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8.身代り
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やばい、吹っ飛んだ。
僕の部屋がある窓から、どんどん体が遠のいていく。
割れた窓の破片が、僕と同じスピードで落下する。
このままじゃあマズい。
そう分かっているのに体が動かない。
強い衝撃に羽根が動かなくて、飛ぶことができない。
衝撃を予期して瞳をぎゅっと強く瞑るけど……ふわりと風に包まれて、地面には叩きつけられることはなかった。
優しい風に衝撃を殺されて、そっと体が地面に降ろされる。
だけど僕は体に力が入らなくて、そのまま地面に転がった。
「頭、冷やせよ」
部屋から降りてきたアスファーが、人型に戻って、僕を見下ろしてくる。
その冷静な声を聞いて、僕は涙がぼろぼろと零れてきた。
アスファーが言っていることは、きっと正しい。
僕がどれだけ理屈をこねたって、それは僕の都合のことしか考えていない。
エスク君が嫌がることはしたくない、なんて言いながら、彼を手放すと考えただけでこれだけ取り乱して。
近くに居て我慢ができないなら遠く離れるべきだ。
なのに、なのにまだ僕は決心できていない。
これだけアスファーにも迷惑かけたのに、まだエスク君のことが諦められない。
たとえ少しの時間であっても傍から離れたくない。
「……ごめんなさい」
ごめんなさい。
僕が呟いた言葉は、アスファーに向けてだったのか。
それとも、エスク君に向けて言った言葉か。
分からないけど、僕はしばらく地面の上に転がったまま、しゃくりあげながら泣いていた。
目が真っ赤になるまで泣いた僕が部屋に戻ると、王様がやってきた。
だいぶ派手に暴れたせいだろう。
借りている部屋なのにぐちゃぐちゃにしてしまってすみません、と謝る僕に、それでも王様は優しかった。
アスファーと喧嘩したのか?
二人の間になにかあったのか?
荒れ果てた部屋への文句じゃなくて、そんな質問ばかりをされて僕は首を傾げた。
まるで王様が僕とアスファーの仲のことを気にしていているようだ。
アスファーとはずっと腐れ縁だけど、王様が気にするほど仲良くも悪くもないつもりだったんだけど。
それよりも僕が気になるのはエスク君のことだ。
別に喧嘩はしていない、と僕が言うと王様は色々と言いたげな顔になって。
何か自分にできることがないかと聞いてきた。
それで僕が王様に頼んだことは『部屋が整ったら、エスク君を部屋に呼んでほしい』ということだった。
僕が破壊した部屋は、僕も手伝ったけど、下男さんたちが綺麗に片付けた。
ちなみに部屋を綺麗にするのには丸3日かかった。
家具や床の絨毯はあらかたダメになっていたみたいで、青くなって謝ったけど、弁償の話はまだされていなくて戦々恐々としている。
そうして綺麗になった部屋の中で、新しく運び込まれたソファに腰掛けて頭を抱えた。
頭に浮かぶのはもちろんエスク君のことだけ。
アスファーには、彼と離れろって言われた。
それが正しいのは分かっている。
だけど、だけどどうしても受け入れられない。
それがたった数十年であっても、僕には絶対に無理だ。狂ってしまう。
アスファーにそのことを言われてから、3日間ずっとそのことばかり考えたけど、僕の中で答えはでない。
彼が大人になって、僕が彼に求愛しても問題がなくなるまで遠くにいるべきだって考える理性的な考え。
もう、一度は手を出してしまったんだから、このまま彼を自分だけのものにしてしまえっていう本能的な心。
その二つに挟まれて答えが出ない。
頭を抱えたまま苦悩しているうちに、時間が少しづつ経って、あたりは夕闇に包まれてしまった。
部屋の中は蝋燭の炎がゆらゆらと照らしているけれど、それでも薄暗い。
騎士団の鍛錬の後に呼んで欲しいって言ったから、きっとそろそろだ。
