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●別離
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しおりを挟む「ハハハ、いきなりそんな事私に言われても」
私は薄く笑った。
笑うしかできないじゃない・・・
こんな事聞きたくなかった。
好きな人が、自分の親友と結ばれた話なんて、誰が聞きたいものか―――
「でもさ、お前にいろいろまどかとの事相談してたしさ。まどかも、お前にいろいろ俺の事相談したんだろ。まどかから、聞いた」
「そう・・・」
「まどかに自分の気持ちをぶつけられたんだ。まどかも俺のこと好きでいてくれてるみたいだってわかった。だから俺ら結ばれたんだ」
「そりゃ、良かったじゃん」
つい、つっけんどんな言い方になってしまう。
“もう、こんな話は聞きたくない!!”
そんな気持ちでいっぱいだった―――
考えたくない。
でもつい・・・想像してしまう・・・。
裸のまどかと隆也が抱き合ってる姿・・・
キスしてる姿・・・
隆也はどのように、まどかを抱いたの?
私を抱くように、まどかを抱いた?
それとももっと優しく、
『愛してるよ・・・』
とか言いながら抱いたの?
考えたくない。
想像したくない。
私は考えるのを止めるように、ぎゅっと目を閉じた。
だけど目を閉じたって、この現実からは逃げられない―――
「俺さ、まどかと結婚したいって思ってる・・・」
私は思わず目を見開いて、隆也の顔を見る。
隆也の顔は真剣そのものだった。
「結婚・・・!?」
「うん」
「そんな・・・1回エッチしただけで、そんな事、普通言う!?」
「結ばれて、絶対まどかを離したくないって思った。心底惚れてる」
「・・・・・・」
私は唇を噛んでうつむいた。
隆也にこれ以上何を言えというのだろう。
そして私にどれだけ苦しめというのだろう。
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