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国境突破
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「まあみんな、最近の高校生にしては頑張ったね。
徒歩で北海道から大阪位までの距離を歩いたんだから。でもここから。まず関所は通れない。一応みんなまあくんの偽証で髪色と目の色は変えてるけど、この人数が全員身分証明書が無いっていうのがね。だから山越えするよ。危険は無いと思って。ケーちゃんがいるから。」
「任せて。山の中なら衛兵に見つかっても蹴散らせるから。関所でやっちゃうと犯罪者になって国越えが出来ないかな。」
「2日位体を休めてから移動しよう。
じゃあいつもの様に魔法使える人は城塞作ろう。隠蔽も宜しく。」
「ここまで盗賊も出たけど、なんとかなったかな。
ケーちゃんのお陰で簡単だったし。
流石に人殺しはまだケーちゃんと僕だけだけど。」
「んー、そうね。
ほとんど冒険者しか選択出来ないんだから出来れば殺せるようになって欲しかったけど。」
「まあそのうちね。
殺せなければ死ぬだけだから、いいんじゃない?」
「貴方随分達観してるわね。」
「オタク高校生だもの。
異世界物を読んでるんなら覚悟はしてたよ。
それじゃあ、みんな。先ずはあの国から貰って来たものを換金して冒険者ギルドに登録しよう。名前は偽名でね。本名で隷属っていう手段もあるから。それから皆の希望を聞くとしようか。換金はちーちゃん。君のスキルがここで活きるよ。」
「まかせてっ。
でも大量に売り捌くと危険もあるよね?それはどうするの?」
「収納は八人が使えるからちょっとずつ換金かな。」
「わたしは冒険者ギルドの登録料だけでいいわ。
自分で稼げるし。」
「まあケーちゃんはね。じゃあこれ。登録料がいくらかわからないから金貨で10枚。」
「取り敢えず宿を取ろう。大部屋でいい?これからのこと、相談したいし。」
「二部屋取って集まれば良いじゃん。」
「金貨で600枚以上有るけど山分けして。収納がない子はケーちゃん。お願い。」
「はいはい。これ。マジックバッグ。
容量無制限と時間停止は出来なかったけど十分でしょ。
一応全員分あるから。個人認証も魔法でなんとかなったよ。収納魔法は見つからない様に。
皆頭が良くて助かるね。余計な説明しなく済むし。
じゃあわたしは行くよ。機会があればまた会いましょう。」
「ん。ありがとうね。城から抜け出せたのも今こうして居られるのもケーちゃんのおかげだ。
僕の目標はエルフかケモミミのお嫁さん。
ハーレムはありえない。複数人愛する事なんて出来ないからね。」
「わたしはスキルが内政チート向きだし、冒険者ギルドで聞いて商業ギルドか何かでポーションとか作るつもり。出来れば家を借りたいんだけど、誰か一緒に行かない?」
「じゃあ女の子5人でお家借りよう。わたしなら護衛もできるし。」
「そうしましょ。」
「おいおい。女子が全然居ねえぞ。
どうする?皆ソロか?」
「パーティー組みませんか?いずれバラバラになるにしても当面は安心でしょう。」
「あ、僕はソロでいきますよ。エルフかケモミミっ娘を探します。」
男性陣
「なあ。娼館に興味ねぇ?」
「な、なんですと。拙者初めては好きな子としたいですぞ。」
「皆はどうする?」
「是非行ってみたいですね。
こちらでじゃもう成人みたいですし。」
「じゃあ行こうぜ。」
「拙者も行くでござる。」
女性陣
「お金は結構あるけど、お家を借りるのって随分掛かるのね。」
「日割りだと宿よりは安いかな。」
「国境の町だから一人で行動しないでよ。
いつの間にか居なくなって、次の日死体でとか嫌だからね。」
「そうだね。全員で一緒に行動したほうがいいよね。
2人や3人じゃ危ないもの。」
勇者側
「訓練訓練訓練。」
「どうじゃあやつは?」
「スキルは凄いですが、頭が悪いですね。
融通が利かないと言うか、応用が利かないというか。
うん。バカですね。」
「では、訓練が終わり次第ダンジョンにでも放り込むか。」
「そういたしましょう。」
「逃げたあやつらはどうなった?」
「全く。
どこに逃げたのか皆目。」
「見つけたら処分をお願いしますよ。」
「は。畏まりました。」
