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第一章
05 支配
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「また、星が一つ消えたらしい」
リウはランスにそう言った。ランスは学校からの帰りで、朝のニュースにはそんなことは流れていなかった。学校の先生も何も言わなかった。
「安心しろ。お前の父さんが行方不明になった星じゃない」
ランスには二人の父さんがいた。でも、ランスにとってはその二人より今が幸せだった。自然に囲まれ、長い冬はちょっと嫌いだけど、友達とも仲良くなれたし、ここは前にいたところより好きだった。ここに来れて良かったと思っているし、母さんには感謝している。
リウは今ではランスにとって3人目の父親同然だった。
リウは時々、宇宙の話しもしてくれる。
これはリウが初めて星の星に立ち入ることになった話。
リウの乗った宇宙船には宇宙探査機やドローンが搭載されており、まだ未知の惑星には遠隔操作による無人機が向かうことになっていて、それが今発射した。宇宙船にいる全てがモニターでその様子を眺める。モニターは宇宙船内ならどこにでもあり、なんなら支給品のタブレット端末からでも見れた。これから向かう惑星をよく知るのに、映像を見て確認しない奴はいないだろう。
自分達がいた惑星から空を見上げるとキラキラと光る小さな星が今は目の前に巨大な星として窓の外から眺めることが出来る。
モニターには自分達のいた星のように海があるわけでもなく、故郷のように森があるわけでもない。どこもかしこも岩だらけで、殺風景なところだった。感動はなく、そこに生物もなく、人が住めそうな星でもなかった。
調査団の目的はその星がどんな場所かを調査するだけでなく、どんな資源があるのか、場合によっては人間がそこに移り住めるのかまで調査される。見たところ、科学ではない自分だってここは人間の住処ではないと分かった。
人間は環境破壊を止めない。止めれない。だから、人間は他所の都合のいい星を探していた。ご都合主義の考えは現実ではそう簡単でないことを知らされる。これ程広い宇宙なら自分達と近い惑星を見つけられると期待しても、ただただ時が流れていくだけだった。俺達は宇宙からしたら宇宙人だが、どの星にも移り住めるわけではなかった。これなら宇宙で居住区を築いた方が探すより可能性はありそうだ。だが、全人類が宇宙に移住できるわけじゃない。
俺の仮説は結局人間は住んだ大地から離れて生きてはいけない。
すると、ある研究者が興奮しだした。
「おい、この星には地下に空洞があるぞ」
その星に生物はなく、宇宙船は星Yへと着陸態勢に入った。衝撃を受けながら宇宙船が着陸すると、窓からその光景を見た。
分厚い雲に覆われたオレンジ色の空。地上はあのモニターで見た光景と変わらない。すると、先程興奮していた研究者がそばに寄って来た。
「宇宙は初めてかね?」
その研究者の男は黒縁のメガネに白衣を着ていた。
「え、ええ……確かマーティン博士ですよね?」
「あゝいかにも。あの空はずっと分厚い雲に覆われている」
「ずっとですか?」
「そう、ずっと。星によって空の見え方が違ってくる。大気が影響している」
「へぇー」
「君は惑星に興味がないのか?」
「いえ、ありますよ」
「いや、いいんだ。どうせ金を稼ぎに来たんだろ? 構わんさ。君達がいるおかげで私達の研究も成り立つ」
マーティン博士はそう勝手に決めつけて、他の研究者の元へと向かった。だが、腹は立たなかった。完全な誤解ではないからだ。俺は研究者じゃあない。研究者からしたらそう見えるだけだ。宇宙なんてもんはよく知らない。宇宙がただ広いってことだけだ。
