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女の子が逃げられないだけの話
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ニゲロニゲロニゲロニゲロニゲロニゲロニゲロニゲロ
怖い怖い怖い怖い…
後ろから影がぬるぬるとぴったり付いてきている。
この影に捕まったら塗りつぶされてしまいそうで、
逃げることしかできなくて、
暗闇で冷えた汗がべたべたとまとわりついた。
私はただ、この黒から逃げたかった。
「ハッ!?」
「あら!大丈夫?うなされていたみたいだけれど…」
いつの間にか私は白い壁の部屋のベットで横たわっていた。
「影!影は!?」
「え、影??変な夢でも見てたの?」
母が私の足の上に手を置いて身を乗り出して私の顔をのぞき込んでくる…
「痛い痛い!!!なにするのよ!!!」
母は心底驚いた顔をして
「あ、え!?ご、ごめん」
まったく…足に体重かけてくるとか嫌がらせかしら…
ん?おかしい
「あ、足…大丈夫??」
汗がでる
私には…
足が無かった
怖い怖い怖い怖い…
後ろから影がぬるぬるとぴったり付いてきている。
この影に捕まったら塗りつぶされてしまいそうで、
逃げることしかできなくて、
暗闇で冷えた汗がべたべたとまとわりついた。
私はただ、この黒から逃げたかった。
「ハッ!?」
「あら!大丈夫?うなされていたみたいだけれど…」
いつの間にか私は白い壁の部屋のベットで横たわっていた。
「影!影は!?」
「え、影??変な夢でも見てたの?」
母が私の足の上に手を置いて身を乗り出して私の顔をのぞき込んでくる…
「痛い痛い!!!なにするのよ!!!」
母は心底驚いた顔をして
「あ、え!?ご、ごめん」
まったく…足に体重かけてくるとか嫌がらせかしら…
ん?おかしい
「あ、足…大丈夫??」
汗がでる
私には…
足が無かった
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