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第3章 終焉
06 復讐の物語
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あの老人は後悔している。だから、肖像画の自分の顔を塗り潰したんだ。でなきゃ、こんな場所に一人でいないだろう。老人は私に言った。自分に嘘をつくなと。老人の後悔は恐らく自分に嘘をついたことから始まったことだろう。だから、自分を見失いこの地で孤独となった。俺みたいになるな、そういう警告だったのかもしれない。
この陸橋に囲まれた空間の裏側は墓地になっていた。特に目新しいものはなかった。私は陸橋向こう側がどうなっているか気になった。裏側も相変わらず濃い霧で覆われている。この空間は、屋敷を中止に陸橋が円形で囲っていて、その外は霧ということまでは分かった。やはり、これを地球と考えるのは不自然だ。こう考えよう、この空間は魔法で出来ている。そんな魔法は知らないけど、説明するとしたらこれぐらいしか思いつかない。
少し迷った。道にではない。考えにだ。陸橋の向こう側に少し行ってみるか。決心がつくと実際に行動に移してみる。
結果、分かったことはただ霧がずっと広がっているだけで、どうやらその先はなさそうな気がした。
やはり、魔法か?
私は屋敷へと引き返す。そこでもう一度老人に会いに行った。
その老人は本が沢山ある部屋の椅子に座って天井を見上げていた。その老人がアリスに気づくと「なんだ」と言ってきた。
「もうこの場所に戻っては来まいと思っていたのに。忘れ物か?」
「確認したくて」
「聞き忘れか。なんだ」
「この空間……領域は何ですか?」
「なんだ、そのことか」
「魔法のコンパスだと地球になってますが、ここは地球じゃないんでしょ?」
「この場所には何があった?」
「湖と陸橋、あと墓です。あの墓は誰のですか?」
「お前の知っている魔法使いの墓だよ」
「まさか……」
「かの魔法使いが魔法でこの空間を生み出した。私は彷徨っているうちにこの空間を偶然見つけ出した。墓を見て誰の仕業か直ぐに分かったよ。きっと、墓は奴の弟子がやったのだろう」
「この空間には他にもおかしなものがありましたが、それが何なのかも分かるんですか?」
「いいや。あれはかの魔法使いが生み出した発明らしいが、どんな意味かは知らない。 ……もしくは意味なんて無いのかもしれん」
「意味がないなんてことあります?」
「……さぁ、考えたこともないな」
「ここに一人で留まる理由はなんですか? それともかの魔法使いが生み出した空間だからですか?」
「何故、私に構うんだ?」
「……分かりません」
すると、老人は大笑いした。
「素直で結構。なら、教えよう。君がさっき言った事全てだ」
「あなたは後悔している。違いますか?」
「ああ、そうだ。後悔しない人なんていないだろう」
「ですが、その中でもあなたは今も忘れられない後悔をしている」
「……ああ、そうだ。魔法が発明されてから労働は奴隷のすることになり、誰もが幸せだった。だが、君も気づいている通りそれは正確には誰でもではなかった。魔法はね、全ての幸せを願いそれを叶える言葉を具現化したものなんだ。その真逆が呪いの言葉でありネクロマンサーが扱う術になる。それが人によって破られた。幸せは自分のだけ祈っても効果はないんだよ。君が魔法を使えるのは君の心にそれが残っているからだ」
「そんなことありません。私は死人を倒してきました。死人は元は人間です。私はこの手で……」
「死人は人ではない。人と死人は違うものだ。心に隙間があれば、そこに呪いは侵入してくる。あれは昔は人だった、今は違う、そう思うんだ」
「なら、どうして他の人達はそんな大事なことを忘れてしまったんですか?」
「君はどうなんだ? 全てを記憶しているか?」
「それはどういう意味で」と言いかけたところで、あの四人組にも私は何か記憶を失っているようなことを言っていたのを思い出した。
「……私は死人出現の元凶かもしれない四人組に会ったことがあります。この空間に来る前に。その四人組はエスクラヴでした。その四人組が私に言ったんです。私は魔法消失の原因を知っていると。でも、私にはそれが思い出せないんです」
「ああ、知っている」
「知っているんですか!?」
