59 / 83
●花火大会
6
しおりを挟む
花火が息つく間もなく、どんどん上がり始めた。
もうクライマックスなんだろう。
周りからどんどん歓声が上がる。
だけど私もシュンも花火を見てはいなかった。
私はシュンの温かい大きな胸の中に包まれていた。
シュンしか見えなかった。
シュンしか見てない。
「由希ちゃの心は、俺にあると思ってもいいの?」
耳元でつぶやかれたシュンの言葉に、私はゆっくりとうなずいた。
「・・・シュン・・・好き・・・」
そうつぶやいた瞬間、私の唇はシュンの唇に塞がれていた。
情熱的なキス。
息ができないくらいの激しいキス。
シュンの気持ちが伝わってきた。
花火が今までで一番大きな音を立てて、上がった。
そして圧倒的に大きく鮮やかに広がる光。
クライマックスの花火。
それは私とシュンを祝福しているようだった。
それを最後に花火大会は終わり、続々と人が駅に向かって帰り始める。
まどかも隆也も私たちに全く気づくことなく、駅の方へと歩いていった。
だけど私とシュンはこの場所から離れられずにいた。
シュンが愛しい・・・
シュンともっとキスをしたい・・・
唇が離れてしまうと、又キスしたくなる。
今までの分を取り返すように、私とシュンはその場で唇を重ねあった。
シュン、今日はシュンとずっと一緒にいたい。
離れたくないよ・・・
キスしながらそう強く思う。
その想いが伝わったのか、
それともシュンも同じ気持ちでいてくれたのか・・・
どっちかわからないけど、
シュンが真剣な顔で、
「今日は由希ちゃんとずっと一緒にいたい」
と、きっぱりと言った。
もうクライマックスなんだろう。
周りからどんどん歓声が上がる。
だけど私もシュンも花火を見てはいなかった。
私はシュンの温かい大きな胸の中に包まれていた。
シュンしか見えなかった。
シュンしか見てない。
「由希ちゃの心は、俺にあると思ってもいいの?」
耳元でつぶやかれたシュンの言葉に、私はゆっくりとうなずいた。
「・・・シュン・・・好き・・・」
そうつぶやいた瞬間、私の唇はシュンの唇に塞がれていた。
情熱的なキス。
息ができないくらいの激しいキス。
シュンの気持ちが伝わってきた。
花火が今までで一番大きな音を立てて、上がった。
そして圧倒的に大きく鮮やかに広がる光。
クライマックスの花火。
それは私とシュンを祝福しているようだった。
それを最後に花火大会は終わり、続々と人が駅に向かって帰り始める。
まどかも隆也も私たちに全く気づくことなく、駅の方へと歩いていった。
だけど私とシュンはこの場所から離れられずにいた。
シュンが愛しい・・・
シュンともっとキスをしたい・・・
唇が離れてしまうと、又キスしたくなる。
今までの分を取り返すように、私とシュンはその場で唇を重ねあった。
シュン、今日はシュンとずっと一緒にいたい。
離れたくないよ・・・
キスしながらそう強く思う。
その想いが伝わったのか、
それともシュンも同じ気持ちでいてくれたのか・・・
どっちかわからないけど、
シュンが真剣な顔で、
「今日は由希ちゃんとずっと一緒にいたい」
と、きっぱりと言った。
0
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
忘れ去られた婚約者
かべうち右近
恋愛
『僕はレベッカしか選ばない』
甘い声音でそう話したはずの王太子サイラスは、レベッカを忘れてしまった。
レベッカは、王太子サイラスと付き合っていることを、ある事情により隠していた。舞踏会で関係を公表し、婚約者に指名される予定だったのに、舞踊会の夜にサイラスは薬を盛られて倒れ、記憶喪失になってしまう。
恋人が誰なのかわからないのをいいことに、偽の恋人が次々と名乗りをあげ王太子の婚約者の座を狙ってくる。おかげで不信に陥ったサイラスに、レベッカは自分が恋人だと名乗り出せなくなってしまった。
サイラスの記憶喪失を解消するため、薬師兼魔女であるレベッカは恋人であることを隠しながら、事件調査を協力することになった。そうして記憶が戻らないまま二人の距離は再び近づいていく。だが、そんなおりにサイラスの偽の恋人を名乗りでた令嬢たちが、次々と襲われる事件も起き始めて……!?
※他のサイトにも掲載しています。
毎日更新です。
戦いの終わりに
トモ
恋愛
マーガレットは6人家族の長女13歳。長く続いた戦乱がもうすぐ終わる。そんなある日、複数のヒガサ人、敵兵士が家に押し入る。
父、兄は戦いに出ているが、もうすぐ帰還の連絡があったところなのに。
家には、母と幼い2人の妹達。
もうすぐ帰ってくるのに。なぜこのタイミングで…
そしてマーガレットの心には深い傷が残る
マーガレットは幸せになれるのか
(国名は創作です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる