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第67話 情報
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日暮れ前にリディとニケはヘニーノへと戻ってきた。
雲はいつの間にか空から追い出され、西日がヘニーノの町と空を赤く染めていた。
町はリディ達と同じように仕事を終えた人々の喧騒で溢れ、その代わりに朝に町に響いていたカンカンと鉄と叩く音は今は全く聞こえなくなっていた。
「先にギルドに行って、完了の報告をしよう」
リディがギルドの方を指差すとニケはこくりと頷く。
ギルドの扉を開くと中には多くの冒険者がいて、受付の順番待ちをしていた。朝も賑わっていたが、その賑わいを作っていた冒険者達が夕方になって戻ってきたということだろう。ただ、戻ってきたのは日帰りの依頼を受けた者たちだけのはずなので、朝よりは少し人が少ない。
受付は運悪く埋まっていたため、リディとニケは待合いスペースで受付が空くのを待つことにした。ジャッカがコジミと呼んでいたロップイヤーの女性もまだ受付を担当していた。彼女は朝、依頼を受けたときにリディの担当をしてくれた受付嬢であり、ジャッカの知り合いでもある。話の通りが早そうなので、リディは彼女に狙いを定め、受付が空くのを待った。
外が暗くなるにつれてギルドの人の数も徐々に減っていき、コジミの受付が空いたのを見て、リディは腰を上げた。
「依頼達成の報告をしたいのだが」
「……はい」
受付にいるコジミは朝と変わらぬ気弱そうな表情でリディの方を見る。リディはそんなコジミの垂れたロップイヤーを見て、やっぱり触りたい衝動に駆られるが、不躾に触るわけにもいかず、ぐっとこらえた。
「……あの、ギルド帳」
リディが内心でそんな葛藤を繰り広げているとも知らず、コジミはギルド帳を催促する。
リディはいつものように荷袋をゴソゴソと漁り、ギルド帳を取り出す。そして、首にかけていたジャッカに貰った木製の首飾りをギルド帳と合わせてコジミに差し出した。
「あぁ、ジャッカの依頼を受けた人」
コジミはリディが提出した首飾りを見て、リディがジャッカの依頼を受けた人物だと思い出したようだった。
「あなたが、コジミさん……だよな?」
「そう、……何?」
「いや、ジャッカがよろしく伝えてくれと言っていたのでな」
「そう、ありがとう」
コジミはそっけない素振りで、リディからギルド帳と首飾りを受け取ると、席を立って執務スペースの奥へと向かい、何やらゴソゴソとやっている。
その間、彼女の尻尾はゆらゆらと機嫌良さそうに揺れていた。
「報酬とギルド帳、達成完了と記載しておいた」
尻尾の雰囲気とはそぐわぬあまり感情のない表情で戻ってきたコジミは、リディに報酬を渡しギルド帳を返す。
「ありがとう。そうだ、ついでにちょっと質問してもいいか?」
「……何?」
ギルドの人間なら町のことにも詳しかろうと、リディは豪魔素材と武器屋についてコジミに聞いてみることにした。
「豪魔素材……のことはわからない。でも、ジャッカの言った武器屋というのは多分ランケさんの店。ジャッカが懇意にしている」
「場所は?」
「ここを出て左に行ってすぐのところにある。青い屋根の武器屋。ヘニーノは武器屋が3つあるから気を付けて」
コジミは受付に指でギルドと武器屋の位置関係を示して、リディに場所を説明してくれた。
「この時間だと、今日は多分閉まってる」
「わかった。ありがとう。明日行ってみる」
リディは受け取った報酬を荷袋に入れると、コジミに礼を言ってギルドを後にした。
コジミの耳を触るのは最後まで我慢した。
翌朝、少し遅く起きたリディとニケは昨日コジミに教えてもらった武器屋へと向かった。
武器屋は人通りの多いメインの通り沿いにあり、すぐに見つけることができた。近くにはコジミの言った通り別の武器屋もあったが、あらかじめ青い屋根と聞いていたので無駄足を踏まずに済んだ。
リディとニケはその目的の青い屋根の武器屋へと向かう。店頭には樽に突っ込まれた剣や槍が客引きを兼ねて無造作に置かれている。手癖の悪い者に簡単に持っていかれそうにも思うが、店のドアは開け放たれ店主の目も外に向いているため、万一持っていかれそうになったら店主が飛んでくるのだろうと思われた。
「いらっしゃい」
リディが店に足を踏み入れると、店主は朗らかに挨拶をしてきた。
