レトロゲーと思ったらクソゲーどころかエロゲーでした

白玉しらす

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大神くん編

触手が出てきたからと言ってエロゲーとは限らない

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 気がつくと私は森にいた。
 今までの経験から真っ先に服装を確認したけど、白色のワンピースと言う、至ってまともな格好だった。
 ノーブラと言うことに目をつぶれば。
 
 それよりも
「えーと、二人とも大丈夫?」
 大神くんと宇佐美くんが触手に捕まっていた。

「な、ん、で、俺達が捕まってんだよ。ここは江崎が触手プレイでもうらめぇってなる所だろ」
 宇佐美くんは大丈夫そうだ。頭以外は。
 大神くんは顔を赤らめて私と視線を合わせようとしない。
「大神はいいよなあ。江崎が気を失うまでイかせた挙句、挿れたままチョコレートを身体に塗りたくって舐めまくって、やりたい放題だったもんなあ」
「クリアするために必要だったから……」
「騙されるな江崎。あれは完全に二回戦が始まっていた」
「……」
「見せつけられる俺の身にもなってくれ。と言うわけで江崎、今度こそ俺とヤろう」
「両手両足縛られてる人が何を言っているのかな?」

 二人は大木から伸びた、太い蔓のような物で手足を拘束されている。
 とりあえず宇佐美くんは放っておいて、大神くんの救出を試みる。
「ちょっと失礼」
 まずは大神くんの手首に巻き付いた蔓を取ろうと背伸びをして
「まあ無理だよね」
 バンザイの形で捕まっているので、背の高い大神くんの手首には届かなかった。

「なんで大神が先なんだよ。俺だったら届くだろ」
 宇佐美くんが文句を言っているけど、危険人物は極力自由にしたくない。
「二回もヤってる大神より、一回もヤってない俺の方が安全だって」
 状況が状況だったので、ある意味不可抗力だったと思うけど、さっきから何も言わない大神くんが気になりじっと見つめてみる。
「ご、ごめん……」
 大神くんは顔を背けて黙りこくってしまった。
 
 これは、あれだ。
 熱に浮かされてその場のノリで『好きだ』とか言っちゃって気まずいんだな。
「ああ言う時に言われた事を信じるほど、おめでたい人間じゃないから、そんなに気にしない……うわっ」
 足に巻き付いた蔓からどうにかしようと弄っていたら、何か液体が飛び出てきた。
「うえぇー。なんか出た……顔にかかった」
 気持ち悪さに飛び退いて手で拭っていると、今度は大木の方から液体が飛んできた。
「わぁっ!今度は何?」
 続けざまの攻撃に私は半泣きだ。

「エッロ!」
 宇佐美くんの声に、自分の姿を確認したら酷い物だった。
 顔にかかった液体はヌルッとした白濁液。
 後からかけられたものは水っぽいけど、それなりの量と勢いがあったため、服の上半分が身体に貼り付き透けてしまっている。
 ちなみに再度言うと、現在私はノーブラである。
 
「またかっ」
 その場でしゃがみ込み、今後の展開を思い絶望する。
「だ、大丈夫?」
 大神くんが心配そうな声で聞いてきたけど、ちっとも大丈夫じゃないので、首を振っておいた。
「やっぱ、触手には液体はかかせないよな。いい仕事しやがる」
 宇佐美くんは後で殴る。

「……諦めよう」
 私はヌルつく顔をグイッと拭い、顔を上げた。
「二人の分まで、がんばって魔王を倒してくるね」
 犠牲は無駄にしないからと言い捨てながら、私は二人に背を向けて走り出した。
 このままここにいたら、絶対またお色気担当になってしまう。
 潮目を変えるためにも、私一人で魔王に挑んでやる!
 
