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お祭りイベント

アルのバカ!!

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う~~~~~っ
何に嫉妬したのか知らないけど……しっかり貪られた。
嫌じゃ無いけど……やり過ぎだと思うのは私だけ???

誰かさんは清々しく着替えて出て行きました。
勿論、お世話はしていただきましたが………
あ~んな事や、こ~んな事を……

やりすぎた時は、この所全回復させてくれてたのに……
今回は半分だけってどういう事??
酷くない?酷いと思うのは私だけ……
う~~~~~っ!!アルのバカ!!

アルが出て行ってから、セシルが入ってきた。

「大丈夫ですか?今日の予定は辞めておきますか?」

せっかくのトーナメント戦2日目。観に行きたい……

「行きたい。行きます。絶対に!!」
「でも………」

ベットからスムーズに起き上がれない……
痛みは消してくれてるから、無いんだけど……フラフラする。

大きなため息をついて、セシルが口開く。

「シオン様、もう少しだけお休みください。少し用事を思い出しましたので……歩かれて、怪我でもしたら大変です。怪我の治癒などは高等魔法でもあるので……魔力の質や力量で変わってくるんです。出来るものも限られますから……大人しくしていて下さいね。直ぐに戻りますから!!」

セシルに強く言われ、ベットに戻される。

「絶対に大人しくいて下さいね!!」

そこまで念を押されたら仕方がない……

「わかった。早く帰ってきてね」 

もう、セシルは母か姉の様だ。
逆らえない……
大人しく待っている間、ついウトウトして寝てしまった。
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