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しおりを挟むイッたかどうかわからないという人は、イッたことが無い。イッた事のある人はわからないはずがないと言う。迷いようがない圧倒的な感覚だから、と、女性向けのセクシャル相談サイトのコラムを読んだことがある。と同時に中イキは外イキと違う感覚だから中でイッてるのに、イッてることを自覚できてない人もいる、というコラムも読んだことがある。
一瞬、いや数瞬間、意識が飛んでいた。はぁはぁと呼吸が荒く、身体がガクガクと痙攣している。頭が働かず、視界の端に私の頭を撫でている手が見え、竜一さんを見つける。
パリ…ビッ…
小さな音が響き、竜一さんが私を覗き込む。視線を合わせ、私はとろんとして目を閉じた。
「まだ寝かせねえよ」
私はまだぼうっとしていて、でも呼吸も荒いままで声を出せず、こくりとうなずいた。
「今度は俺に付き合え。」
竜一さんがのし掛かり、軽く口付けられる。彼の呼吸も熱く荒い。脚の付け根には熱く硬く滾るモノを押し当てられ、溢れている蜜を絡め取るように擦りつけられる。
「翠、挿れるぞ」
彼が体を起こすと足の方へ行く。太ももを押さえられ、私は目を閉じて待とうとしたら声をかけられた。
「翠、目を閉じるな、俺を見てろ」
このタイミングでそんなことを言われたのは初めてで、びっくりして彼の目を見つめた。ふっと目を細め柔らかい表情を浮かべる。こんなタイミングで男性の方が余裕はないだろうに、その心遣いに緊張が解ける。この人は本当に私の恋人ではなかったのではないだろうか? いや、今夜だけは恋人のフリをして欲しいと頼んだのは私だ。今まで関係を持った誰よりも優しい人に感じた。
「翠、ちゃんと見てろ」
考えがよぎったのはほんの一瞬だったのに、ちゃんと私を見ていてくれていた。太ももをぎゅっと掴まれ、たしなめられる。本気で勘違いしたい。女の扱いに慣れているってことなんだろうか。
私は彼の目を見つめ、一呼吸置き、うなずいた。
「ん…」
ゆっくり彼が入ってくる。熱くて大きくて滑らかで、私の中を圧し開く。途端にさっきまで散々弄られていた中が蠢きだし、蜜が溢れる。身体中の神経が集中し脳が痺れそうになる。彼が眉をしかめ、苦しそうな表情を浮かべ息を呑む。中の狭まったところで止まる。
「翠、少しだけ我慢してくれ」
彼が何を言いたいのかわかる。大きく息を吸い、私がうなずき、ゆっくり息を吐くとぐいっと腰を強く押し進められた。ピリッと痛みが走る。吐く息がなくなり、息を吸いたいのに呼吸が浅く苦しい。中いっぱいに彼で満たされると痛みはジンジンとした疼きに変わり、ナカが彼に驚き悦び、大きさ、カタチ、熱を確かめている。そんな感じがする。視線が彼と絡み、きゅうきゅうと彼に吸い付いていくのが自分でわかる。彼が眉をしかめた苦しそうな表情から、ほうっと息を吐くのと同じ速度でとろけそうな表情に変わる。
「翠…」
そんな表情でそんな声で名前を呼ばれたら、恋人と勘違いしそう、本気で好きになりそう。
彼が私の肩の下に腕を入れ、ギュッと抱きしめる。優しく口付けられる。とろりと舌を絡めるようにキスをされる。全身密着した状態で、ますます勘違いする。全身ぴったりと肌を合わせ体温を感じ、幸福感を得る、愛されていると感じる。
でもこれは今日だけ。
でもこの瞬間だけは彼は私だけを感じ、私だけのものになる、ナカが彼で満たされ心が満たされる。
今夜だけ、そうか、今だけって約束だ。
切ない。
胸がキュンとなる。ナカもキュンとなり、彼を締め付けた。私の目から涙がぼろぼろ溢れる。
「翠、ごめん、痛いよな。ごめん。」
