私は元カレの都合のいい女です

鈴ーりんー

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●支えてくれる人

3

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「シュン・・・?」


私はポカンと、シュンを見上げた。

突然シュンが現れて、私はビックリしていた。


「ほら!」


シュンは少し怒ったような顔で、私にコンビニのビニール袋を強引に差し出した。

思わず受け取ってしまった。


そっと中身を見ると、中にはプリンやらゼリーやらいっぱいデザートがごちゃごちゃに詰められていた。


「悲しい時には甘いものだろ?」


シュンはボソッと言った。

その単純な言葉と、ビニール袋に詰められたデザートに思わずクスリと笑ってしまう。


シュンを見ると、全身にビッショリ汗をかいている。

おでこには玉のような汗がいっぱいついているし、グレーのTシャツは背中が汗で色が変わっている。


“そんなに汗をかくくらい、急いで来てくれたんだ・・・”


シュンの優しさが身に染みた。


「シュン、来てくれてありがと・・・」


嬉しさと安心みたいなものが入り混じって、私は又声がつまりそうになる。


「勝手にドア開けてごめん・・・ビックリしたよな」


シュンがすまなそうな顔で言った。

確かにビックリはしたけど、それ以上に心配して来てくれたことがうれしかった。


シュンは私の目の前にしゃがんで、私と目線を合わせる。


「隆也さんと何かあった?」


目をまっすぐに見られて、そう聞かれた。


「隆也にまどかと結婚したいんだって言われた。だからもう私とはもう会わないって。今まで・・・ありがとう・・・って言われた・・・」


シュンに説明しているうちに、私の目からはどんどん再び涙がこぼれる。
声がつまってしまい、絞り出すような声しか出てくれない。

涙って、尽きる事がないのだろうか。

もう泣きたくなんかないのに。


「ふだけた事、言いやがって!なんだよ、それ?」


シュンが険しい声でそうボソッと言う。

シュンのこんな険しい顔、初めて見る。


「由希ちゃん・・・・」


苦しそうな顔で、シュンに呼ばれた瞬間、私はあたたかいぬくもりに包まれていた。


“へ・・・!?”


私はシュンに強く抱きしめられていた―――

シュンの胸の中にいた。


私は今何が起こってるのか、すぐには理解できなかった。


「シュン・・・?」


私は驚いて、体を離そうとした。


だけど、シュンは強く私を抱きしめて、離そうとはしない。


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