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七十三話 シオン ②
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「……あっけないですねぇ」
ソーグラスは呆れたように一人呟く。広い教会内に広がるその呟きに返す者は居ない。一人、ソーグラスだけが教会内に居た。
「あれ程なんだかんだと語っていたのにたった一撃で呆気なく終わりましたねぇ。まあ、楽でいいですが。あれも彼なりの懺悔だったのかもしれませんね」
ソーグラスが見つめる先はかつてシオンが居た場所。シオンが回避行動を取り、移動した先。そこは黒く焼け焦げ床を貫き地面を深く抉っていた。降り注いだ光は何一つ残すことなくシオンを焼き尽くし黒い焦げ跡を残しただけだった。
「神よ。また一人彷徨える子羊をあなたの元へと導きました。彼に神のご加護があらんことを。……よし、こんな感じでいいですかね。形ぐらいはしてませんとね」
心底どうでも良さそうに祈りを捧げるソーグラス。その祈りは相手のことなど全く考えておらず、完全なる自己満足だと誰の目にも明らかな程に適当だった。
適当に祈りを捧げ、帰ろうかと出口の扉へと歩き出すソーグラス。扉に向かい、開けるために扉へ手を伸ばす。
「なあ? 俺の懺悔まだ終わってねえんだけど?」
ソーグラスの手が扉に触れた時、教会内に声が響いた。
「……何故居るんです?」
「何故ってそりゃ懺悔しに来たからだろ? それにまだ金も払ってねえぜ? あっ、もしかして初回無料ってやつ?」
響いた声の主は黒き影を作り立つシオン。そのシオンは先程ソーグラスが祈りを捧げた場所にいた。
「……確かに始末したはず」
今まで常に微笑みを湛えていたソーグラスの表情が変わる。優しく微笑んでいた目は鋭く細くシオンを捉え笑みの欠片もなくなっていた。
「おいおい『始末』だなんて。おお怖い怖い。神父様が口にする言葉じゃねえな」
「……何故生きている」
「何故何故ってお前少しは自分で考えろよ。それか神様に聞いたらどうだ? おおー神よー。彷徨える子羊である私を導きたまえーってな」
鋭利な殺気を孕んだソーグラスの言葉をひょうひょうと受け流し、神に救いを求めるようなポーズを取り茶化すシオン。
「……ホーリーレイ」
そんなシオンに対してソーグラスは眉一つ動かさず魔法を放つ。
「おお怖い怖い。いきなり武力行使……」
ソーグラスから放たれた光線はシオンへ向けて一直線に放たれた。そして、それをひょいと躱したシオン。これで一連の攻防は終わり、ではなかった。
「からの不意打ち。いいのかよ神父様がこんな卑怯な手使って」
「なっ……!?」
一度シオンへ向けて放たれた光線は、再びシオンの斜め後ろから襲いかかってきた。弧を描き方向を変えたわけでもなく、放たれたままの一直線の勢いで。だが、それも黒い影の壁に阻まれ消滅する。
「扉と扉は繋がってるんだよな。今のは俺の真後ろにあった扉に光線が飛び込んで、斜め後ろにあるあの扉から出て来た。さっきも目の前の扉を通じて頭上にあった扉から光線が。あっ、扉消えた」
「…………………」
「自由に設置出来る繋がった二つの扉か。中々便利だな?」
開いた二つの扉。シオンの後ろと斜め後ろにあった扉。元はなかった扉は現れ、消える。いつでも。どこでも。ソーグラスによって。
「……そうです。『二枚の二重の両開き扉』と言うのです。効果は先程あなたにご説明して頂いた通りです。便利でしょう?」
自らの手の内を開かされ、一瞬は驚いたソーグラスだが、それも一瞬。すぐに元の微笑みへと戻り平常を保つ。
「ああ、いいと思うぜ。ここに来る時もこれ通って来たよな。あん時は誰の魔法かは知らねえけど、敵の用意した物だってことは分かるだろうに。何の躊躇いもなく俺以外のやつらが無策で突っ込んでいった時は驚いたもんだ」
呆れるというか信じられないというか。思い出すだけで口が開いてしまうあの時を思い出す。
「コウジとドンはともかく、リンとミイナまで何も考えずに突っ込んで行ったからな。どう思うよ? 馬鹿すぎて何も言えねえだろ?」