老人は頷いた。
「まず、その四人組の話しをしよう。エスクラヴが沢山命を落とし、今もその歴史はエスクラヴの血の呪いとして苦しみが続いている。そのエスクラヴを救う意味でも死人の呪いは連中にとって我々への復讐だ。死人出現の元凶を倒すか、エスクラヴを解放し和解の努力をするか。どちらにせよ、難題だな。第一、各国が今回の事態の元凶であるエスクラヴに対し自由を約束するとは思えない。エスクラヴが敵だと知ればまた戦争だ。第二に、四人組の空間はこの空間のように簡単に接触できるわけではない。特に魔法を使えない者は論外だ。となると君しかいないことになる。連中は魔法を使える君を消そうとするだろう」
「実際、連中はそのつもりでした。ですが、何故か考えを変えて私にはもう何もしないと言ったんです」
「それは連中が記憶を取り戻す可能性は限りなく低いと判断したからだろう。例えるなら小数点以下を切り捨てたのだろう。さて、話しを戻そう。あの四人組と死人発生についてだ。これだけ世界規模に与える術はあの四人組でも実際のところ生み出せんだろう。というか不可能だ。最初の石を投げたのはあの四人で間違いない。そこからエスクラヴ達の日頃の呪い、そして私達人間の無意識に発した呪いが具現化し、術はより巨大なものへと変貌した。それは世界を覆い尽くすものへとな」
「それじゃ……」
「これが第三だ。つまり、もう手遅れだということだ。連中が描いた物語は第一章死人の始まり、第二章は世界に蔓延、そして最終章終焉。四人組はもう死人をコントロール出来ない状況にある筈だ。言い方を変えれば連中はコントロールするのをある段階から自然に任せたと言うべきだろう」
「そんな! そしたら他のエスクラヴ達だってただじゃ済まない!」
「それでいいんだ。彼らの歴史は語る。抵抗したものの敗北し奴隷となった。もう、再び我々に勝利をする望みはない。この復讐の計画は最初から無理心中だったんだ」
その時だった。物凄い音が外から聞こえて何事かと窓の外を眺めたら遠くの陸橋が崩れ始めていた。
「どうやらここもそう長くはないようだ」
「それってどういうことですか!?」
「この空間が崩れようとしているということだ。どうやら、私達の世界ではその終焉が間近に狭っているようだ。四人組が君をこちらに飛ばしたのも、我々を最後にして完了するつもりだろう」
「それじゃ早く戻らなきゃ」
「戻ったところで何か出来るのか?」
「……分からない。でも、ここで諦めるのは私じゃない気がする」
「……そうか。なら、一番守りたいものを想像しろ。そうすれば、魔法はより具体的に作用するだろう」
「あなたは?」
「私は最後までここにいる。この空間が終わるというなら、一緒に終わろうと思う」
「そんな……」
「本当に私のことはいいんだ。君はその魔法のコンパスで元の世界に戻るといい。どちらにせよ、私は一緒には行けん」
「一つだけ……一つだけ確かめたいことがあります。私はこの魔法のコンパスで地球のヤマトと一緒に世界を跨いだことがあるんです。もし、それが可能だとしたらあなたも連れていける筈です」
「年寄りにそこまでする必要はない。この空間に辿り着いたのも死に場所を求めていたからだ。この場所はそれに相応しい。かつての大魔法使いエルモンが最後をこの地に選んだように、私も同じ場所で彼が最後に見た光景をこの目に焼きけたいのだ」
「そうですか……私はあなたも一緒に来て欲しかった」
「どうにか出来るのか?」
「分かりません。ならないかも。あなたが仰るように世界が終焉となり、私に何が出来るのか」
「さようなら、アリスよ」
「さようなら、名を捨てたあなたよ」
この陸橋に囲まれた空間の裏側は墓地になっていた。特に目新しいものはなかった。私は陸橋向こう側がどうなっているか気になった。裏側も相変わらず濃い霧で覆われている。この空間は、屋敷を中止に陸橋が円形で囲っていて、その外は霧ということまでは分かった。やはり、これを地球と考えるのは不自然だ。こう考えよう、この空間は魔法で出来ている。そんな魔法は知らないけど、説明するとしたらこれぐらいしか思いつかない。
少し迷った。道にではない。考えにだ。陸橋の向こう側に少し行ってみるか。決心がつくと実際に行動に移してみる。
結果、分かったことはただ霧がずっと広がっているだけで、どうやらその先はなさそうな気がした。
やはり、魔法か?