そう思っていると、静かな部屋に、ノックが響く。
ごくりと唾を飲み込んで掠れた声を出した。
「……どうぞ」
「失礼します」
静かに部屋に入ってきたエスク君。
揺れる蝋燭の炎は弱く、彼の表情は見えない。
だけどその張りのある声が部屋に響く。
エスク君とはたった数日会わなかっただけなのに、ずっと会っていなかったような気分だ。
こんなに愛おしくて苦しいのに、本能に逆らって彼と離れて暮らすなんてとてもできない。
本来竜人は、番になった相手のことは片時も手放さないのだから。
「エスク、くん、」
つっかえながらもなんとか彼の名前を呼ぶ。
何を言おう。
なんて言おう。
まずは、僕が医者じゃなくて竜人だってことを伝えないと。
きっとこの部屋に連れてこられた時に、王様から僕が誰なのか聞いているだろう。
でも彼のことを騙すつもりはなかった。
ただ、あの時は彼の怪我に気が動転してしまっていて、正直に話すほうがずっといいってことに後から気が付いたんだ。
「エスク君、ごめんね。僕、本当のことが言えなくて」
「お気になさらないでください」
僕が呟くと、エスク君は首を横に振った。
少し近づいた彼の顔が、ようやく薄闇の中でも見えてくる。
その顔は酷く苦しそうで、僕は目を見開いた。
「エ、エスク君……?」
……なんでこんなに辛そうな顔をしているんだ?
苦しいことに耐えているような、それでも何かを決意したような、悲壮な表情。
愛しい彼の悲し気な表情に、僕の胸まで痛くなる。
本当は、この間のことをゆっくり説明して、あれが大人にしか許されていないことだって伝えて。
それから心を込めて謝罪して。
これからは、彼が大人になるまで傍で見守るだけにするから、ということを伝えて___だからどうか、傍に居させてと伝えるつもりだったのに。
今の彼は、まるで悲しみの淵にたったような沈んだ表情をしている。
もしかして、誰かに先日のことの意味、あれがセックスだって聞いてしまった?
そのせいで彼を傷つけてしまったんだろうか。
頭の中でぐるぐると考えていると、エスク君は僕の座るソファの目の前まで進み、膝を折った。
ソファに座ったままの僕と目線が合う。
「風竜様と、諍いになったと聞いております」
「え、ああ、アスファーとのこと、知ってるんだ」
エスク君と引き離されるのが嫌で、あれだけ暴れたなんて。
大人げなくて恥ずかしいし、取り乱したっていうのが知られてしまうのは情けない。
そう思って呟くと、エスク君はどこかが痛むみたいな顔をして、ぎゅ、と一瞬口を閉ざして。
それからそっと少しだけ僕の足を持ち上げると、なんと身をかがめて、そのつま先に靴の上から口付けをしてきた。
「え、!? ちょ、エスク君?」
慌てふためく僕に、エスク君はそのまま優しい手つきで僕の靴を脱がせてしまう。
まるで神聖なもののように丁寧に持ち上げられた足の甲に再び口付けをされて、僕は驚きに硬直する。
「俺では風竜様の代わりにはならないかもしれませんが、少しでも御心の慰めになれば」
「……え? えっと、それは、」
彼の言葉に首を傾げるけれど、エスク君はそれ以上は説明する気がないみたいで。
僕のもう一方の足からも靴を脱がせる。
彼の熱い体温が指先から伝わってきて、それだけでぞくぞくしたものに背筋が震えた。
「先日のような暴走は致しません。その、しっかりと勉強もしてきました」
「勉強って、だから待って、どういうこと?」
足首からふくらはぎを撫でられて、僕はどうしていいのか分からずに悶える。
するとエスク君は、罪人のように首を垂れて目線を伏せた。
「俺は今夜、あなたの寝所に侍る栄誉を賜ったと思ったのですが……、違いましたか」
寝所に侍るって。
まさか、まさか大人な意味なのか。
彼の視線が再び上げられ、僕の体の線をなぞる。
「え、や、ええ!?」
王様。
夜、部屋に呼ぶって、そういう意味じゃなくて……!
僕は本当にただ、健全にお話がしたかっただけなのに!