「……それであなたは策を弄して来たと」
「まあな。と言っても、様子見に影分身を突っ込ませることぐらいだけどな」
シオンの足元からにゆっとシオンの顔が出てくる。そして、目を合わせハハハと笑い合う二人のシオン。片方は首しかないが。
「……なるほど。先程滅したのは分身でしたか。それにしても良くできた分身でしたね」
「そりゃもちろん。俺自身だからな。あっ、ちなみに本体が生きてる限り影を滅しても意味ねえから」
「ほぉ。ですが、今目の前にいるあなたは本体でしょう? なら、あなたを滅すればいいだけの話。むしろ、ノコノコと本体が出て来てくれて有り難いですよ」
シオンの下らない寸劇を見ても表情一つ変わらない。しかし、鋭く放たれる殺気によりその微笑みは見る者を凍らせるようなものへと変わっていた。そんなソーグラスに対し、シオンは「おお怖い怖い」とヘラヘラ前と変わらずに笑う。首の方はビビったような顔をして影の中へと隠れていった。半笑いで笑いは隠せてなかったが。
「あなたを再びさっさと始末し、私はマルクのことでも見に行きたいので。まあ、問題はないでしょうがドン・オーガストと当たっていたら少々心配ですしね」
「マルクねえ。確かにちょっとは出来るみたいだがそんな気にかけるほどか?」
疑問を問いかけると言うより分かりきった答えを投げつけるかのように問うシオン。それに対し、ソーグラスは分かってないのはお前だと言うように投げ返す。
「だから、あなたは師匠失格なのです。師匠が弟子を気にかけるのは当然。ましてや、私の弟子はあのマルクです。彼程の人物を気にかけないなど有り得ない。力、知恵、精神。どれも素晴らしい。力を見抜く力も持っていないとは、あの茶髪の娘が可哀想に思えてきますね」
「お? 可哀想? やったなミイナ。悲劇のヒロインポイントがまた貯まっていくぜ。理不尽な暴力により崩れ去った日常。そして、復讐のために師事した師匠は力のねえ糞師匠。うーん、悲劇!」
自分が馬鹿にされたというのにケラケラと嗤うシオン。何が可笑しくて、何を嗤っているのか。それが分からないソーグラスは苛立ちを感じつつも冷たく続ける。
「ああ、本当に可哀想。人を嘲笑うしか能のない者に師事してしまうとは。一番弱く、誰と当たっていても勝てなく、死以外有り得ない場面に遭遇していると言うのに。師は何一つ気にもかけてくれない。本当に、不憫な娘だ」
「おん? んー。まあ、そうだな。あいつが一番弱いのは間違いねえな。あいつはジャスティス・ロウにもメイドにもドラゴン娘にも勝てねえだろうな。……だけど、マルク相手なら?」
ニヤニヤから笑いを変えニヤリと笑うシオン。
「何を馬鹿なことを。どうもこうもマルクが勝つ以外有り得ないでしょう?」
「いやいや、それが面白いことになると思うぜ? まっ、ミイナが誰と当たってるのか知らねえけど」
またやはりヘラヘラと笑っているだけのシオン。その様子からはミイナのことなど一切気にかける素振りも見えない。
それはまるで分かっているかのように。その必要がないことを。まるで知っているかのように。あの彼の強さを。
「……ふん。彼は覇道を歩むべき人物です。その彼の道をあんな普通の小娘が邪魔出来るはずがない」
「覇道ねえ……」
ククッとシオンは笑う。その笑みは何も分かっていない愚か者を嘲笑う嘲笑い。
「なんの罪も無い村人を虐殺した奴が覇道を歩めるって神は言ってんのか?」
「……ええ。それに神はこうも言っています。マルク=ブラウンこそが覇を唱える者だと。そして、彼の邪魔をする者は誰であろうと排除せよともおっしゃってますね」
微笑みの瞳に灯る破壊の光。妨げる者は全て破壊する。例えそれが何であろうとも、誰であろうとも。躊躇い無き破壊の意志。
「はっ! 随分やっすい神だな。人の道から外れた奴が歩める道なんて邪道でしかねえんだよ。そして、その道は今日で行き止まりだ。師弟共々奈落の底に落としてやるよ」
だが、それですらも嘲笑う深く暗き影。邪魔するなら遊んでやるよ。邪魔しなくても遊んでやるけどな。迷い無き愉悦の意志。
