おかしな学校

アズ

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 まだ、空は明るいが起きている人はまだ少ない時間。校門から駆け足で入ったのはランドセルを背負った高学年の男子だった。
 半ズボンに半袖の男児は外にある手洗い場を横切り、昇降口に到着した。まだ、扉は閉まったままで当然鍵がかけられてある。
「よっしゃ、俺が一番」
 まだ、誰も来ていないのを見て男児は喜んだ。
 そこに数分遅れて二人組みの同じ学年の男児がやって来た。
 二人は山田と高木で、二人とは違うクラスの子だ。
 勿論、二人との面識はある。二人もいつも学校に来るのが早かった。
 山田は趣味で釣りを近くの公園でしているぐらい、小学生らしくない趣味を持っていた。
 対して高木は野球少年で休み時間に友達と野球をするぐらいだ。
 更に時間が経つと、何人かの違う学年の男児がまた登校してきた。
 登校するには早い時間で、皆昇降口が開くのを待っていた。
 そこに用務員の人が中からやって来て、昇降口の扉の鍵を開けた。
 用務員さんは高齢で、挨拶を皆にした。皆も元気よく挨拶を返した。
 下駄箱で靴から上履きに履き替えると、階段を登っていき自分達の教室へと向かった。
 低学年は一番下の階で、高学年は3階になる。
 自分の教室である六年一組の教室の後の方からその男児は入ろうとした。
 入って直ぐに黒板側の教室前方へ視線を移すと、丁度教卓がいつもある場所に、ロープで首を吊った担任の先生がぶら下がっていた。
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