「ぐあっ」
 決意虚しく、私は走り出してすぐに見えない壁にぶち当たった。
 ドンドン叩きながら確認すると、大木から半径五メートルぐらいで、壁が作られているようだ。

「逃げられないようだなあ」
 仕方なく胸を隠しながら二人の元に戻ると、宇佐美くんがニヤニヤと笑いながら言った。
 完全に悪者のセリフだ。
「僕達を助け出すのが、クリア条件なのかな」
「ううう……」
 本当にもう嫌な予感しかしないけど、やっぱり私ががんばるしかないのか。
 
「はうっ……ひゃあぁっ」
 大神くんの手の蔓には届かないことと、距離をあけると宇佐美くんがジロジロ見てくることから、私は宇佐美くんの背中にまわり、手の蔓をどうにかしようと奮闘していた。
 ビクともしないまま、白濁液と謎の汁のコンボ技を受けるのもこれで三回目だ。
「はぁ、はぁ……何か、身体があつい……」
 何だか身体が火照って、頭もぼうっとする。
 あー、何か宇佐美くんが必死に後ろを向こうと身体をよじっているけど、そのままその蔓を何とかしてくれないかな。

「うわっ、江崎」
 ぼんやりと宇佐美くんの動きを見つめていると、宇佐美くんと目があった。
「壮絶にエロい」
「……」
 緩慢な動きでしゃがみ込み、宇佐美くんを睨む。
「汁まみれでスッケスケな身体もヤバいけど、その顔の方がエロいから……いや、待てよ。謎は全て解けた」
 宇佐美くんが急に名探偵になった。

「俺達を助けようと触手に触れると、疑似精子を放出。それを目印にして本体から液体が発射される。液体には媚薬効果があり、発情させたターゲットを確実に捕獲する。つまり、俺達は囮だったんだ!」
「普通に捕まえてから液体をかけた方が確実じゃないか?」
「ひやあああぁー!」
 大神くんのもっともなツッコミと同時に、私は伸びてきた蔓に絡め取られ、宙吊りになってしまった。

「あぅんっ……やっ、動かないで」
 私を拘束する蔓とは別のものが、私の身体を這い回っている。
 二人の時と随分対応が違う。
「やあっ……ゴツゴツして……んんっ、そこは……だめぇ」

「おおお!これだよこれ。汁まみれの媚薬まみれ。更にM字開脚とは、触手先生分かってらっしゃる」
「宇佐美、くんっ……見ちゃ……ダメっ……あっ、あっ、やあぁっ」
 ゴツゴツした蔓が、スカートがめくれ上がって露わになった秘部を隠すように、ズリズリと蠢いている。
「はぁっ、んんっ……あぁっ、あっ……やっ、あぁっ……」
 服の中に入り込んだ蔓が、痛いほど固くなった乳首を擦り上げる度、身体がビクリと反応する。

「やだぁっ……見、ないでっ……ああっ、やっ……んんっ……イッちゃう、からっ……」
 火照った身体にもたらされる刺激に、自然と腰がくねる。
 宇佐美くんのギラついた視線を感じても、嬌声を止めることができない。
「やあっ……いやぁっ……あぁ、んっ……んんっ、んっ……」
 大神くんは見ないでくれて……いなかった。
 少し後ろで吊るされた私を、熱がこもった瞳で凝視している。
「大、神くんっ……んんっ……ああっ、やぁっ、んっ……ぁああっ」
 大神くんにも見ないでと言おうとしたら、這い回る蔓が私の中に入ってきた。
「やあっ、ダメっ!ぁんっ、んんっ、んっ……いやぁっ、怖いっ、ああっ……やあっ……だめぇっ」
 快感を与えられながらも、異物が入ってくることに恐怖を感じ、私は泣いた。
 
 逃げるように身をよじっていると、ブチブチッと言う音がして、次の瞬間には大神くんに抱きかかえられていた。

 ううん、これは大神くんじゃなくて
「魔王?」
 私が聞くと、魔王は嬉しそうに微笑んだ。
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