「言うのはタダです。やれるものならやってみるといい」
「後悔すんなよ? もう神に祈っても救いはねえからな」
光と影が交差する。
ソーグラスは呆れたように一人呟く。広い教会内に広がるその呟きに返す者は居ない。一人、ソーグラスだけが教会内に居た。
「あれ程なんだかんだと語っていたのにたった一撃で呆気なく終わりましたねぇ。まあ、楽でいいですが。あれも彼なりの懺悔だったのかもしれませんね」
ソーグラスが見つめる先はかつてシオンが居た場所。シオンが回避行動を取り、移動した先。そこは黒く焼け焦げ床を貫き地面を深く抉っていた。降り注いだ光は何一つ残すことなくシオンを焼き尽くし黒い焦げ跡を残しただけだった。
「神よ。また一人彷徨える子羊をあなたの元へと導きました。彼に神のご加護があらんことを。……よし、こんな感じでいいですかね。形ぐらいはしてませんとね」
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適当に祈りを捧げ、帰ろうかと出口の扉へと歩き出すソーグラス。扉に向かい、開けるために扉へ手を伸ばす。
「なあ? 俺の懺悔まだ終わってねえんだけど?」
ソーグラスの手が扉に触れた時、教会内に声が響いた。
「……何故居るんです?」
「何故ってそりゃ懺悔しに来たからだろ? それにまだ金も払ってねえぜ? あっ、もしかして初回無料ってやつ?」
響いた声の主は黒き影を作り立つシオン。そのシオンは先程ソーグラスが祈りを捧げた場所にいた。
「……確かに始末したはず」
今まで常に微笑みを湛えていたソーグラスの表情が変わる。優しく微笑んでいた目は鋭く細くシオンを捉え笑みの欠片もなくなっていた。
「おいおい『始末』だなんて。おお怖い怖い。神父様が口にする言葉じゃねえな」
「……何故生きている」
「何故何故ってお前少しは自分で考えろよ。それか神様に聞いたらどうだ? おおー神よー。彷徨える子羊である私を導きたまえーってな」
鋭利な殺気を孕んだソーグラスの言葉をひょうひょうと受け流し、神に救いを求めるようなポーズを取り茶化すシオン。
「……ホーリーレイ」
そんなシオンに対してソーグラスは眉一つ動かさず魔法を放つ。
「おお怖い怖い。いきなり武力行使……」
ソーグラスから放たれた光線はシオンへ向けて一直線に放たれた。そして、それをひょいと躱したシオン。これで一連の攻防は終わり、ではなかった。
「からの不意打ち。いいのかよ神父様がこんな卑怯な手使って」
「なっ……!?」
一度シオンへ向けて放たれた光線は、再びシオンの斜め後ろから襲いかかってきた。弧を描き方向を変えたわけでもなく、放たれたままの一直線の勢いで。だが、それも黒い影の壁に阻まれ消滅する。
「扉と扉は繋がってるんだよな。今のは俺の真後ろにあった扉に光線が飛び込んで、斜め後ろにあるあの扉から出て来た。さっきも目の前の扉を通じて頭上にあった扉から光線が。あっ、扉消えた」
「…………………」
「自由に設置出来る繋がった二つの扉か。中々便利だな?」
開いた二つの扉。シオンの後ろと斜め後ろにあった扉。元はなかった扉は現れ、消える。いつでも。どこでも。ソーグラスによって。
「……そうです。『二枚の二重の両開き扉』と言うのです。効果は先程あなたにご説明して頂いた通りです。便利でしょう?」
自らの手の内を開かされ、一瞬は驚いたソーグラスだが、それも一瞬。すぐに元の微笑みへと戻り平常を保つ。
「ああ、いいと思うぜ。ここに来る時もこれ通って来たよな。あん時は誰の魔法かは知らねえけど、敵の用意した物だってことは分かるだろうに。何の躊躇いもなく俺以外のやつらが無策で突っ込んでいった時は驚いたもんだ」
呆れるというか信じられないというか。思い出すだけで口が開いてしまうあの時を思い出す。
「コウジとドンはともかく、リンとミイナまで何も考えずに突っ込んで行ったからな。どう思うよ? 馬鹿すぎて何も言えねえだろ?」
「……それであなたは策を弄して来たと」
「まあな。と言っても、様子見に影分身を突っ込ませることぐらいだけどな」
