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31.隊長は固まったまま返事もしなかった
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ラドが砦を去ってから、隊長の部屋で寝るようになった私を、隊長は大事そうに抱えて眠った。本当は最後までしたいのを、隊長は我慢してくれている。
隊長の想いに応えたいと思うけど、未だこの世界で生きていく覚悟のような物が持てずにいる私は、一歩を踏み出す事ができずにいた。
「先生の帰る場所となりたい。ユイ、私と結婚してください」
丘の上で告げられた言葉は、多分私が一番欲しかった言葉だ。
巫女の館のみんなは私を家族のように思ってくれていたし、私もそう思っている。それでもやはり、本当の家族とは少し違った。
隊長が私の家族になってくれる。そう思うとただただ嬉しくて、私は飛びつくように抱きついた。
隊長の腕の中にいると安心して落ち着いて、ここが私の帰る場所になるんだと思うと、幸せな気持ちになった。
ビラシュッドの街で買い物を済ませる頃には、日が暮れ始めていた。隊長が夜道を歩くのは危険だと言うので、酒場には寄らずに帰路に着いた。
晩ごはんを食べてこなかったので、砦に着くと隊長とは別れて女子寮へと向かう。
「ただいまー」
裏口を開けながら声をかけると、あちこちからお帰りの声が聞こえ、数人の子どもたちがパタパタと駆け寄ってきてくれた。
ここももう私の家みたいだなと思うと、自然と笑顔になってしまう。
「あー!お姉ちゃん!」
一人の子が私を見てそう叫んだと思ったら、他の子たちも合わせて部屋の中へと走り去って行った。
「レインー!おねーちゃん腕輪してた!」
「キンキラピカピカ!」
「すっごいおっきいの!」
ちょっと恥ずかしいなと思いながら部屋に向かうと、また子どもたちが駆け寄ってきた。最初より人数が増えている。
「おねーちゃん、見せてー」
「うわー。キレー」
「凄いねー」
目を輝かせて腕輪を見る女の子達と、一応ついて来たけどあんまり興味ないと言った顔をした男の子達の対比が面白い。
「おい、腕輪は高いんだから、あんまり……って、デカッ」
遅れてやってきたレインが驚きの声を上げた。
「それは腕輪か?筋トレグッズか?」
「やっぱり大きい?」
「そんなゴツいの初めて見た」
ビラシュッドの街で会った婚約中の女性は、幅広だけどそれ程厚みのない、金色のバングルをつけていた。腕輪と言えば納得のサイズ感だ。
それに比べ、私が今つけている腕輪はインゴットかなと言うぐらい厚みがあった。いや、レインの言葉を借りるなら、パワーリストと言うべきか。
「これでも控えめにして貰ったんだけど……」
「すげえな」
「やっぱり凄いんだ」
隊長はこれぐらい普通ですと言っていたけど、宝飾店の店長の様子から、普通ではないと思っていた。なにしろ途中で奥さんを走らせて、立派な茶菓子まで振る舞ってくれた。
この機会を逃すまいと言った熱意でグイグイくる店長と、少しでも立派な物を贈りたいと息巻く隊長に、私は押し切られてしまった。
それでも隊長の気持ちは嬉しいので、ありがたくいただいておいた。重いけど。
「結婚するまでに左手だけムキムキになりそうだな」
「しばらく頭突きは止めて左手で殴ろうか?」
「死ぬからやめろ」
レインと軽口をたたきあっていると、奥の方からバタバタと誰かが走り寄って来る音が聞こえた。
「ユイ!あなたついに……」
「私も腕輪見たー……」
リリーさんとシーラさんが駆け込んで来たかと思うと、私の左腕を見て言葉を失った。
「うわぁ……」
「ひくわー……」
そこはせめて驚いて欲しかった。完全にドン引きされている。
「あなた達、廊下は走ら……」
遅れて来たティルダさんも、顔が見えたと思ったら無言になった。
「……良かったね」
そこは何か反応して欲しかった。完全に大きさには目をつむっている。
「セオって本当に極端ね」
「大きいのはアソコだけじゃなかったのねーって、ちょっとリリー、痛いってばー」
「あなたはセオの見た事ないでしょ。余計な誤解を生むような事言わないの」
「だってー、リリーがよく話してたからー」
「昔話としてちょろっと話した事があるってだけでしょ」
取っ組み合う勢いのリリーさんとシーラさんを冷ややかに見てから、ティルダさんが私の手を握り、優しい顔で私を見つめた。
「ユイ、おめでとう。どうかセオと幸せに」
「ありがとうございます」
私はお礼を言ってから、思い切って気になっていた事を聞く事にした。
「……あの、ティルダさんは隊長とどう言うご関係なんですか?」
「あの子の母親とは友人でね。アリスが死んだ時、私も子育て中だったから、乳を分けてあげてたんだよ」
「ティルダさんが隊長の親代わりだったんですね」
「そんな大層なものじゃないよ。私が世話したのはたかだか一年ぐらいだ」
「ティルダは元々下女としてここで働いていてー、結婚して旦那さんとビラシュッドで暮らしてたんだけどー、酔った旦那さんが引き取った赤ちゃんを見ながら『こいつは俺の子かもしれない』って言ってー、結婚しても女子寮通いを止めてなかった事がバレちゃったのー。しかも入れ込んでたのが奥さんの友人でしょー。そりゃあ修羅場っちゃうわよねー」
「そこ、余計な事を言わない」
シーラさんが話に割り込んで来た。
「それでー、ブチ切れたティルダは旦那さんと別れてー、ここに戻ってきたのよー」
「もう、シーラは余計な事を話し過ぎなのよ。ちょっと黙っていて」
リリーさんがシーラさんを引っ張って窘めている。
ティルダさんは違うと言ったけど、隊長を心配してその幸せを願っている。やはりお母さんのようなものなんだろう。
私はティルダさんに向き直り、しっかりとその目を見つめた。
「ティルダさん、私隊長を幸せにします。この腕輪に誓います」
私が握った左手を胸に当てるようにして腕輪を見せれば、その場がしーんと静まり返った。
「無駄にかっこいいな、ババアの癖に」
「ユイってたまに漢らしいわね」
「どんだけ幸せにするつもりー?」
「それは頼もしいね……さあさ、みんなご飯にしよう」
はーいと言う子供達の返事と共に、皆ぞろぞろと食堂に向かった。
私は大き過ぎる腕輪が悪いと心の中で隊長に八つ当たりしながら、皆の後をついていった。
食堂では会う人会う人皆が私を祝福してくれて、ついでに腕輪を見てドン引きしていた。
まあ、もうそこはいいとして、皆に祝福されるのは素直に嬉しかった。
「隊長、皆腕輪を見て引いてましたよ」
隊長のベッドの上、すっぽりと腕の中に収まった私を幸せそうに見つめる隊長に、事実を告げる。
「やはり、それでは小さ過ぎでしたか」
本気で言っているんだろうかとじっと顔を見つめると、眉間にシワが寄っていたので本気なんだろう。
「……大き過ぎなんです」
「そうですか?私の愛はこんな物では足りないんですが」
ストレートな愛情表現が恥ずかしくて、顔が赤くなってしまう。
「隊長……」
恥ずかしいけど気持ちは嬉しいし、私もそれに応えたい。私は勇気を振り絞り、隊長に想いを伝える。
「私、隊長との子供なら……嬉しいです、きっと」
恥ずかしくて隊長の顔を見る事ができず、私は大きな胸板に頭を預けた。
「まだ、避妊薬は飲んでますが、もし、子供が出来ても、もう、大丈夫です。もし、隊長も大丈夫なら……」
私の言葉に、隊長は私の肩を押して顔を覗き込んできた。真意を測るような眼差しを、受け止めるようにじっとその顔を見つめる。
「隊長と……一つになりたい」
かなりの勇気を振り絞ったと言うのに、隊長は固まったまま返事もしなかった。
「あの、隊長?ええと、あれ?だめでした?すみません」
私の勝手な覚悟が恥ずかしくて、私は目を逸らすと腕の中から逃げようとした。
「大丈夫に、決まっているでしょう」
逃げようとする私を捕まえるようにきつく抱きしめると、隊長は熱のこもった瞳で私を見つめた。
「本当に、いいんですか?」
「私は隊長と……セオと、したいです。その、最後まで……」
隊長の言葉に小さな声で答えると、隊長はゆっくりと顔を近づけ、そして深い口づけを落とした。
隊長の想いに応えたいと思うけど、未だこの世界で生きていく覚悟のような物が持てずにいる私は、一歩を踏み出す事ができずにいた。
「先生の帰る場所となりたい。ユイ、私と結婚してください」
丘の上で告げられた言葉は、多分私が一番欲しかった言葉だ。
巫女の館のみんなは私を家族のように思ってくれていたし、私もそう思っている。それでもやはり、本当の家族とは少し違った。
隊長が私の家族になってくれる。そう思うとただただ嬉しくて、私は飛びつくように抱きついた。
隊長の腕の中にいると安心して落ち着いて、ここが私の帰る場所になるんだと思うと、幸せな気持ちになった。
ビラシュッドの街で買い物を済ませる頃には、日が暮れ始めていた。隊長が夜道を歩くのは危険だと言うので、酒場には寄らずに帰路に着いた。
晩ごはんを食べてこなかったので、砦に着くと隊長とは別れて女子寮へと向かう。
「ただいまー」
裏口を開けながら声をかけると、あちこちからお帰りの声が聞こえ、数人の子どもたちがパタパタと駆け寄ってきてくれた。
ここももう私の家みたいだなと思うと、自然と笑顔になってしまう。
「あー!お姉ちゃん!」
一人の子が私を見てそう叫んだと思ったら、他の子たちも合わせて部屋の中へと走り去って行った。
「レインー!おねーちゃん腕輪してた!」
「キンキラピカピカ!」
「すっごいおっきいの!」
ちょっと恥ずかしいなと思いながら部屋に向かうと、また子どもたちが駆け寄ってきた。最初より人数が増えている。
「おねーちゃん、見せてー」
「うわー。キレー」
「凄いねー」
目を輝かせて腕輪を見る女の子達と、一応ついて来たけどあんまり興味ないと言った顔をした男の子達の対比が面白い。
「おい、腕輪は高いんだから、あんまり……って、デカッ」
遅れてやってきたレインが驚きの声を上げた。
「それは腕輪か?筋トレグッズか?」
「やっぱり大きい?」
「そんなゴツいの初めて見た」
ビラシュッドの街で会った婚約中の女性は、幅広だけどそれ程厚みのない、金色のバングルをつけていた。腕輪と言えば納得のサイズ感だ。
それに比べ、私が今つけている腕輪はインゴットかなと言うぐらい厚みがあった。いや、レインの言葉を借りるなら、パワーリストと言うべきか。
「これでも控えめにして貰ったんだけど……」
「すげえな」
「やっぱり凄いんだ」
隊長はこれぐらい普通ですと言っていたけど、宝飾店の店長の様子から、普通ではないと思っていた。なにしろ途中で奥さんを走らせて、立派な茶菓子まで振る舞ってくれた。
この機会を逃すまいと言った熱意でグイグイくる店長と、少しでも立派な物を贈りたいと息巻く隊長に、私は押し切られてしまった。
それでも隊長の気持ちは嬉しいので、ありがたくいただいておいた。重いけど。
「結婚するまでに左手だけムキムキになりそうだな」
「しばらく頭突きは止めて左手で殴ろうか?」
「死ぬからやめろ」
レインと軽口をたたきあっていると、奥の方からバタバタと誰かが走り寄って来る音が聞こえた。
「ユイ!あなたついに……」
「私も腕輪見たー……」
リリーさんとシーラさんが駆け込んで来たかと思うと、私の左腕を見て言葉を失った。
「うわぁ……」
「ひくわー……」
そこはせめて驚いて欲しかった。完全にドン引きされている。
「あなた達、廊下は走ら……」
遅れて来たティルダさんも、顔が見えたと思ったら無言になった。
「……良かったね」
そこは何か反応して欲しかった。完全に大きさには目をつむっている。
「セオって本当に極端ね」
「大きいのはアソコだけじゃなかったのねーって、ちょっとリリー、痛いってばー」
「あなたはセオの見た事ないでしょ。余計な誤解を生むような事言わないの」