掘削機が稼働した。ボーリングで地層を調べる。薄暗い為にライトは点灯したままだ。宇宙船の外に出る時は宇宙服が必要だった。宇宙にいた研究者は薬の開発で環境の違う状況での薬の研究をしていたが、今は違う研究に入っているようだった。今度は何をしているのか俺には分からない。すると、地下に空洞がある為、その空洞を調べたいと言い出した。つまり、俺達になんとかしろと注文をしたのだ。研究者の注文はよくあることだ。まずはその空洞がありそうな場所を調査し特定させ、その地面を機械で掘り出した。巨大な穴を作り空洞にまで到達すると、探査ロボットを送り込んだ。蜂みたいな虫の小さなカメラで映像を伝える。周囲の壁は探知しぶつからないようになっている。それを地下深くへと送った。そこで見つけた光景は神秘的なものだった。神々しい光がそこにはあったのだ。全員がそれを見て「おー!!」と声をあげた。その光を放つ正体はオレンジ色の水晶だと分かった。
「残念だが、使い道はないな」
研究者があれやこれやと調べて言った答えがそれだった。勿論、貴重な資料となるが、地下空洞は他にもあり、実はその水晶はこの星では大量に採れた。つまり、この星では希少ではない。だが、洞窟の中に神秘的な世界があるようにこの星にもそのような場所があったのだ。
そこまで聞いてランスはリウに質問した。
「楽しかったの?」
「あの頃はな。他にも地下には色々あったよ。そりゃ危険もあったが、冒険してるみたいで久しぶりの少年の気持ちになれたよ。だが、一年で次々と宇宙船と人が増え、人工物が増えていった。沢山穴を掘り、貴重な資源はどんどんその星から持ち帰った」
「消えたのはその星?」
「いや、星Aだ。人間が最初に開拓した星だ。そこには沢山の人がいた」
「他の星にいる人達はどうなるの?」
「不安は広がっている。この星にだって安全かは分からない」
「宇宙に逃げるの?」
「宇宙にあった宇宙軍の基地は破壊されている。宇宙が安全とは言えないだろうな」
「人間は宇宙人に勝てないの?」
「俺は頭が賢くないんだ。だからかわりの奴が今考えてくれている。それに期待しよう」
その頃、マーティン博士はお偉いさん、つまり政治家達の前で説明を終えクタクタになりながら会議室を今出てきたところだった。白髪染めをしないマーティンはすっかり頭が白いが、何故人は髪を染めて若く見せるのか? それに疑問を一度抱くと、白髪染めはする必要がないという結論に至った。周りからは単にお洒落にうといからだろうと言うが、男の多くは化粧をしない。なのに何故お洒落だと騒ぐのか? ビジネスではエチケットとして男性も薄い化粧をしている人だっているのだ。芸能人だってメイクはする。だが、ほとんどの男はノーだ。それなのにお洒落とは何だ! おっといけない、いつもの癖が。最近は思ったことが口に出てしまっている時があってたまに独り言をしている。変な目で見られるから気をつけなきゃ。特にこんな場所では。
記者達が出入り口で待ち構えており、フラッシュが飛ぶ。
「マーティン博士、よろしいですか? 博士はあの宇宙人に人間は勝てるのでしょうか?」
「答えはYESとNOだ」
「え? 結局どちらなんですか?」
「今のままではNOだ。しかし、可能性までもが否定されたわけじゃあない。例えば、宇宙人の持つ兵器を我々も持っていたら可能性は今よりかは高くなるだろう。では、今からその開発は可能か? 残された時間は不明でも、そう長くはないと考えられるだろう。なら、どうするか? 目の前にその兵器があるなら奪えばいい。私はそう答えた。政治家に同じ質問をされ、私はそうさっき答えてきた。防衛省の答えはこうだ。どうやったらいい?」
「どうやったらいいんですか?」
「君達は馬鹿なのか」
マーティン博士は呆れた。
「まぁ、平和交渉を求めるよりかはマシか」
「それはどうしてですか?」
「馬鹿か。アレに何の得がある? あっちは圧倒的勝利。ここまで負けなし。核兵器すら通用しない相手にアレが負ける要素は今のところゼロ。勝ってる相手に我々ができることは死ぬまで戦うか白旗をあげるかだ。確かカリラ・ウエストという兵士が唯一宇宙でアレとの戦闘で生き残り、記者会見で言っていたな。私はそれを見たよ。彼女の言うとおりだ。アレは侵略だ。殲滅ならとっくにやっている。勿論、殲滅ではいことを祈るしかない。だとしたら、侵略し支配するだろう。支配される側は人間だ。白人至上主義者よ、よく聞け。もはやこの星は白人至上ではなくなった。アレが至上だ」
