15 / 75
この世界に馴染みます。
背後から
しおりを挟む
この国の勉強も少しずつだが進んでいる。
一部を除いては……
ゴードン宰相様やライトさんがいるのも気にせず、私の世話をしようとする。
勉強を見てくれる名目で膝の上に乗せようとするのは何故でしょう……
勉強机の件は、部屋の片隅(目の届く範囲で)に落ち着いてる。
皆さん、説得してくれてありがとうございます。
アル様の声が耳の側でします。
この国の歴史と地理の本を説明しながら一緒に見ていますが……
顔が火照って集中できません。
「そろそろ、お茶にいたしませんか??」
セシルさん。ナイスです。
そそくさと、アル様のお膝から脱出です。
ふふふっ……
アル様、一瞬ムッとしてませんか??
ライトさん、肩揺すらせて笑っていますね………酷いです。
ゴードン宰相様が、新たな書類をアル様の机に置いてます。
少しお山が出来てます。
これを機に、この部屋を脱出しましょう。
セシルさんに目配せです。
執務室のあるソファーに腰掛け、お茶をいただく。
「アル様??」
「ん?どうかしましたか?」
「わたし、この後少し場内を散歩してきますね。新たなお仕事が来てるみたいですし……執務中のアル様は、いつもよりもっと凛々しくみえて………素敵です。頑張って下さいね。」
そう言って、一気にお茶をいただいてお部屋を出ます。
『素敵』のセリフの後抱きしめられ、『ありがとう。頑張るよ』と微笑んで答えてくれて……
一瞬ボンって音がしそうなくらい動揺したけどね……
いそいで離れないと、離してくれなさそうだから、ダッシュです。
「可愛い……」そう呟きながらも見送ってくれました。
よかった…………ほっ……
今日の私の散歩兼目的地は場内にある鍛錬場です。
アル様にお願いしたら却下されそうで……
内緒です。
セシルさんに動きやすい服装を準備してもらって急ぎます。
セシルさんにも、初めは却下されたんだけど、私が少し武術を習ってた事と、何かあった時、少しは自分の身を守りたい。この国の武術・鍛錬を見てみたいってお願いしたの。
セシルさん自身も心得があるらしく、『自分の身を守る』という意見は少し納得してくれたみたいです。
るんるん気分で歩いて行くと、鍛錬場独特の音が聞こえてきます。
セシルさんに着いて行く。
練習用の剣を振るう者、魔術みたいな事をしてる人(的を遠距離から燃やしてる……)
体力・筋力トレーニングかなぁ………
彼らはこちらには気がついていないのか、それとも無視してるのか……
黙々と頑張ってます。
「あの人、強そう。あんな事出来るんだ………」
あくまで、元女子高生です。
少しミーハーになっても仕方がないよ………ね………………
背後から冷たい視線を感じます。
急に熱気ムンムンから氷点下に温度が下がった気がします。
振り返るのが…………
「何か気になるものがありましたか??」
振り向かない----振り向けないよ----
背後から見知った声に引き続き、腕が伸びてくる。
ピキッ………
「シオン」
あっという間にアル様のお部屋に移動しました。
アル様の空間移動です。
無駄な魔力放出だと思います~~~~~
一部を除いては……
ゴードン宰相様やライトさんがいるのも気にせず、私の世話をしようとする。
勉強を見てくれる名目で膝の上に乗せようとするのは何故でしょう……
勉強机の件は、部屋の片隅(目の届く範囲で)に落ち着いてる。
皆さん、説得してくれてありがとうございます。
アル様の声が耳の側でします。
この国の歴史と地理の本を説明しながら一緒に見ていますが……
顔が火照って集中できません。
「そろそろ、お茶にいたしませんか??」
セシルさん。ナイスです。
そそくさと、アル様のお膝から脱出です。
ふふふっ……
アル様、一瞬ムッとしてませんか??
ライトさん、肩揺すらせて笑っていますね………酷いです。
ゴードン宰相様が、新たな書類をアル様の机に置いてます。
少しお山が出来てます。
これを機に、この部屋を脱出しましょう。
セシルさんに目配せです。
執務室のあるソファーに腰掛け、お茶をいただく。
「アル様??」
「ん?どうかしましたか?」
「わたし、この後少し場内を散歩してきますね。新たなお仕事が来てるみたいですし……執務中のアル様は、いつもよりもっと凛々しくみえて………素敵です。頑張って下さいね。」
そう言って、一気にお茶をいただいてお部屋を出ます。
『素敵』のセリフの後抱きしめられ、『ありがとう。頑張るよ』と微笑んで答えてくれて……
一瞬ボンって音がしそうなくらい動揺したけどね……
いそいで離れないと、離してくれなさそうだから、ダッシュです。
「可愛い……」そう呟きながらも見送ってくれました。
よかった…………ほっ……
今日の私の散歩兼目的地は場内にある鍛錬場です。
アル様にお願いしたら却下されそうで……
内緒です。
セシルさんに動きやすい服装を準備してもらって急ぎます。
セシルさんにも、初めは却下されたんだけど、私が少し武術を習ってた事と、何かあった時、少しは自分の身を守りたい。この国の武術・鍛錬を見てみたいってお願いしたの。
セシルさん自身も心得があるらしく、『自分の身を守る』という意見は少し納得してくれたみたいです。
るんるん気分で歩いて行くと、鍛錬場独特の音が聞こえてきます。
セシルさんに着いて行く。
練習用の剣を振るう者、魔術みたいな事をしてる人(的を遠距離から燃やしてる……)
体力・筋力トレーニングかなぁ………
彼らはこちらには気がついていないのか、それとも無視してるのか……
黙々と頑張ってます。
「あの人、強そう。あんな事出来るんだ………」
あくまで、元女子高生です。
少しミーハーになっても仕方がないよ………ね………………
背後から冷たい視線を感じます。
急に熱気ムンムンから氷点下に温度が下がった気がします。
振り返るのが…………
「何か気になるものがありましたか??」
振り向かない----振り向けないよ----
背後から見知った声に引き続き、腕が伸びてくる。
ピキッ………
「シオン」
あっという間にアル様のお部屋に移動しました。
アル様の空間移動です。
無駄な魔力放出だと思います~~~~~
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
327
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる