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第4章
鼓動の記憶
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押せよ。
いい加減自分自身を突っ込んだ。ベッドに突っ伏して、スマホとにらめっこして、人差し指をTELマークの前でプルプルと揺らしている。
押せない物だな、こういうの。
嫌になってスマホを枕の上に乱暴に置いた。自分も寝ようと、枕に頭をぼふっと倒したので、スマホが当たって、鈍痛に苛まれる。
「いったたた・・・・・・」
これは思ったより痛い。あぁどうしよう身動きが取れない。
ベットの上で胎児の様にうずくまっていると、ブーッとバイブの音がする。
・・・電話だ。
誰からか確認したくて目を開けるも、まだ頭が痛かった。とりあえず確認だけしとかないと。
スマホの画面に大大と表示された五十鈴の文字。目を光らせて、TELボタンを押す。
「もしもしっ・・・!」
痛みも忘れて、体を勢いよく起こした。その時、髪がふわりと宙を舞う。
「もしもし」
五十鈴の声だヒャッハー!
っていう心の声を仕舞うと、こほこほと咳払いをした。
「ええとですね、では。相談に乗ってもらってもいいですかね?」
「いきなりだな」
「はい・・・!」
なんか私、ベットの上で正座してキリッとしてるんだけど。
「菜摘の事で・・・・・・」
それから話は1時間程続いた。話す私は辛くないけど、聞き手は大変だったんじゃないかな、とか思う。でも、五十鈴は飽きることなく私の話を聞いて、共感して、時にはアドバイスをくれて、そして最後に私はこう言った。
「だから、私、菜摘は五十鈴の事が好きなんじゃないかな?って思うんだ!」
「ごふっ」
あれ?吹いてる?なんで?
「あのなぁ、それはねぇよ」
「なんでそう言い切れるの」
ちょっとムッとした。
「アイツ基本的に誰でもああいう感じの馴れ馴れしい態度だから」
「そんなの私が1番知ってる」
いつの間にか正座は崩れている。
「だって俺好きな人いるし」
雷電が走ったさ、背中に。ピシャーンとね。
「まままま、まじで!?」
それは私的にもショックだった。
「まじだよ、悪いか」
「悪く無いです悪く無いです!じゃあさっさとこの通話を切ってその子にLINEしてあげなさい、おやすみさようなら!」
かける時はあんなに戸惑ったのに、切る時は高速だった。
「あ・・・、相談乗ってくれたお礼言ってないな」
ちょっと、胸が苦しくなる。
そのまま横に倒れると、不思議とすぐ寝れた。
いい加減自分自身を突っ込んだ。ベッドに突っ伏して、スマホとにらめっこして、人差し指をTELマークの前でプルプルと揺らしている。
押せない物だな、こういうの。
嫌になってスマホを枕の上に乱暴に置いた。自分も寝ようと、枕に頭をぼふっと倒したので、スマホが当たって、鈍痛に苛まれる。
「いったたた・・・・・・」
これは思ったより痛い。あぁどうしよう身動きが取れない。
ベットの上で胎児の様にうずくまっていると、ブーッとバイブの音がする。
・・・電話だ。
誰からか確認したくて目を開けるも、まだ頭が痛かった。とりあえず確認だけしとかないと。
スマホの画面に大大と表示された五十鈴の文字。目を光らせて、TELボタンを押す。
「もしもしっ・・・!」
痛みも忘れて、体を勢いよく起こした。その時、髪がふわりと宙を舞う。
「もしもし」
五十鈴の声だヒャッハー!
っていう心の声を仕舞うと、こほこほと咳払いをした。
「ええとですね、では。相談に乗ってもらってもいいですかね?」
「いきなりだな」
「はい・・・!」
なんか私、ベットの上で正座してキリッとしてるんだけど。
「菜摘の事で・・・・・・」
それから話は1時間程続いた。話す私は辛くないけど、聞き手は大変だったんじゃないかな、とか思う。でも、五十鈴は飽きることなく私の話を聞いて、共感して、時にはアドバイスをくれて、そして最後に私はこう言った。
「だから、私、菜摘は五十鈴の事が好きなんじゃないかな?って思うんだ!」
「ごふっ」
あれ?吹いてる?なんで?
「あのなぁ、それはねぇよ」
「なんでそう言い切れるの」
ちょっとムッとした。
「アイツ基本的に誰でもああいう感じの馴れ馴れしい態度だから」
「そんなの私が1番知ってる」
いつの間にか正座は崩れている。
「だって俺好きな人いるし」
雷電が走ったさ、背中に。ピシャーンとね。
「まままま、まじで!?」
それは私的にもショックだった。
「まじだよ、悪いか」
「悪く無いです悪く無いです!じゃあさっさとこの通話を切ってその子にLINEしてあげなさい、おやすみさようなら!」
かける時はあんなに戸惑ったのに、切る時は高速だった。
「あ・・・、相談乗ってくれたお礼言ってないな」
ちょっと、胸が苦しくなる。
そのまま横に倒れると、不思議とすぐ寝れた。
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