ここにいない王様の襟元を掴んで締め上げたい。
そう心の中で叫び声を上げるけど、僕の口は驚きのあまりぱくぱくと虚しく開閉するだけだった。
やばい、吹っ飛んだ。
僕の部屋がある窓から、どんどん体が遠のいていく。
割れた窓の破片が、僕と同じスピードで落下する。
このままじゃあマズい。
そう分かっているのに体が動かない。
強い衝撃に羽根が動かなくて、飛ぶことができない。
衝撃を予期して瞳をぎゅっと強く瞑るけど……ふわりと風に包まれて、地面には叩きつけられることはなかった。
優しい風に衝撃を殺されて、そっと体が地面に降ろされる。
だけど僕は体に力が入らなくて、そのまま地面に転がった。
「頭、冷やせよ」
部屋から降りてきたアスファーが、人型に戻って、僕を見下ろしてくる。
その冷静な声を聞いて、僕は涙がぼろぼろと零れてきた。
アスファーが言っていることは、きっと正しい。
僕がどれだけ理屈をこねたって、それは僕の都合のことしか考えていない。
エスク君が嫌がることはしたくない、なんて言いながら、彼を手放すと考えただけでこれだけ取り乱して。
近くに居て我慢ができないなら遠く離れるべきだ。
なのに、なのにまだ僕は決心できていない。
これだけアスファーにも迷惑かけたのに、まだエスク君のことが諦められない。
たとえ少しの時間であっても傍から離れたくない。
「……ごめんなさい」
ごめんなさい。
僕が呟いた言葉は、アスファーに向けてだったのか。
それとも、エスク君に向けて言った言葉か。
分からないけど、僕はしばらく地面の上に転がったまま、しゃくりあげながら泣いていた。
目が真っ赤になるまで泣いた僕が部屋に戻ると、王様がやってきた。
だいぶ派手に暴れたせいだろう。
借りている部屋なのにぐちゃぐちゃにしてしまってすみません、と謝る僕に、それでも王様は優しかった。
アスファーと喧嘩したのか?
二人の間になにかあったのか?
荒れ果てた部屋への文句じゃなくて、そんな質問ばかりをされて僕は首を傾げた。
まるで王様が僕とアスファーの仲のことを気にしていているようだ。
アスファーとはずっと腐れ縁だけど、王様が気にするほど仲良くも悪くもないつもりだったんだけど。
それよりも僕が気になるのはエスク君のことだ。
別に喧嘩はしていない、と僕が言うと王様は色々と言いたげな顔になって。
何か自分にできることがないかと聞いてきた。
それで僕が王様に頼んだことは『部屋が整ったら、エスク君を部屋に呼んでほしい』ということだった。
僕が破壊した部屋は、僕も手伝ったけど、下男さんたちが綺麗に片付けた。
ちなみに部屋を綺麗にするのには丸3日かかった。
家具や床の絨毯はあらかたダメになっていたみたいで、青くなって謝ったけど、弁償の話はまだされていなくて戦々恐々としている。
そうして綺麗になった部屋の中で、新しく運び込まれたソファに腰掛けて頭を抱えた。
頭に浮かぶのはもちろんエスク君のことだけ。
アスファーには、彼と離れろって言われた。
それが正しいのは分かっている。
だけど、だけどどうしても受け入れられない。
それがたった数十年であっても、僕には絶対に無理だ。狂ってしまう。
アスファーにそのことを言われてから、3日間ずっとそのことばかり考えたけど、僕の中で答えはでない。
彼が大人になって、僕が彼に求愛しても問題がなくなるまで遠くにいるべきだって考える理性的な考え。
もう、一度は手を出してしまったんだから、このまま彼を自分だけのものにしてしまえっていう本能的な心。
その二つに挟まれて答えが出ない。
頭を抱えたまま苦悩しているうちに、時間が少しづつ経って、あたりは夕闇に包まれてしまった。
部屋の中は蝋燭の炎がゆらゆらと照らしているけれど、それでも薄暗い。
騎士団の鍛錬の後に呼んで欲しいって言ったから、きっとそろそろだ。
そう思っていると、静かな部屋に、ノックが響く。
ごくりと唾を飲み込んで掠れた声を出した。
「……どうぞ」
「失礼します」
