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●矛盾する想い
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部屋の入り口付近の浴室から、シャワーを使う乾いた水音が流れている。
それを私は乱れたベッドの上で、ボーっとしながら聞いていた。
午後のまだ明るい時間から、こんな堕落的な時間を過ごしているのに、多少罪悪感がある。
シャワーの音は10分もすると止んで、バスタオルで髪の毛を拭きながら隆也が出てきた。
「由希はシャワー浴びないの?」
隆也が冷蔵庫の中からジュースを取って、私に渡しながら言う。
「まだ時間ある?」
「少しあるよ」
「じゃ、ジュース飲んだらシャワー浴びようかな」
私はジュースの缶の蓋をプシュッと開けた。
隆也ももう1本、冷蔵庫から、自分の分のビールを取ると、私の隣に座って蓋を開ける。
「隆也、まどかとはうまくいってるの?」
「プ!お前が聞くか!?」
隆也は笑いながら、ビールをゴクゴクと飲む。
確かに隆也と今さっきまで抱き合っていた私が聞くようなことではないよね。
「でも、うまくいってるよ。俺は、まどかを大事に思ってるしな」
「そっか・・・」
「だって俺、未だにアイツに手を出せないんだぜ。だっせぇーだろ??」
ズキン・・・・
私の心が鈍く痛む。
“ださくないよ、全然”
“本当なら私が代わりたいくらいだよ”
“私は大事じゃないから平気で身体を重ねられるの?”
心の中でどんどん浮かんでくる、悲しい気持ち。
隆也は気づいてないよね、きっと・・・。
さっき私と抱き合ってる最中でさえも、まどかの名前を呼んだこと、自分でも気づいていないんだろうな・・・
隆也はそんな私の切ない想いにも気づかない。
呑気にビールを飲み干して、空き缶をぐしゃっと手でつぶした。
そして私の方を見ると、笑顔で言った。
「でも由希に会えて正直助かったよ、男の体は女と違ってさ・・・いろいろ我慢できなくなるからさ」
「ん・・・」
「やっぱり女もさ、彼氏いないと、寂しくなるもんなの?
とにかく元カレで寂しさ解消してないで、早く由希も新しい男見つけろよ」
そう言って、隆也は微笑んで、私の髪をくしゃっと撫でた。
「・・・シャワー、浴びてくる」
私は顔が見えないようにうつむいて、素早く浴室へ向かう。
浴室に入ってドアを閉めた瞬間、泣けてきた。
どんどん涙が両目から溢れてくる。
嗚咽が漏れないように、私はシャワーを最大に出した。
シャワー水滴が床に跳ね返って、どんどん私の足元を濡らしていく。
だけどそれにかまわず、私は泣いた。
それを私は乱れたベッドの上で、ボーっとしながら聞いていた。
午後のまだ明るい時間から、こんな堕落的な時間を過ごしているのに、多少罪悪感がある。
シャワーの音は10分もすると止んで、バスタオルで髪の毛を拭きながら隆也が出てきた。
「由希はシャワー浴びないの?」
隆也が冷蔵庫の中からジュースを取って、私に渡しながら言う。
「まだ時間ある?」
「少しあるよ」
「じゃ、ジュース飲んだらシャワー浴びようかな」
私はジュースの缶の蓋をプシュッと開けた。
隆也ももう1本、冷蔵庫から、自分の分のビールを取ると、私の隣に座って蓋を開ける。
「隆也、まどかとはうまくいってるの?」
「プ!お前が聞くか!?」
隆也は笑いながら、ビールをゴクゴクと飲む。
確かに隆也と今さっきまで抱き合っていた私が聞くようなことではないよね。
「でも、うまくいってるよ。俺は、まどかを大事に思ってるしな」
「そっか・・・」
「だって俺、未だにアイツに手を出せないんだぜ。だっせぇーだろ??」
ズキン・・・・
私の心が鈍く痛む。
“ださくないよ、全然”
“本当なら私が代わりたいくらいだよ”
“私は大事じゃないから平気で身体を重ねられるの?”
心の中でどんどん浮かんでくる、悲しい気持ち。
隆也は気づいてないよね、きっと・・・。
さっき私と抱き合ってる最中でさえも、まどかの名前を呼んだこと、自分でも気づいていないんだろうな・・・
隆也はそんな私の切ない想いにも気づかない。
呑気にビールを飲み干して、空き缶をぐしゃっと手でつぶした。
そして私の方を見ると、笑顔で言った。
「でも由希に会えて正直助かったよ、男の体は女と違ってさ・・・いろいろ我慢できなくなるからさ」
「ん・・・」
「やっぱり女もさ、彼氏いないと、寂しくなるもんなの?
とにかく元カレで寂しさ解消してないで、早く由希も新しい男見つけろよ」
そう言って、隆也は微笑んで、私の髪をくしゃっと撫でた。
「・・・シャワー、浴びてくる」
私は顔が見えないようにうつむいて、素早く浴室へ向かう。
浴室に入ってドアを閉めた瞬間、泣けてきた。
どんどん涙が両目から溢れてくる。
嗚咽が漏れないように、私はシャワーを最大に出した。
シャワー水滴が床に跳ね返って、どんどん私の足元を濡らしていく。
だけどそれにかまわず、私は泣いた。
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