、普通に…そう、きちんと挨拶できたよね?
マナー講師に教えられた通りに、上位者に対して敬意を持っての挨拶を…
なのに、なんで?
どうしてこの人は、こんなふうに僕に対応をしてくるんだ?
客人であるその男性は、なぜか嬉しそうに微笑んで、しかも、女性にするように僕の手を取ったまま傅き、僕の…そう、僕の手の甲に唇を落としてそう言って見上げてきた。
しかも、その表情は……
ボンと音が出そうなぐらいに顔が…しかも、『ヘッ??????』と変な声が出て、固まってしまうのは仕方がないと思う。
何で?ナンデ?なんで?
「あ~っ、殿下。その辺にして頂けますか?」
片手で顔を押さえながら苦笑する父がそう言うと、客人は『そうだな』と名残惜しそうに立ち上がった。
でも…手、離してほしい…
「立ち話も何だ。うん。座ろうか」
父は諦めたようだ。何でそんな表情?
何で???
頭の中は『?』マークでいっぱいだ。
促されるまま、ソファーに座る。
座るんだけど、なぜか客人は僕の手を握ったまま隣に座ってきた。
せめてものと、距離を取ろうとズズズっと避けてみた僕は悪くない。
悪くないはずなのに、『逃がさない』とでも言うように、しっかりと握りしめながら隣に…
「あの…」
「何かな?」
そう言われたら、何と言えばいいのだろうか?
父の友人とはいえ、王族。下手に不敬罪に問われたら困ってしまう。
そこは、父が…どうにかしてくれるだろうが…
「殿下…はぁ…………もう良いですよ。あ~~っ、カル。この国の『竜人族』の習性というか…うん。『番』についての概念とか知っているだろう?」
「ヘッ?『番』ですか?」
今この場で『番』とか関係ないだろ?えっと、あるの??
一瞬ポカンとしてしまうが、慌てて気を取り直して答えた。
『竜の国』は竜人が国を起こしたとされ、竜人が治めている。
他国もそんな感じだ。そして、他国同様にその国を表せている種族がその国で多く住んでいる。例えばこの国で住んでる住人は、『竜人族』が一番多いが、『ヒト族』『妖精族』『魔人族』『獣人族』など、多種族が住んでいるだ。
あと、婚姻において、この世界、性別は男女あるが、男女問わず、同性•別種族間でも可能となっていた。
あと、『ヒト族』以外には『番』という特別な感覚がある。
『ヒト族』にも関係はしてはいるんだけれど、『ヒト族』は、別に番でなく、特に同種族間で番以外でも婚姻する事があるんだ。
普通、『番』の見分け方は、相手からの匂いや、魔力感知。お互いの魔力を流すことでの理解できる。
『番』でない者から魔力を流されれば、痛みや不快感が強く出るんだ。
ただこれは、親族間。そう、両親と兄弟、そして祖父母や自身の子供達。まぁそのぐらいまでは他種族でも大丈夫らしい。
血族間の繋がりだろうか…
ただ、『ヒト族』の魔力は澄んでいて、どの種族にも馴染みやすいという、『欠点のような利点』がある。
『ヒト族』から魔力を流されると、違和感を感じないのだ。下手すれば心地良さを感じる事もあるらしい。
逆の場合は、『番』でない他種族。そう、『ヒト族』以外から魔力を送られれば、他の種族と同様の拒否反応が出る。
そして、『ヒト族』の匂いに関しては、『香水でもつけた?』みたいな感じで、魔力を相手から流されない限り、『番』を見つけるのが下手なのだ。
だから、国によっては『運命の番』が見つからない場合、一方的な『番』にさせられ、子を孕む事もあるらしい。
まぁ、この『欠点のような利点』の能力で、治療師や魔力を使って作られるポーションを作成したりする職種に『ヒト族』が多いのだ。
魔力量や能力にもよるから、みんなが皆んなつけれる職種とは言い切れないけれどね。
それでもって、寿命に関しては、種族によって違うんだが、『番』の場合は長寿の種族の寿命まで生きられる事が多いとか。
『竜人族』は秘術で相手が亡くなるまでとの事だった。僕は『ヒト族』だから、詳しくはまだ教えてもらっていない。そう言う方法があると言うだけ。
それだけ、『竜人族』は『番』に対しての執着が強いんだ。
父と母を見たら理解できる。
公の場では抑えてるみたいだけど、日頃の父は母にベッタリだ。
余程の事がない限り、目の届くところにいつも母がいるようにしている。
そして、子ども達が呆れるほど、母に甘い。
『竜人族』の兄も、初めは馬鹿にしていたけど、実際自分の身になると…
父とほぼ一緒だ。
頑張って自制してるみたいだけど…うん。一緒だ。
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