店内には刀剣類がずらりと並べられている。イダンセの武器屋では様々な種類の武器を扱っていたが、この店ではほぼ剣のみしか扱っておらず、いくつか槍は陳列されていたが杖や弓などは扱っていないようだ。
店内の広さがイダンセの店と比べると3分の1程度なので、狭い店でたくさんの種類を並べるよりも、刀剣類の品を充実させ専門性を高めているように見受けられた。
「何かお探しで?」
「いや、少し尋ねたいことが……」
リディは豪魔素材を卸している人物を探しており、ジャッカとコジミにこの店を教えてもらったことを店主に説明する。
「あぁ、豪魔素材の話か。ちょうどよかったな……」
「?」
「ちょっと、待ってな」
そう言い残して店主は店の奥へと入っていった。そして、少しすると店の奥から戻ってくる。戻ってきた店主は一人ではなく、店主の後に続いてもう一人の人物が顔を出した。どうやらその人物を呼びに行ったようだ。
「ほら、お嬢ちゃん。この人が豪魔素材を取引してる素材屋だよ。ちょうどうちに素材を卸しに来てたんだ。ラッキーだったね」
「あなたが……」
店主に素材屋と紹介されたのは恰幅のいい中年の男性だった。ゆったりとした白地の服の上にチョッキを着て、口髭を生やしている。
「まだ商売の途中なんだが、裏から引っ張り出して何の用なんだ」
「ほら、このお嬢さんがお前の話を聞きたいってよ」
無理やり連れてこられてボヤく素材屋の男性に店主がリディを紹介する。
リディが会釈をすると、素材屋の男も頭を掻きながら会釈を返した。
素材屋の男は名をイジャン・ベルデと言い、この武器屋へは武器の元となる鉄鉱石や魔獣から取れた素材などを卸すために頻繁に出入りしている。豪魔素材の話はイジャンから武器屋の店主であるランケへと話が伝わり、それがさらにジャッカへと伝わった形だ。
リディはこれまでの経緯をイジャンに軽く説明する。
以前このヘニーノで流通していたという豪魔素材、それはニケの村からこの町へと納品されていたものだ。しかし、ニケの村は滅ぼされ、豪魔素材の流通もパタリと途絶えた。
ところが、最近になって再び豪魔素材が流通し始めたという話をイダンセの武器屋で聞いてリディ達はこのヘニーノという町へとやってきた。
その豪魔素材を卸している人物がニケやニケの村に関係しているかもしれないからだ。
「あぁ、あの男のことか。うーん、残念だが俺も取引してるってだけで、素性については全然知らないんだよなぁ」
「どこから来ているかもわからないのか? あと、外見も教えてくれ」
リディは素材屋のイジャンに質問を重ねる。
「そうさなぁ、見た目は俺よりも若い男だったよ。三十前半ってとこかあれは?」
イジャンはおぼろげな記憶から豪魔素材を売りに来る男の輪郭を掘り起こしていく。
「髪の色は? 耳の形や目の色は?」
「ちょっと待ってくれよ……。えっと、目は緑で耳と髪はわからんな」
「わからない? 覚えていないということか?」
「いや、本当にわからないんだ。そいつはフード付きのローブを着ていてな。髪と耳は見えてないのさ。まぁ、髪が見えないってことは短く切ってるか、あいつもハゲてんだろうよ」
そう言ってイジャンは自分の禿げ上がった頭をペチペチと叩きながら笑った。
「他に特徴はあったか?」
「んー、そうさなぁ。口で言い表すのは難しいが、いい男だったな」
「いい男?」
「あぁ、端正というか、整った顔っつーのか? 服装は結構みすぼらしかったが本人は貴族様みたいな雰囲気があったよ」
「貴族……」
リディは口元に手を考えるが、情報はまだ細い糸のようで、掴んで引っ張ろうとしてもすぐに千切れてその先に繋がらない。
「その男が、どこから来ているかは?」
「んー、あんまり客の詮索はしないもんでな、それもわからん」
「その男が帰るときに町のどっちに向かっているかでも良い」
リディは少しでも情報を得ようとイジャンに質問を重ねる。
「そういう話なら、北だな」
「北? リモアから来てるってのか?」
リディに代わって返事をしたのは店主のランケだった。
ヘニーノより北にある大きな街はウクリ街道の終点であるリモアだけだ。豪魔素材を売りに来る男が大きい街に住んでいるのであれば武器屋の店主の推察通りだが、実際はそんなに簡単な話ではない。
町の近くには小さい集落や村がいくつかあり、豪魔素材を売りに来る男がそこから来ている可能性も十分にある。
そして、ヘニーノの町を北から出て向かう村はもう一つ『あった』。
「ニケ、お前の村があったのはこの町からどっちの方角だ?」
「……北」
「……そうか」
リディとニケは小声でそんなやり取りをした。
「ありがとう。色々と話を聞けて助かった」
