悪役令嬢として、愛し合う二人の邪魔をしてきた報いは受けましょう──ですが、少々しつこすぎやしませんか。

ふまさ

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 マイナの望みは、もう二度と、二人にかかわりたくない。それにつきた。だから王族籍、貴族籍から除籍され、一族から縁を切られたローランドとリリアンが、王都より遠く離れた地方に住むことを、罰とした。

 あまりにも罰が軽すぎると言われたが、マイナは頑として譲らなかった。別に二人のためではない。どう考えても自分に非がまったくなかったとは言えないため、それであの二人が極刑にでもなろうものなら、罪悪感で精神が病む自信があったからだ。

 シェーベリ公爵により、マイナの預かり知らぬところで鞭打ちの刑に処されたのち、ローランドとリリアンは、マイナの望み通り、王都より遠く離れた地方へと強制的に連れていかれた。

 そこで貧しくも、二人で幸せになることもできた。けれどローランドとリリアンは、ひと月も経たずに、別れることになる。



 ──その後。

 ローランドは、見目だけは良かったので、所謂ヒモのような生活をしていた。けれど日が経つにつれ、栄養不足と不衛生さからその美貌は失われていき、更に働きもしないローランドに我慢ができなくなった恋人が別れを告げると、ローランドは恋人に暴行を加えた。騒ぎに気付き、近所に住む人たちに呼ばれやってきた警察に取り押さえられたローランドは、その場で逮捕された。


 一方のリリアンは、教養の高さから、大きな商会で働くことになり、その商会の会長の息子と結婚した。しかし夫の不倫現場に居合わせたリリアンは、不倫相手を殺害。ローランドと同じく、警察に逮捕されることとなる。


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