私の涙を見た途端、彼がおろおろし出す。さっきまであんなに、余裕と自信に溢れた大人の男性だったのに。涙を拭おうと、頬に触れた手に自分の手を重ねた。私はゆっくり微笑む。
「大丈夫、気持ち良いです。痛くなんかないです。」
セックス中の態度が、素っ裸のその人の本性って、何度も見て来た。この人はなんて優しい人なんだろう。フリなのに本物の恋人よりちゃんと私を見て気遣ってくれる。少なくとも、今、間違いなく私はこの人に恋をしてる。キュンキュンと締め付け求めてる。
「翠、本当に痛く無いんだな?」
「ん、心配しないで。いっぱい気持ち良くして貰ったから、一瞬だけでした。今度は竜一さんに付き合う番」
「翠…」
竜一さんが目を細め、ゆっくり腰を揺らし始める。竜一さんでいっぱいに満ち満ちていたナカが擦れ、痺れる。
「竜一さん…気持ち、イイ…」
「ああ、翠のナカ、すげぇ気持ち良い…」
竜一さんに抜き挿しされるのを全身で集中した。ただゆっくりそうされるだけで、気持ち良くて全身が震え悦んでいるのがわかる。
「翠のナカ、腰を引くと、行かないでってきゅうきゅう吸い付いて来る。」
ゆっくり腰を引かれる。入り口でカサの部分が引っ掛かり、ちゅぷんっと押し出される。
押し出され入り口で密着した状態から、またゆっくりナカをミチミチと圧し拡げ入って来る。
「ナカに入ると、早く早くって絡みついて奥に引き込むようにグイグイ引きこまれる。」
ナカの様子を実況解説された。実際そんな事言われたら笑っちゃうかと思ったけど、とろりとした視線で見つめられうっとりと言われると、私もうっとりと聞き入ってしまう。
「翠、ずっとこうしていたい。」
「ん……ふ…ぁ……」
声を出すと、一緒に快感も出て行ってしまいそうで喋れなかった。代わりに甘い吐息が漏れた。きゅうぅっとまた竜一さんを締め付けてしまった。
「く……」
竜一さんが一瞬体を強張らせたのがわかった。
「前言撤回、このままは無理。」
「?…ぁ…」
「もっと翠のことイカせたい、指で満足すんなよ。ホンモノで感じろよ。啼いて善がってるところ見せろ」
「…はっ……ぅ!!…あっ…」
突然、動きが激しくなる。思わず声が漏れる。
竜一さんが体を起こし、私の腰を持ち上げるように引き寄せると、しゃくり上げるように指で攻めたところを切っ先で抉るように突きだす。突然の変化に意識が追いつかず、でもその強烈な感覚に勝手に声をあげていた。
「あ!……やん、あっ、んっ…ああ!」
「その声……翠、気持ち良いか?」
さっきまでの指と違い、圧倒的で熱く強く大きい。突かれているところ以外も、熱く太い彼に擦られ気持ち良い。全身が震え、呼吸がままならない。必死で彼の言葉にうなずく。追い詰められるように、どんどん昇りつめていくのがわかる。ただ必死で何かに縋りたくて、何も縋るものがなくてシーツを握りしめる。息を詰め、ぎゅっと目を瞑る。苦しくて荒々しく息を吐く、どうにかなりそうで、でも相変わらず竜一さんは私を追い詰めるから全身に力が入ってしまう、さっきより圧倒的で強大な感覚が迫ってくる。歯を食いしばり、耐えきれずに意識が飛んだ。と思ったのにその瞬間また圧倒的で強烈な快感に襲われる。
ベッドが軋む音とぐちゅぐちゅと卑猥な水音が聞こえ、竜一さんに突き上げられ揺さぶられ、されるがままになる。彼の呼吸も荒い。
「翠」
名を呼ばれ、ボヤけていた視点が竜一さんに集約されると、強烈な快感に押しつぶされそうな現実に引き戻された。
「ああ、翠イキそうだな。翠のナカ、凄い気持ちイイ……」
「ん……はぁっ……」
「いいよ、イケよ。気持ち良いんだろ?」
突然、外の花芽をギュッと摘まれた。