リウはランスにそう言った。ランスは学校からの帰りで、朝のニュースにはそんなことは流れていなかった。学校の先生も何も言わなかった。
「安心しろ。お前の父さんが行方不明になった星じゃない」
ランスには二人の父さんがいた。でも、ランスにとってはその二人より今が幸せだった。自然に囲まれ、長い冬はちょっと嫌いだけど、友達とも仲良くなれたし、ここは前にいたところより好きだった。ここに来れて良かったと思っているし、母さんには感謝している。
リウは今ではランスにとって3人目の父親同然だった。
リウは時々、宇宙の話しもしてくれる。
これはリウが初めて星の星に立ち入ることになった話。
リウの乗った宇宙船には宇宙探査機やドローンが搭載されており、まだ未知の惑星には遠隔操作による無人機が向かうことになっていて、それが今発射した。宇宙船にいる全てがモニターでその様子を眺める。モニターは宇宙船内ならどこにでもあり、なんなら支給品のタブレット端末からでも見れた。これから向かう惑星をよく知るのに、映像を見て確認しない奴はいないだろう。
自分達がいた惑星から空を見上げるとキラキラと光る小さな星が今は目の前に巨大な星として窓の外から眺めることが出来る。
モニターには自分達のいた星のように海があるわけでもなく、故郷のように森があるわけでもない。どこもかしこも岩だらけで、殺風景なところだった。感動はなく、そこに生物もなく、人が住めそうな星でもなかった。
調査団の目的はその星がどんな場所かを調査するだけでなく、どんな資源があるのか、場合によっては人間がそこに移り住めるのかまで調査される。見たところ、科学ではない自分だってここは人間の住処ではないと分かった。
人間は環境破壊を止めない。止めれない。だから、人間は他所の都合のいい星を探していた。ご都合主義の考えは現実ではそう簡単でないことを知らされる。これ程広い宇宙なら自分達と近い惑星を見つけられると期待しても、ただただ時が流れていくだけだった。俺達は宇宙からしたら宇宙人だが、どの星にも移り住めるわけではなかった。これなら宇宙で居住区を築いた方が探すより可能性はありそうだ。だが、全人類が宇宙に移住できるわけじゃない。
俺の仮説は結局人間は住んだ大地から離れて生きてはいけない。
すると、ある研究者が興奮しだした。
「おい、この星には地下に空洞があるぞ」
その星に生物はなく、宇宙船は星Yへと着陸態勢に入った。衝撃を受けながら宇宙船が着陸すると、窓からその光景を見た。
分厚い雲に覆われたオレンジ色の空。地上はあのモニターで見た光景と変わらない。すると、先程興奮していた研究者がそばに寄って来た。
「宇宙は初めてかね?」
その研究者の男は黒縁のメガネに白衣を着ていた。
「え、ええ……確かマーティン博士ですよね?」
「あゝいかにも。あの空はずっと分厚い雲に覆われている」
「ずっとですか?」
「そう、ずっと。星によって空の見え方が違ってくる。大気が影響している」
「へぇー」
「君は惑星に興味がないのか?」
「いえ、ありますよ」
「いや、いいんだ。どうせ金を稼ぎに来たんだろ? 構わんさ。君達がいるおかげで私達の研究も成り立つ」
マーティン博士はそう勝手に決めつけて、他の研究者の元へと向かった。だが、腹は立たなかった。完全な誤解ではないからだ。俺は研究者じゃあない。研究者からしたらそう見えるだけだ。宇宙なんてもんはよく知らない。宇宙がただ広いってことだけだ。
掘削機が稼働した。ボーリングで地層を調べる。薄暗い為にライトは点灯したままだ。宇宙船の外に出る時は宇宙服が必要だった。宇宙にいた研究者は薬の開発で環境の違う状況での薬の研究をしていたが、今は違う研究に入っているようだった。今度は何をしているのか俺には分からない。すると、地下に空洞がある為、その空洞を調べたいと言い出した。つまり、俺達になんとかしろと注文をしたのだ。研究者の注文はよくあることだ。まずはその空洞がありそうな場所を調査し特定させ、その地面を機械で掘り出した。巨大な穴を作り空洞にまで到達すると、探査ロボットを送り込んだ。蜂みたいな虫の小さなカメラで映像を伝える。周囲の壁は探知しぶつからないようになっている。それを地下深くへと送った。そこで見つけた光景は神秘的なものだった。神々しい光がそこにはあったのだ。全員がそれを見て「おー!!」と声をあげた。その光を放つ正体はオレンジ色の水晶だと分かった。