徒歩で北海道から大阪位までの距離を歩いたんだから。でもここから。まず関所は通れない。一応みんなまあくんの偽証で髪色と目の色は変えてるけど、この人数が全員身分証明書が無いっていうのがね。だから山越えするよ。危険は無いと思って。ケーちゃんがいるから。」
「任せて。山の中なら衛兵に見つかっても蹴散らせるから。関所でやっちゃうと犯罪者になって国越えが出来ないかな。」
「2日位体を休めてから移動しよう。
じゃあいつもの様に魔法使える人は城塞作ろう。隠蔽も宜しく。」
「ここまで盗賊も出たけど、なんとかなったかな。
ケーちゃんのお陰で簡単だったし。
流石に人殺しはまだケーちゃんと僕だけだけど。」
「んー、そうね。
ほとんど冒険者しか選択出来ないんだから出来れば殺せるようになって欲しかったけど。」
「まあそのうちね。
殺せなければ死ぬだけだから、いいんじゃない?」
「貴方随分達観してるわね。」
「オタク高校生だもの。
異世界物を読んでるんなら覚悟はしてたよ。
それじゃあ、みんな。先ずはあの国から貰って来たものを換金して冒険者ギルドに登録しよう。名前は偽名でね。本名で隷属っていう手段もあるから。それから皆の希望を聞くとしようか。換金はちーちゃん。君のスキルがここで活きるよ。」
「まかせてっ。
でも大量に売り捌くと危険もあるよね?それはどうするの?」
「収納は八人が使えるからちょっとずつ換金かな。」
「わたしは冒険者ギルドの登録料だけでいいわ。
自分で稼げるし。」
「まあケーちゃんはね。じゃあこれ。登録料がいくらかわからないから金貨で10枚。」
「取り敢えず宿を取ろう。大部屋でいい?これからのこと、相談したいし。」
「二部屋取って集まれば良いじゃん。」
「金貨で600枚以上有るけど山分けして。収納がない子はケーちゃん。お願い。」
「はいはい。これ。マジックバッグ。
容量無制限と時間停止は出来なかったけど十分でしょ。
一応全員分あるから。個人認証も魔法でなんとかなったよ。収納魔法は見つからない様に。
皆頭が良くて助かるね。余計な説明しなく済むし。
じゃあわたしは行くよ。機会があればまた会いましょう。」
「ん。ありがとうね。城から抜け出せたのも今こうして居られるのもケーちゃんのおかげだ。
僕の目標はエルフかケモミミのお嫁さん。
ハーレムはありえない。複数人愛する事なんて出来ないからね。」
「わたしはスキルが内政チート向きだし、冒険者ギルドで聞いて商業ギルドか何かでポーションとか作るつもり。出来れば家を借りたいんだけど、誰か一緒に行かない?」
「じゃあ女の子5人でお家借りよう。わたしなら護衛もできるし。」
「そうしましょ。」
「おいおい。女子が全然居ねえぞ。
どうする?皆ソロか?」
「パーティー組みませんか?いずれバラバラになるにしても当面は安心でしょう。」
「あ、僕はソロでいきますよ。エルフかケモミミっ娘を探します。」
男性陣
「なあ。娼館に興味ねぇ?」
「な、なんですと。拙者初めては好きな子としたいですぞ。」
「皆はどうする?」
「是非行ってみたいですね。
こちらでじゃもう成人みたいですし。」
「じゃあ行こうぜ。」
「拙者も行くでござる。」
女性陣
「お金は結構あるけど、お家を借りるのって随分掛かるのね。」
「日割りだと宿よりは安いかな。」
「国境の町だから一人で行動しないでよ。
いつの間にか居なくなって、次の日死体でとか嫌だからね。」
「そうだね。全員で一緒に行動したほうがいいよね。
2人や3人じゃ危ないもの。」
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「訓練訓練訓練。」
「どうじゃあやつは?」
「スキルは凄いですが、頭が悪いですね。
融通が利かないと言うか、応用が利かないというか。
うん。バカですね。」
「では、訓練が終わり次第ダンジョンにでも放り込むか。」
「そういたしましょう。」
「逃げたあやつらはどうなった?」
「全く。
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「見つけたら処分をお願いしますよ。」
「は。畏まりました。」
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