「お? おぉ、よくわからんが、役に立てたのならよかったよ」
イジャンに礼を言い、武器屋の店主へのお礼として剣の手入れ用の油を購入してリディとニケは武器屋を後にした。
雲はいつの間にか空から追い出され、西日がヘニーノの町と空を赤く染めていた。
町はリディ達と同じように仕事を終えた人々の喧騒で溢れ、その代わりに朝に町に響いていたカンカンと鉄と叩く音は今は全く聞こえなくなっていた。
「先にギルドに行って、完了の報告をしよう」
リディがギルドの方を指差すとニケはこくりと頷く。
ギルドの扉を開くと中には多くの冒険者がいて、受付の順番待ちをしていた。朝も賑わっていたが、その賑わいを作っていた冒険者達が夕方になって戻ってきたということだろう。ただ、戻ってきたのは日帰りの依頼を受けた者たちだけのはずなので、朝よりは少し人が少ない。
受付は運悪く埋まっていたため、リディとニケは待合いスペースで受付が空くのを待つことにした。ジャッカがコジミと呼んでいたロップイヤーの女性もまだ受付を担当していた。彼女は朝、依頼を受けたときにリディの担当をしてくれた受付嬢であり、ジャッカの知り合いでもある。話の通りが早そうなので、リディは彼女に狙いを定め、受付が空くのを待った。
外が暗くなるにつれてギルドの人の数も徐々に減っていき、コジミの受付が空いたのを見て、リディは腰を上げた。
「依頼達成の報告をしたいのだが」
「……はい」
受付にいるコジミは朝と変わらぬ気弱そうな表情でリディの方を見る。リディはそんなコジミの垂れたロップイヤーを見て、やっぱり触りたい衝動に駆られるが、不躾に触るわけにもいかず、ぐっとこらえた。
「……あの、ギルド帳」
リディが内心でそんな葛藤を繰り広げているとも知らず、コジミはギルド帳を催促する。
リディはいつものように荷袋をゴソゴソと漁り、ギルド帳を取り出す。そして、首にかけていたジャッカに貰った木製の首飾りをギルド帳と合わせてコジミに差し出した。
「あぁ、ジャッカの依頼を受けた人」
コジミはリディが提出した首飾りを見て、リディがジャッカの依頼を受けた人物だと思い出したようだった。
「あなたが、コジミさん……だよな?」
「そう、……何?」
「いや、ジャッカがよろしく伝えてくれと言っていたのでな」
「そう、ありがとう」
コジミはそっけない素振りで、リディからギルド帳と首飾りを受け取ると、席を立って執務スペースの奥へと向かい、何やらゴソゴソとやっている。
その間、彼女の尻尾はゆらゆらと機嫌良さそうに揺れていた。
「報酬とギルド帳、達成完了と記載しておいた」
尻尾の雰囲気とはそぐわぬあまり感情のない表情で戻ってきたコジミは、リディに報酬を渡しギルド帳を返す。
「ありがとう。そうだ、ついでにちょっと質問してもいいか?」
「……何?」
ギルドの人間なら町のことにも詳しかろうと、リディは豪魔素材と武器屋についてコジミに聞いてみることにした。
「豪魔素材……のことはわからない。でも、ジャッカの言った武器屋というのは多分ランケさんの店。ジャッカが懇意にしている」
「場所は?」
「ここを出て左に行ってすぐのところにある。青い屋根の武器屋。ヘニーノは武器屋が3つあるから気を付けて」
コジミは受付に指でギルドと武器屋の位置関係を示して、リディに場所を説明してくれた。
「この時間だと、今日は多分閉まってる」
「わかった。ありがとう。明日行ってみる」
リディは受け取った報酬を荷袋に入れると、コジミに礼を言ってギルドを後にした。
コジミの耳を触るのは最後まで我慢した。
翌朝、少し遅く起きたリディとニケは昨日コジミに教えてもらった武器屋へと向かった。
武器屋は人通りの多いメインの通り沿いにあり、すぐに見つけることができた。近くにはコジミの言った通り別の武器屋もあったが、あらかじめ青い屋根と聞いていたので無駄足を踏まずに済んだ。
リディとニケはその目的の青い屋根の武器屋へと向かう。店頭には樽に突っ込まれた剣や槍が客引きを兼ねて無造作に置かれている。手癖の悪い者に簡単に持っていかれそうにも思うが、店のドアは開け放たれ店主の目も外に向いているため、万一持っていかれそうになったら店主が飛んでくるのだろうと思われた。
「いらっしゃい」
リディが店に足を踏み入れると、店主は朗らかに挨拶をしてきた。
店内には刀剣類がずらりと並べられている。イダンセの武器屋では様々な種類の武器を扱っていたが、この店ではほぼ剣のみしか扱っておらず、いくつか槍は陳列されていたが杖や弓などは扱っていないようだ。