シオンの足元からにゆっとシオンの顔が出てくる。そして、目を合わせハハハと笑い合う二人のシオン。片方は首しかないが。
「……なるほど。先程滅したのは分身でしたか。それにしても良くできた分身でしたね」
「そりゃもちろん。俺自身だからな。あっ、ちなみに本体が生きてる限り影を滅しても意味ねえから」
「ほぉ。ですが、今目の前にいるあなたは本体でしょう? なら、あなたを滅すればいいだけの話。むしろ、ノコノコと本体が出て来てくれて有り難いですよ」
シオンの下らない寸劇を見ても表情一つ変わらない。しかし、鋭く放たれる殺気によりその微笑みは見る者を凍らせるようなものへと変わっていた。そんなソーグラスに対し、シオンは「おお怖い怖い」とヘラヘラ前と変わらずに笑う。首の方はビビったような顔をして影の中へと隠れていった。半笑いで笑いは隠せてなかったが。
「あなたを再びさっさと始末し、私はマルクのことでも見に行きたいので。まあ、問題はないでしょうがドン・オーガストと当たっていたら少々心配ですしね」
「マルクねえ。確かにちょっとは出来るみたいだがそんな気にかけるほどか?」
疑問を問いかけると言うより分かりきった答えを投げつけるかのように問うシオン。それに対し、ソーグラスは分かってないのはお前だと言うように投げ返す。
「だから、あなたは師匠失格なのです。師匠が弟子を気にかけるのは当然。ましてや、私の弟子はあのマルクです。彼程の人物を気にかけないなど有り得ない。力、知恵、精神。どれも素晴らしい。力を見抜く力も持っていないとは、あの茶髪の娘が可哀想に思えてきますね」
「お? 可哀想? やったなミイナ。悲劇のヒロインポイントがまた貯まっていくぜ。理不尽な暴力により崩れ去った日常。そして、復讐のために師事した師匠は力のねえ糞師匠。うーん、悲劇!」
自分が馬鹿にされたというのにケラケラと嗤うシオン。何が可笑しくて、何を嗤っているのか。それが分からないソーグラスは苛立ちを感じつつも冷たく続ける。
「ああ、本当に可哀想。人を嘲笑うしか能のない者に師事してしまうとは。一番弱く、誰と当たっていても勝てなく、死以外有り得ない場面に遭遇していると言うのに。師は何一つ気にもかけてくれない。本当に、不憫な娘だ」
「おん? んー。まあ、そうだな。あいつが一番弱いのは間違いねえな。あいつはジャスティス・ロウにもメイドにもドラゴン娘にも勝てねえだろうな。……だけど、マルク相手なら?」
ニヤニヤから笑いを変えニヤリと笑うシオン。
「何を馬鹿なことを。どうもこうもマルクが勝つ以外有り得ないでしょう?」
「いやいや、それが面白いことになると思うぜ? まっ、ミイナが誰と当たってるのか知らねえけど」
またやはりヘラヘラと笑っているだけのシオン。その様子からはミイナのことなど一切気にかける素振りも見えない。
それはまるで分かっているかのように。その必要がないことを。まるで知っているかのように。あの彼の強さを。
「……ふん。彼は覇道を歩むべき人物です。その彼の道をあんな普通の小娘が邪魔出来るはずがない」
「覇道ねえ……」
ククッとシオンは笑う。その笑みは何も分かっていない愚か者を嘲笑う嘲笑い。
「なんの罪も無い村人を虐殺した奴が覇道を歩めるって神は言ってんのか?」
「……ええ。それに神はこうも言っています。マルク=ブラウンこそが覇を唱える者だと。そして、彼の邪魔をする者は誰であろうと排除せよともおっしゃってますね」
微笑みの瞳に灯る破壊の光。妨げる者は全て破壊する。例えそれが何であろうとも、誰であろうとも。躊躇い無き破壊の意志。
「はっ! 随分やっすい神だな。人の道から外れた奴が歩める道なんて邪道でしかねえんだよ。そして、その道は今日で行き止まりだ。師弟共々奈落の底に落としてやるよ」
だが、それですらも嘲笑う深く暗き影。邪魔するなら遊んでやるよ。邪魔しなくても遊んでやるけどな。迷い無き愉悦の意志。
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