「きゃあっ!…ああっ!」
「翠、俺のでイケ!」
鋭い快感を与えられたところから、ナカで圧迫する硬く大きく熱い存在に意識と神経が集中した。触れ合う肌に熱い呼吸に身体が震え悦んでる。蜜が飛び散る、滴る。伝わる彼の力強さに私の胸がブルンブルンと揺れ汗が流れる。響く水音も荒々しい呼吸音も、熱い眼差しも全て媚薬となり、彼と私の肌が合わさるそこに注がれる。
快感だけに支配される。全身から花芯に快感が集約される、強烈で、息を詰め、歯を食いしばり、ギュッと目を塞く。気持ち良すぎて苦しくて全身の神経焼き切れる、集約された快感が全身の細胞1つ1つに伝播しとろけていく、許容量を超えた快感が弾けるように溢れ出た。言葉じゃ表せない、でも自分でそこへ達した、イケたとわかる。
ガクンと全身から力が抜けベッドに沈み込んだ。詰めていた呼吸は荒く、でも竜一さんに揺さぶられ続けられている。何これ、気持ち良すぎる、イッたはずまだキモチイイ。意識が朦朧とし、竜一さんをぼんやり視界に捉え、快感を与えられ続けていると気づく。
「翠、まだだ。もっとイケ」
竜一さんの声は聞こえてはいるけど、内容は入ってこない。彼が私の脚を持ち上げ、折りたたむようにして上からグンッと腰を打ち下ろした。朦朧としていた意識があまりの衝撃に引き戻され息が止まる。
「ひっ……ぅ」
「ああ、ここはまだか」
彼が根元で入り口を擦り上げる。呼吸を整える間も与えられず、軽くゆするように腰を上下されれば、前戯でされたように今度もまた、彼にナカを擦り上げられ花芯全体を揺さぶられ、一瞬で全身に駆け巡り満たされ、それが強烈で、押し寄せる、弾け飛ぶ、またイカされた。
私も彼もはぁはぁ息を荒げ、短い口づけを何度も交わし合う。次第に竜一さんも切迫詰まってきて身を起こすと、私の両脚をぐっと開き淫らな音を立て、先端から根元まで全部を使って私のナカを愛撫し始めた。
「翠、もう、俺も我慢できない。いいか?」
さっきからイカされ続けていて、ただただ気持ち良すぎて何が何だかわからないけど、竜一さんの切ない苦しそうな顔を見て、必死でうなずいた。
それを合図に、激しく腰を打ち付けられる。弾ける水音も軋むベッドの音も激しい。また全ての感覚がナカを穿つ彼からの快楽だけに支配され、昇りつめ、強烈な快感に全身が蕩け、意識が飛ぶ。その瞬間、彼がフィニッシュに向かってさらに激しさを増し私の意識を引き戻し、さらなる快感を与える。イッてもイッても終わらない、気持ち良すぎて意識が遠のき、強烈な快感に意識を引き戻され、また気持ち良すぎて苦しくて意識が遠のく。彼の顎から汗が滴り落ち私の汗と混じる。二人とも全身汗だくで、腰を押し付け合い、竜一さんが呻き声を上げるとビクンビクンとナカを刺激され、ざあっと快感が全身に広がり私の意識が途切れた。彼が私の上に倒れこみ抱きしめる。
気がつくと横向きに寝かされ、竜一さんに腕枕をされていた。
もう片手で、私の胸を揉みしだいている。男ってどうして胸を触りたがるんだろうと思ったところで、頂きをキュッと摘まれ、コリコリと扱かれた。思わず、ヒュッと息を呑む。
「翠、起きた?」
寝返りを打ち、竜一さんに向き合う。
「ん…どれくらい、眠ってました?」
「20~30分かな?」
汗で張り付いていた髪を後ろに撫で付けてくれる。そのままゆっくり髪を撫でてくれる。優しい表情で目を覗き込まれる。
行為の端々に示される優しさを愛情と勘違いする。いや今夜だけは、今夜だけの本物の愛情なのかも。本当にこの人、私の恋人じゃないんだよね? そう錯覚させるこの人は何者なんだろう、男優? コールボーイ? 女慣れしてる人ってこういうことも簡単にできちゃうの?