「残念だが、使い道はないな」
研究者があれやこれやと調べて言った答えがそれだった。勿論、貴重な資料となるが、地下空洞は他にもあり、実はその水晶はこの星では大量に採れた。つまり、この星では希少ではない。だが、洞窟の中に神秘的な世界があるようにこの星にもそのような場所があったのだ。
そこまで聞いてランスはリウに質問した。
「楽しかったの?」
「あの頃はな。他にも地下には色々あったよ。そりゃ危険もあったが、冒険してるみたいで久しぶりの少年の気持ちになれたよ。だが、一年で次々と宇宙船と人が増え、人工物が増えていった。沢山穴を掘り、貴重な資源はどんどんその星から持ち帰った」
「消えたのはその星?」
「いや、星Aだ。人間が最初に開拓した星だ。そこには沢山の人がいた」
「他の星にいる人達はどうなるの?」
「不安は広がっている。この星にだって安全かは分からない」
「宇宙に逃げるの?」
「宇宙にあった宇宙軍の基地は破壊されている。宇宙が安全とは言えないだろうな」
「人間は宇宙人に勝てないの?」
「俺は頭が賢くないんだ。だからかわりの奴が今考えてくれている。それに期待しよう」
その頃、マーティン博士はお偉いさん、つまり政治家達の前で説明を終えクタクタになりながら会議室を今出てきたところだった。白髪染めをしないマーティンはすっかり頭が白いが、何故人は髪を染めて若く見せるのか? それに疑問を一度抱くと、白髪染めはする必要がないという結論に至った。周りからは単にお洒落にうといからだろうと言うが、男の多くは化粧をしない。なのに何故お洒落だと騒ぐのか? ビジネスではエチケットとして男性も薄い化粧をしている人だっているのだ。芸能人だってメイクはする。だが、ほとんどの男はノーだ。それなのにお洒落とは何だ! おっといけない、いつもの癖が。最近は思ったことが口に出てしまっている時があってたまに独り言をしている。変な目で見られるから気をつけなきゃ。特にこんな場所では。
記者達が出入り口で待ち構えており、フラッシュが飛ぶ。
「マーティン博士、よろしいですか? 博士はあの宇宙人に人間は勝てるのでしょうか?」
「答えはYESとNOだ」
「え? 結局どちらなんですか?」
「今のままではNOだ。しかし、可能性までもが否定されたわけじゃあない。例えば、宇宙人の持つ兵器を我々も持っていたら可能性は今よりかは高くなるだろう。では、今からその開発は可能か? 残された時間は不明でも、そう長くはないと考えられるだろう。なら、どうするか? 目の前にその兵器があるなら奪えばいい。私はそう答えた。政治家に同じ質問をされ、私はそうさっき答えてきた。防衛省の答えはこうだ。どうやったらいい?」
「どうやったらいいんですか?」
「君達は馬鹿なのか」
マーティン博士は呆れた。
「まぁ、平和交渉を求めるよりかはマシか」
「それはどうしてですか?」
「馬鹿か。アレに何の得がある? あっちは圧倒的勝利。ここまで負けなし。核兵器すら通用しない相手にアレが負ける要素は今のところゼロ。勝ってる相手に我々ができることは死ぬまで戦うか白旗をあげるかだ。確かカリラ・ウエストという兵士が唯一宇宙でアレとの戦闘で生き残り、記者会見で言っていたな。私はそれを見たよ。彼女の言うとおりだ。アレは侵略だ。殲滅ならとっくにやっている。勿論、殲滅ではいことを祈るしかない。だとしたら、侵略し支配するだろう。支配される側は人間だ。白人至上主義者よ、よく聞け。もはやこの星は白人至上ではなくなった。アレが至上だ」
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