魔王の宝珠

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魔界に連れ込まれ

記憶

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フリードに連れてこられ、貪られ続け、いったいどのくらいたったのだろう。
ふらふらになりかけ、もう無理というところで魔力で癒されまた貪られる行為が続く。

意識がとぶと、いつの間にか身体が清められていた。

ぼーっとしながら、起き上がる。
フリードの姿はなかった。
ベットには自分の温もりだけ。

「ここは……」

辺りを見回す。
そう言えば、フリードに連れ帰ると言われたんだっけ……

身体の痛みは感じない。
少し違和感はあるが…

胸元や腹部、太ももなど見える範囲でもかなりの赤い痕がある。
フリードとのなごりか……

「何処で間違えた?どうして……」

確かに一緒に生活してて、スキンシップ過多だとは思った。外国人だからと思っていた。いや、思いたかったのかも知れない。 

時折視線も感じたが、あえて無視していた。
男同士だから、あれは別世界と思っていた。
まさか、こんなことになるなんて……

しかも、途中から嫌ではなかった。なぜ??
いくら考えてもわからない。

そうこうしていると、フリードが戻ってきた。
「目が覚めていたのですね。ふふっ、私の寝室にユキがいる。幸せですね。」
物凄く嬉しそうだ。
抱き締められ、口づけられる。

「ん~やぁ…だめ…あん」

口腔内を貪られる。

「ユキはどこもかしこも美味しいです。可愛い。」

唇が離れる。
息が切れる。

「可愛い私の伴侶。もう離しませんし離れません。ふふっ、やっと手にいれた。」
「ちょっと待て、よくわからんけど、どういう事?」

「ふふっ、忘れてるみたいですね。」

そう言って、俺の額を指先で触れる。
頭の中に映像が浮かぶ感じだ。
まるで映画を見ている感覚。

これは両親が亡くなった時?
あれはフリード??
これが俺とフリードの出会い??祖父母?
子供の頃の自分。

「思い出しましたか?ふふっ、あの時私は貴方にひかれたんです。今まで興味をひくものがなかったのですが、手に入れたい、欲しい、私のものだと感じたのは貴方だけです。」

腕の中に抱き込まれ、耳元でささやかれた。

「もう、私達は契約で結ばれましたから、私が亡ぶ時はユキも一緒ですよ。言い換えれば、私が生きている間はユキもそのままです。私と生きる時間が一緒です。ふふっ、だから、もう戻れませんよ。逃がしもしませんしね。」
「…………」
「ユキは私が護ります。夫ですから当たり前です。それに……」
「夫って何だよ?俺男だぞ!」
「言ったはずです。魔族で力があるものは同性でも子供を身ごもらせる事ができると。できてたら良いですね。」

俺の腹部を愛おしそうに撫でるフリード…
嘘だろ?

「それに、ユキは私の事が好きですよね。」
「うっ…」
「ふふっ、愛してますよ。そうそう、お腹空きませんか?食事にしましょう。」

そう言って、フリードに世話をされた。

着替えてするかと思ったが、素っ裸のまま、かけもののみで、ベットの上で甲斐甲斐しく…
男でも、恥ずかしい…
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