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●嵐の予感
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夏休みが明けて、1ヶ月がたった。
夏休み気分もすっかり抜けて、いつもの授業のある生活に慣れていった。
季節はもうすぐ秋。
昼間はまだまだ暑いけど、陽が落ちると少し肌寒い。
こうやって季節がどんどん移り変わっていくんだなぁと感じる。
私とシュンは相変わらず、ほとんど毎日会っている。
ほぼ半同棲みたいな感じになっている。
まどかは最近はほとんど大学には来ていない。
心配でラインを打ってみたら、実家でいろいろ用事があって当分はチョコチョコしか大学には来られないと返事が返ってきた。
そしていつものように大学の授業が終わって、私はいつものようにシュンのアパートに来ていたある日のことだった。
そこでシュンにすまなそうに、ある事を報告された。
「ごめん!!急に決まったからさ・・・」
すまなそうに手を合わせて言うシュン。
困惑する私。
シュンが、明日から大学のゼミ仲間と1週間合宿に行くというのだ。
教授抜きで、半分遊びみたいな合宿らしいけど。
「えぇ!!ちょっと寂しいよ」
「ごめんって。でも俺も来年大学4年だからさ。こういうのも参加しとかないと」
困ったように言うシュン。
シュンも来年大学4年生だという事を言われてしまうと、『行かないで』なんて止められない。
「でも女の子とかだっているんでしょ?」
「いません!」
「ウソだ」
「やきもち?」
シュンがニヤニヤしながら、言う。
私はポカポカと、シュンの背中を叩いた。
確かにシュンはかっこいいし優しいから、ちょっと心配だったりする。
絶対もてないはずがないもん。
でもそれより、シュンと毎日一緒にいすぎて、私にとってシュンの存在が大きくなりすぎている。
一緒にいるのが当たり前になってしまったのだ。
シュンはもう私の体の一部みたいな感じになってしまっている。
1週間も離れて、会えないなんて、すごく寂しい。
調子が狂う感じ。
「お土産たくさん買ってくるからさ」
シュンが優しく言って、私を抱き寄せた。
「・・・わかった・・・たくさん買ってきてよね」
私は渋々そう返事をした。
「いい子!由希ちゃん。でも俺もすげぇ寂しいんだよ・・・」
そう言って、シュンは私に軽くキスをした。
そして再び優しく抱きしめる。
私もぎゅっと、シュンの背中に腕を回した。
仕方ない。
シュンだって、自分の将来があるんだから。
私はそう自分に言い聞かせた。
夏休み気分もすっかり抜けて、いつもの授業のある生活に慣れていった。
季節はもうすぐ秋。
昼間はまだまだ暑いけど、陽が落ちると少し肌寒い。
こうやって季節がどんどん移り変わっていくんだなぁと感じる。
私とシュンは相変わらず、ほとんど毎日会っている。
ほぼ半同棲みたいな感じになっている。
まどかは最近はほとんど大学には来ていない。
心配でラインを打ってみたら、実家でいろいろ用事があって当分はチョコチョコしか大学には来られないと返事が返ってきた。
そしていつものように大学の授業が終わって、私はいつものようにシュンのアパートに来ていたある日のことだった。
そこでシュンにすまなそうに、ある事を報告された。
「ごめん!!急に決まったからさ・・・」
すまなそうに手を合わせて言うシュン。
困惑する私。
シュンが、明日から大学のゼミ仲間と1週間合宿に行くというのだ。
教授抜きで、半分遊びみたいな合宿らしいけど。
「えぇ!!ちょっと寂しいよ」
「ごめんって。でも俺も来年大学4年だからさ。こういうのも参加しとかないと」
困ったように言うシュン。
シュンも来年大学4年生だという事を言われてしまうと、『行かないで』なんて止められない。
「でも女の子とかだっているんでしょ?」
「いません!」
「ウソだ」
「やきもち?」
シュンがニヤニヤしながら、言う。
私はポカポカと、シュンの背中を叩いた。
確かにシュンはかっこいいし優しいから、ちょっと心配だったりする。
絶対もてないはずがないもん。
でもそれより、シュンと毎日一緒にいすぎて、私にとってシュンの存在が大きくなりすぎている。
一緒にいるのが当たり前になってしまったのだ。
シュンはもう私の体の一部みたいな感じになってしまっている。
1週間も離れて、会えないなんて、すごく寂しい。
調子が狂う感じ。
「お土産たくさん買ってくるからさ」
シュンが優しく言って、私を抱き寄せた。
「・・・わかった・・・たくさん買ってきてよね」
私は渋々そう返事をした。
「いい子!由希ちゃん。でも俺もすげぇ寂しいんだよ・・・」
そう言って、シュンは私に軽くキスをした。
そして再び優しく抱きしめる。
私もぎゅっと、シュンの背中に腕を回した。
仕方ない。
シュンだって、自分の将来があるんだから。
私はそう自分に言い聞かせた。
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