「だってー、リリーがよく話してたからー」
「昔話としてちょろっと話した事があるってだけでしょ」
取っ組み合う勢いのリリーさんとシーラさんを冷ややかに見てから、ティルダさんが私の手を握り、優しい顔で私を見つめた。
「ユイ、おめでとう。どうかセオと幸せに」
「ありがとうございます」
私はお礼を言ってから、思い切って気になっていた事を聞く事にした。
「……あの、ティルダさんは隊長とどう言うご関係なんですか?」
「あの子の母親とは友人でね。アリスが死んだ時、私も子育て中だったから、乳を分けてあげてたんだよ」
「ティルダさんが隊長の親代わりだったんですね」
「そんな大層なものじゃないよ。私が世話したのはたかだか一年ぐらいだ」
「ティルダは元々下女としてここで働いていてー、結婚して旦那さんとビラシュッドで暮らしてたんだけどー、酔った旦那さんが引き取った赤ちゃんを見ながら『こいつは俺の子かもしれない』って言ってー、結婚しても女子寮通いを止めてなかった事がバレちゃったのー。しかも入れ込んでたのが奥さんの友人でしょー。そりゃあ修羅場っちゃうわよねー」
「そこ、余計な事を言わない」
シーラさんが話に割り込んで来た。
「それでー、ブチ切れたティルダは旦那さんと別れてー、ここに戻ってきたのよー」
「もう、シーラは余計な事を話し過ぎなのよ。ちょっと黙っていて」
リリーさんがシーラさんを引っ張って窘めている。
ティルダさんは違うと言ったけど、隊長を心配してその幸せを願っている。やはりお母さんのようなものなんだろう。
私はティルダさんに向き直り、しっかりとその目を見つめた。
「ティルダさん、私隊長を幸せにします。この腕輪に誓います」
私が握った左手を胸に当てるようにして腕輪を見せれば、その場がしーんと静まり返った。
「無駄にかっこいいな、ババアの癖に」
「ユイってたまに漢らしいわね」
「どんだけ幸せにするつもりー?」
「それは頼もしいね……さあさ、みんなご飯にしよう」
はーいと言う子供達の返事と共に、皆ぞろぞろと食堂に向かった。
私は大き過ぎる腕輪が悪いと心の中で隊長に八つ当たりしながら、皆の後をついていった。
食堂では会う人会う人皆が私を祝福してくれて、ついでに腕輪を見てドン引きしていた。
まあ、もうそこはいいとして、皆に祝福されるのは素直に嬉しかった。
「隊長、皆腕輪を見て引いてましたよ」
隊長のベッドの上、すっぽりと腕の中に収まった私を幸せそうに見つめる隊長に、事実を告げる。
「やはり、それでは小さ過ぎでしたか」
本気で言っているんだろうかとじっと顔を見つめると、眉間にシワが寄っていたので本気なんだろう。
「……大き過ぎなんです」
「そうですか?私の愛はこんな物では足りないんですが」
ストレートな愛情表現が恥ずかしくて、顔が赤くなってしまう。
「隊長……」
恥ずかしいけど気持ちは嬉しいし、私もそれに応えたい。私は勇気を振り絞り、隊長に想いを伝える。
「私、隊長との子供なら……嬉しいです、きっと」
恥ずかしくて隊長の顔を見る事ができず、私は大きな胸板に頭を預けた。
「まだ、避妊薬は飲んでますが、もし、子供が出来ても、もう、大丈夫です。もし、隊長も大丈夫なら……」
私の言葉に、隊長は私の肩を押して顔を覗き込んできた。真意を測るような眼差しを、受け止めるようにじっとその顔を見つめる。
「隊長と……一つになりたい」
かなりの勇気を振り絞ったと言うのに、隊長は固まったまま返事もしなかった。
「あの、隊長?ええと、あれ?だめでした?すみません」
私の勝手な覚悟が恥ずかしくて、私は目を逸らすと腕の中から逃げようとした。
「大丈夫に、決まっているでしょう」
逃げようとする私を捕まえるようにきつく抱きしめると、隊長は熱のこもった瞳で私を見つめた。
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