店内の広さがイダンセの店と比べると3分の1程度なので、狭い店でたくさんの種類を並べるよりも、刀剣類の品を充実させ専門性を高めているように見受けられた。
「何かお探しで?」
「いや、少し尋ねたいことが……」
リディは豪魔素材を卸している人物を探しており、ジャッカとコジミにこの店を教えてもらったことを店主に説明する。
「あぁ、豪魔素材の話か。ちょうどよかったな……」
「?」
「ちょっと、待ってな」
そう言い残して店主は店の奥へと入っていった。そして、少しすると店の奥から戻ってくる。戻ってきた店主は一人ではなく、店主の後に続いてもう一人の人物が顔を出した。どうやらその人物を呼びに行ったようだ。
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「あなたが……」
店主に素材屋と紹介されたのは恰幅のいい中年の男性だった。ゆったりとした白地の服の上にチョッキを着て、口髭を生やしている。
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「ほら、このお嬢さんがお前の話を聞きたいってよ」
無理やり連れてこられてボヤく素材屋の男性に店主がリディを紹介する。
リディが会釈をすると、素材屋の男も頭を掻きながら会釈を返した。
素材屋の男は名をイジャン・ベルデと言い、この武器屋へは武器の元となる鉄鉱石や魔獣から取れた素材などを卸すために頻繁に出入りしている。豪魔素材の話はイジャンから武器屋の店主であるランケへと話が伝わり、それがさらにジャッカへと伝わった形だ。
リディはこれまでの経緯をイジャンに軽く説明する。
以前このヘニーノで流通していたという豪魔素材、それはニケの村からこの町へと納品されていたものだ。しかし、ニケの村は滅ぼされ、豪魔素材の流通もパタリと途絶えた。
ところが、最近になって再び豪魔素材が流通し始めたという話をイダンセの武器屋で聞いてリディ達はこのヘニーノという町へとやってきた。
その豪魔素材を卸している人物がニケやニケの村に関係しているかもしれないからだ。
「あぁ、あの男のことか。うーん、残念だが俺も取引してるってだけで、素性については全然知らないんだよなぁ」
「どこから来ているかもわからないのか? あと、外見も教えてくれ」
リディは素材屋のイジャンに質問を重ねる。
「そうさなぁ、見た目は俺よりも若い男だったよ。三十前半ってとこかあれは?」
イジャンはおぼろげな記憶から豪魔素材を売りに来る男の輪郭を掘り起こしていく。
「髪の色は? 耳の形や目の色は?」
「ちょっと待ってくれよ……。えっと、目は緑で耳と髪はわからんな」
「わからない? 覚えていないということか?」
「いや、本当にわからないんだ。そいつはフード付きのローブを着ていてな。髪と耳は見えてないのさ。まぁ、髪が見えないってことは短く切ってるか、あいつもハゲてんだろうよ」
そう言ってイジャンは自分の禿げ上がった頭をペチペチと叩きながら笑った。
「他に特徴はあったか?」
「んー、そうさなぁ。口で言い表すのは難しいが、いい男だったな」
「いい男?」
「あぁ、端正というか、整った顔っつーのか? 服装は結構みすぼらしかったが本人は貴族様みたいな雰囲気があったよ」
「貴族……」
リディは口元に手を考えるが、情報はまだ細い糸のようで、掴んで引っ張ろうとしてもすぐに千切れてその先に繋がらない。
「その男が、どこから来ているかは?」
「んー、あんまり客の詮索はしないもんでな、それもわからん」
「その男が帰るときに町のどっちに向かっているかでも良い」
リディは少しでも情報を得ようとイジャンに質問を重ねる。
「そういう話なら、北だな」
「北? リモアから来てるってのか?」
リディに代わって返事をしたのは店主のランケだった。
ヘニーノより北にある大きな街はウクリ街道の終点であるリモアだけだ。豪魔素材を売りに来る男が大きい街に住んでいるのであれば武器屋の店主の推察通りだが、実際はそんなに簡単な話ではない。
町の近くには小さい集落や村がいくつかあり、豪魔素材を売りに来る男がそこから来ている可能性も十分にある。
そして、ヘニーノの町を北から出て向かう村はもう一つ『あった』。
「ニケ、お前の村があったのはこの町からどっちの方角だ?」
「……北」
「……そうか」
リディとニケは小声でそんなやり取りをした。
「ありがとう。色々と話を聞けて助かった」
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