静かに部屋に入ってきたエスク君。
揺れる蝋燭の炎は弱く、彼の表情は見えない。
だけどその張りのある声が部屋に響く。
エスク君とはたった数日会わなかっただけなのに、ずっと会っていなかったような気分だ。
こんなに愛おしくて苦しいのに、本能に逆らって彼と離れて暮らすなんてとてもできない。
本来竜人は、番になった相手のことは片時も手放さないのだから。
「エスク、くん、」
つっかえながらもなんとか彼の名前を呼ぶ。
何を言おう。
なんて言おう。
まずは、僕が医者じゃなくて竜人だってことを伝えないと。
きっとこの部屋に連れてこられた時に、王様から僕が誰なのか聞いているだろう。
でも彼のことを騙すつもりはなかった。
ただ、あの時は彼の怪我に気が動転してしまっていて、正直に話すほうがずっといいってことに後から気が付いたんだ。
「エスク君、ごめんね。僕、本当のことが言えなくて」
「お気になさらないでください」
僕が呟くと、エスク君は首を横に振った。
少し近づいた彼の顔が、ようやく薄闇の中でも見えてくる。
その顔は酷く苦しそうで、僕は目を見開いた。
「エ、エスク君……?」
……なんでこんなに辛そうな顔をしているんだ?
苦しいことに耐えているような、それでも何かを決意したような、悲壮な表情。
愛しい彼の悲し気な表情に、僕の胸まで痛くなる。
本当は、この間のことをゆっくり説明して、あれが大人にしか許されていないことだって伝えて。
それから心を込めて謝罪して。
これからは、彼が大人になるまで傍で見守るだけにするから、ということを伝えて___だからどうか、傍に居させてと伝えるつもりだったのに。
今の彼は、まるで悲しみの淵にたったような沈んだ表情をしている。
もしかして、誰かに先日のことの意味、あれがセックスだって聞いてしまった?
そのせいで彼を傷つけてしまったんだろうか。
頭の中でぐるぐると考えていると、エスク君は僕の座るソファの目の前まで進み、膝を折った。
ソファに座ったままの僕と目線が合う。
「風竜様と、諍いになったと聞いております」
「え、ああ、アスファーとのこと、知ってるんだ」
エスク君と引き離されるのが嫌で、あれだけ暴れたなんて。
大人げなくて恥ずかしいし、取り乱したっていうのが知られてしまうのは情けない。
そう思って呟くと、エスク君はどこかが痛むみたいな顔をして、ぎゅ、と一瞬口を閉ざして。
それからそっと少しだけ僕の足を持ち上げると、なんと身をかがめて、そのつま先に靴の上から口付けをしてきた。
「え、!? ちょ、エスク君?」
慌てふためく僕に、エスク君はそのまま優しい手つきで僕の靴を脱がせてしまう。
まるで神聖なもののように丁寧に持ち上げられた足の甲に再び口付けをされて、僕は驚きに硬直する。
「俺では風竜様の代わりにはならないかもしれませんが、少しでも御心の慰めになれば」
「……え? えっと、それは、」
彼の言葉に首を傾げるけれど、エスク君はそれ以上は説明する気がないみたいで。
僕のもう一方の足からも靴を脱がせる。
彼の熱い体温が指先から伝わってきて、それだけでぞくぞくしたものに背筋が震えた。
「先日のような暴走は致しません。その、しっかりと勉強もしてきました」
「勉強って、だから待って、どういうこと?」
足首からふくらはぎを撫でられて、僕はどうしていいのか分からずに悶える。
するとエスク君は、罪人のように首を垂れて目線を伏せた。
「俺は今夜、あなたの寝所に侍る栄誉を賜ったと思ったのですが……、違いましたか」
寝所に侍るって。
まさか、まさか大人な意味なのか。
彼の視線が再び上げられ、僕の体の線をなぞる。
「え、や、ええ!?」
王様。
夜、部屋に呼ぶって、そういう意味じゃなくて……!
僕は本当にただ、健全にお話がしたかっただけなのに!
ここにいない王様の襟元を掴んで締め上げたい。
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