興味本位で見た映像の女優さんはひどい演技だった。イッたら、さあ次の体位ってあんなすぐにサクサク動いたりできない。真っ白な肌のまま髪の毛サラサラなんてありえない。女だって男と同じくらい汗だくになって髪が顔や首にベタベタひっつき綺麗とか美しさのかけらもない、必死だ。
「翠、何考えてた?」
「竜一さんのこと」
「俺?」
「どうして、こんなに私のこと知ってるんです? あっという間に、何度もイカされちゃいました。」
「…翠、可愛いこと言うな。そんなに気持ち良かった?」
「…はい。」
「俺の、良かった?」
「…スゴく」
「なら、翠、もっとイカせてやるよ」
「え?」
腰を撫でていた手が頭上に伸び、パリッと音を立てる何かを取る。熱く硬く隆起したモノを太ももの間に差し込まれた。
「翠が可愛いから、もっとしたくなった。」
竜一さんが腰を揺らし始め、熱く硬いものが、腿に擦られる。
「ん、竜一さん……」
目の前で、避妊具の小袋の端を咥え、ビッと片手で封を開けるのを見せられた。壮絶に色っぽい仕草で思わず顔を突っ伏した。太ももの間のモノが、さらに熱を持ちぐっと張り詰めるのが分かった。太ももの間から抜き取られる。
「そんな可愛いことするから、もうこんなになっちゃったよ。」
私の手を取るとそこに持って行き、確かめさせる。既に薄い膜は装着されている。ひどく熱く、既に硬く雄々しい。根元から先端へそっと指先を滑らせる。ピクッと反応してる。反応が可愛らしくて思わず口元が緩んでしまう。
ゆっくりそっと、彼に触れる。
先端の雁首に親指と人差し指を回し、嵩に引っ掛けるように上下させる。さっき、入り口に引っ掛かっていたのはここ、ナカのイイところ削ってたのはコレ…先端のぷにぷにしたところを指先で確かめる、ここで奥を擦られた、気持ちよかったのかな? 薄い膜で塞がれた割れ目をそっと撫でる。また、竜一さんがピクッとする。そのまま根元に戻り彼の逞しさを感じる。奥まで入れられ、入り口の気持ち良いトコロを擦り上げたのはこの太い根元、こんなのちょっと揺すられるだけでナカ全体を擦られ抉られる、気持ち良いはずだ。ズルイ。根元の先のずっしりした袋もそっと撫でる。中のコロリとしたものを転がすように、優しくマッサージする。
「…くっ…翠!もういい!」
バッと手を取り上げられた。
「え? ダメですか?」
「違う、我慢できなくなるだろう!」
私を乱暴にゴロリと転がし、背を向けさせると片脚を持ち上げ、開かせると、滾るものを押し付ける。入り口を確かめ、一気にズンと押し込まれた。
「んあ!」
「翠のナカも、まだ潤ったままだな。」
ヌップヌップと音をさせて、竜一さんが腰を揺らし始める。私はザワザワと全身が粟立ち始める。
「んっ、ん~!!」
「声、我慢するなよ。さっきみたいに啼けよ」
快感に背を反らした隙に、腕を回され、花芽を弄られる。
「ああ!…んっ、やんっ!あっ!」
「ほら、可愛い声、出た」
振り向かなくても、わかる。きっと今、竜一さんは嬉しそうな顔か、楽しそうな顔してる。
摘まれた花芽の内側辺りを、切っ先が突き始める。ビクンと腰が跳ね、またあの強烈な感覚がやってくるのがわかる。一気に体温が心拍数が上がる、ブワッと汗が噴き出し呼吸が荒くなる。
「……ふっ……ぁ、はぁっ…」
「翠、可愛い。またイっちゃうの? イイよ、何度でもイケよ。」
イキそうになって全身に力が入り、ギューッと締め付け過ぎて、彼を押し出してしまった。
「くっ、うぁ!「ああん!」
はぁはぁ二人で息を切らし、竜一さんが私を後ろからギュッと抱きしめると、私をうつ伏せにして、腰を持ち上げた。あ、っと思ったら逞しいものが捻じ込まれた。そのままゆっくり抽送を始め、ナカのイイところを探り始める。両腕を掴まれ、上半身を起こされ攻められる位置が変わる。ぶるぶる震え脚に力が入らず崩れそうになると、上半身はベッドに横たえさせ、腰だけ引き寄せ更に激しい抽送を繰り返す。
不意に花芽を押し潰された。
「ひゃんっ!…ん、あ、ああ…」
「ああ、すげぇ、締まる。気持ちイイ。翠、もっと気持ち良くなりたいか?」
返事を待たず、パンッと強く奥まで届くよう腰を打ち付ける。ゴッと奥に衝撃が走り火花が散る。そのまま奥を優しく撫で揺する。さっきも圧倒的な感覚だったのに、さらに深い。何これ!腰骨から脳髄へ、頭から指の先まで痺れが伝わる。全身がズンッと痺れて沈む、とろける、竜一さんに支配される。優しいのに猛々しく雄々しく、熱い、激しく重い、とろける、沈む、全身が竜一さんに持っていかれる。
「…ああっ…」
勝手に口から甘い声が漏れる。
「翠……」
竜一さんが激しく奥をゴリゴリ抉り、パンッ!パンッ!と肌を打ち合わせ、奥を激しく突く。朦朧とされるがままになり、声も出ない、短く息をする。激しさが頂点に達し、彼が私を後ろからギュッと抱きしめグイグイと切っ先を奥へ押し付ける。彼が呻くと同時に、私も一気に竜一さんでいっぱいになり、全身が満たされ、気を失った。
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