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「……あなたと別れられるのなら、喜んで婚約解消に応じますし、慰謝料も請求しません。あと、あなたの本性が知れたという意味では、そこの子爵令嬢に感謝したいぐらいですので、恨みはしません。近付きたくもありませんので、ご心配なく」
「……本性?」
なんのこと。首を捻るオーブリーに嫌気がさし、ミラベルは「あ、もう結構です」と引き気味に言い捨て、女子生徒と一緒に急いでその場を後にした。
あ。
未練がましく手を伸ばしそうになったが、オーブリーはすんでのところでそれを我慢した。
(……顔が好みじゃないミラベルと生涯を添い遂げるより、絶対によかった……はず。みんなにも自慢できるし、父上たちだって、実際にマルヴィナ嬢に会えば、わかってくれるっ)
よし。
オーブリーは両拳を握り、顔を上げた。
「父上に、これまでの経緯を書いた手紙を出すことにします。マルヴィナ嬢も、内容を一緒に考えてくれますか?」
マルヴィナはキョトンとしてから「やだわ」と、笑った。
「いずれ爵位を継ぐあなたが、そんな子どもみたいなこと。冗談がお好きなのですね」
「…………。……はは」
いつでもなんでもミラベルに相談していたオーブリーは、思わず渇いた笑いを浮かべた。
「……本性?」
なんのこと。首を捻るオーブリーに嫌気がさし、ミラベルは「あ、もう結構です」と引き気味に言い捨て、女子生徒と一緒に急いでその場を後にした。
あ。
未練がましく手を伸ばしそうになったが、オーブリーはすんでのところでそれを我慢した。
(……顔が好みじゃないミラベルと生涯を添い遂げるより、絶対によかった……はず。みんなにも自慢できるし、父上たちだって、実際にマルヴィナ嬢に会えば、わかってくれるっ)
よし。
オーブリーは両拳を握り、顔を上げた。
「父上に、これまでの経緯を書いた手紙を出すことにします。マルヴィナ嬢も、内容を一緒に考えてくれますか?」
マルヴィナはキョトンとしてから「やだわ」と、笑った。
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「…………。……はは」
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