私は屋敷へと引き返す。そこでもう一度老人に会いに行った。
その老人は本が沢山ある部屋の椅子に座って天井を見上げていた。その老人がアリスに気づくと「なんだ」と言ってきた。
「もうこの場所に戻っては来まいと思っていたのに。忘れ物か?」
「確認したくて」
「聞き忘れか。なんだ」
「この空間……領域は何ですか?」
「なんだ、そのことか」
「魔法のコンパスだと地球になってますが、ここは地球じゃないんでしょ?」
「この場所には何があった?」
「湖と陸橋、あと墓です。あの墓は誰のですか?」
「お前の知っている魔法使いの墓だよ」
「まさか……」
「かの魔法使いが魔法でこの空間を生み出した。私は彷徨っているうちにこの空間を偶然見つけ出した。墓を見て誰の仕業か直ぐに分かったよ。きっと、墓は奴の弟子がやったのだろう」
「この空間には他にもおかしなものがありましたが、それが何なのかも分かるんですか?」
「いいや。あれはかの魔法使いが生み出した発明らしいが、どんな意味かは知らない。 ……もしくは意味なんて無いのかもしれん」
「意味がないなんてことあります?」
「……さぁ、考えたこともないな」
「ここに一人で留まる理由はなんですか? それともかの魔法使いが生み出した空間だからですか?」
「何故、私に構うんだ?」
「……分かりません」
すると、老人は大笑いした。
「素直で結構。なら、教えよう。君がさっき言った事全てだ」
「あなたは後悔している。違いますか?」
「ああ、そうだ。後悔しない人なんていないだろう」
「ですが、その中でもあなたは今も忘れられない後悔をしている」
「……ああ、そうだ。魔法が発明されてから労働は奴隷のすることになり、誰もが幸せだった。だが、君も気づいている通りそれは正確には誰でもではなかった。魔法はね、全ての幸せを願いそれを叶える言葉を具現化したものなんだ。その真逆が呪いの言葉でありネクロマンサーが扱う術になる。それが人によって破られた。幸せは自分のだけ祈っても効果はないんだよ。君が魔法を使えるのは君の心にそれが残っているからだ」
「そんなことありません。私は死人を倒してきました。死人は元は人間です。私はこの手で……」
「死人は人ではない。人と死人は違うものだ。心に隙間があれば、そこに呪いは侵入してくる。あれは昔は人だった、今は違う、そう思うんだ」
「なら、どうして他の人達はそんな大事なことを忘れてしまったんですか?」
「君はどうなんだ? 全てを記憶しているか?」
「それはどういう意味で」と言いかけたところで、あの四人組にも私は何か記憶を失っているようなことを言っていたのを思い出した。
「……私は死人出現の元凶かもしれない四人組に会ったことがあります。この空間に来る前に。その四人組はエスクラヴでした。その四人組が私に言ったんです。私は魔法消失の原因を知っていると。でも、私にはそれが思い出せないんです」
「ああ、知っている」
「知っているんですか!?」
老人は頷いた。
「まず、その四人組の話しをしよう。エスクラヴが沢山命を落とし、今もその歴史はエスクラヴの血の呪いとして苦しみが続いている。そのエスクラヴを救う意味でも死人の呪いは連中にとって我々への復讐だ。死人出現の元凶を倒すか、エスクラヴを解放し和解の努力をするか。どちらにせよ、難題だな。第一、各国が今回の事態の元凶であるエスクラヴに対し自由を約束するとは思えない。エスクラヴが敵だと知ればまた戦争だ。第二に、四人組の空間はこの空間のように簡単に接触できるわけではない。特に魔法を使えない者は論外だ。となると君しかいないことになる。連中は魔法を使える君を消そうとするだろう」
「実際、連中はそのつもりでした。ですが、何故か考えを変えて私にはもう何もしないと言ったんです」
「それは連中が記憶を取り戻す可能性は限りなく低いと判断したからだろう。例えるなら小数点以下を切り捨てたのだろう。さて、話しを戻そう。あの四人組と死人発生についてだ。これだけ世界規模に与える術はあの四人組でも実際のところ生み出せんだろう。というか不可能だ。最初の石を投げたのはあの四人で間違いない。そこからエスクラヴ達の日頃の呪い、そして私達人間の無意識に発した呪いが具現化し、術はより巨大なものへと変貌した。それは世界を覆い尽くすものへとな」
「それじゃ……」
「これが第三だ。つまり、もう手遅れだということだ。連中が描いた物語は第一章死人の始まり、第二章は世界に蔓延、そして最終章終焉。四人組はもう死人をコントロール出来ない状況にある筈だ。言い方を変えれば連中はコントロールするのをある段階から自然に任せたと言うべきだろう」
「そんな! そしたら他のエスクラヴ達だってただじゃ済まない!」
「それでいいんだ。彼らの歴史は語る。抵抗したものの敗北し奴隷となった。もう、再び我々に勝利をする望みはない。この復讐の計画は最初から無理心中だったんだ」
その時だった。物凄い音が外から聞こえて何事かと窓の外を眺めたら遠くの陸橋が崩れ始めていた。
「どうやらここもそう長くはないようだ」
「それってどういうことですか!?」
「この空間が崩れようとしているということだ。どうやら、私達の世界ではその終焉が間近に狭っているようだ。四人組が君をこちらに飛ばしたのも、我々を最後にして完了するつもりだろう」
「それじゃ早く戻らなきゃ」
「戻ったところで何か出来るのか?」
「……分からない。でも、ここで諦めるのは私じゃない気がする」
「……そうか。なら、一番守りたいものを想像しろ。そうすれば、魔法はより具体的に作用するだろう」
「あなたは?」
「私は最後までここにいる。この空間が終わるというなら、一緒に終わろうと思う」
「そんな……」
「本当に私のことはいいんだ。君はその魔法のコンパスで元の世界に戻るといい。どちらにせよ、私は一緒には行けん」
「一つだけ……一つだけ確かめたいことがあります。私はこの魔法のコンパスで地球のヤマトと一緒に世界を跨いだことがあるんです。もし、それが可能だとしたらあなたも連れていける筈です」
「年寄りにそこまでする必要はない。この空間に辿り着いたのも死に場所を求めていたからだ。この場所はそれに相応しい。かつての大魔法使いエルモンが最後をこの地に選んだように、私も同じ場所で彼が最後に見た光景をこの目に焼きけたいのだ」
「そうですか……私はあなたも一緒に来て欲しかった」
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