悪役令嬢、お城の雑用係として懲罰中~一夜の過ちのせいで仮面の騎士団長様に溺愛されるなんて想定外です~

束原ミヤコ

文字の大きさ
49 / 74

執務室での情事

しおりを挟む


 くちゅりと舌を絡ませ合いながら、太腿を持ち上げられて撫でられる。
 軍服の上着を脱がずに抱きしめられると、軍服の飾りが体にあたり擦れた。
 淫らな背徳感に、ルティエラは体の芯が蕩けていくのを感じる。

 どうしても、アルヴァロの前でレオンハルトがしていた演技を思い出してしまう。
 あの時は、戸惑うばかりだった。
 今は──ルティエラは知ってしまっている。
 レオンハルトがどのように愛を囁くのか、どのように、ルティエラの体を扱うのかを。

「は、ぁ、ぅ……レオ様、だめぇ……っ」
「欲しいと言ったのは君だ」
「ですが、それは……あ、あっ」
「あまり大きな声を出すと、聞こえる。ティエ、気づかれたくなければ堪えていろ。俺は君の声を、俺以外の男に聞かせたくない」

 スカートをたくし上げられて、ショーツに包まれた柔らかい肉の上を指がたどる。
 布の上からクリクリと小さな芽を摘まれ摩擦されると、ルティエラの瞳から涙が溢れた。

「ぅ……ん……っ、ふ、ぁ」
「君は、感じやすいな。本当に、可愛い。君をこんなに淫らにしているのが俺だと思うと、たまらない」
「レオ様、指、だめです……お願い、ここでは」
「君は俺の言うことを聞いて、身を任せていればいい」

 ショーツのクロッチがじわりと濡れる。布をずらされて、柔らかい肉の間に指が埋め込まれた。
 濡れた蜜口に指が差し入れられて、内壁をぐるりと触られる。
 入り口の浅い部分を何度も擦るようされると、足の指先に力が入りぴんと張った。

「レオ様、れおさま、私、いってしまいます、もう、だめ……っ」
「あぁ、そうだな。口付けの最中に、達していたな。体が、震えていた。淫らで可愛い俺の、ティエ。達していい。ほら、ここが好きだろう」

 くちゅくちゅと水音が響きわたり、ルティエラは恥ずかしくてきつく目を閉じた。
 目を閉じると指の感触と、戯れるように首筋や胸を吸う唇の感触だけがまざまざと感じられて、彼に服従して体を差し出しているように思えるのが余計に興奮を煽った。

「れおさま、わたし、ぃく、もお……っ、ぁあ、ぁ、ん……っ」

 薄く開いた唇から、吐息と共に小さな声が漏れ出した。
 我慢しようとすればするほどに、体の熱が高まっていく。
 両足の指をそらせて、レオンハルトの服をキュッと掴んで、ルティエラは体を襲う絶頂感に身を委ねた。

 とろとろと蜜がこぼれるのを、ルティエラの両足を肩に抱えるようにして持ち上げたレオンハルトが、その場所に顔を埋めて舌でなめとった。

 蜜口に舌を差し込むようにして、はしたない水音をたてながら蜜を啜られる。
 赤く腫れる小さな芽を舌で包み込むようにしながら、ちゅぷちゅぷと擦られた。

「っ、ぁ、あう、ゃ、いやぁ……っ、もお、だめです、お願いです、だめ……っ、いってる、の、お願い……っ」
「美味しい、ティエ」
「だめ、汚い、から……っ、せめて、湯浴みを……っ」
「ここで?」
「お屋敷に戻るまで、こらえてください……二人きりでは、なんでもなさっていいですから……っ」
「それは、重畳。だが、このまま終わりというのもな。欲しいだろう、ティエ。欲しいと望むまで、君の赤い宝石を、可愛がってやろうな」

 中に指を差し入れられて、抜き差しをされながら花芯を吸われると、頭の奥がじんじん痺れた。
 大きな声をあげてしまいそうになり、ルティエラは片手で口を押さえる。
 唇をわななかせながら、ルティエラは再び達した。目の前で星がはじけて、快楽がぞくぞくと全身を走りまわる。

 じゅううっと強く陰核を吸われて、腰が蕩けてしまいそうになる。
 苦しくないぎりぎりの、一歩手前の激しい快楽を、レオンハルトは慎重にルティエラに与えているように思われた。

 ひどいのに、痛みはない。その手つきはいつだって繊細で、優しい。
 それを感じるたびに、愛されているのだと実感をして、さらに体が感じやすくなってしまう。

「ん、んぅ、ん……っ」
「もう一度、して欲しいか、ティエ。君がそう望むなら、そうしようか、姫様」
「もう、だめです……レオ様、人が、来てしまいます」
「扉の向こう側からでも、情交の気配はわかる。勝手に扉を開くような無作法な者はいない。俺の邪魔をしようというような者は、この城においてはアルヴァロ殿下ぐらいのものだ」

 濡れた唇を乱暴に手の甲で拭うと、レオンハルトは再び膨らんだ胸の頂を吸った。
 ルティエラからは見えないが、ズボンの前を寛げたのだろう。
 熱杭が直接、秘所に触れる。
 いつのまにか、ショーツは脱がされて片足に絡みついていた。

 硬くて熱いものが、濡れた媚肉の狭間を行き来する。
 亀頭で陰核を撫でられ、押し上げるようにされると、指や舌で触れられるよりももどかしく、けれど余計に恥ずかしく、新しい涙がこぼれる。

「俺が仕事を済ませる間、こうしていようか、ティエ。誰にも見られたくないが仕方ない」
「やだぁ……っ」
「では、終わりにするか」

 本当は、終わりにしなくてはいけないのに。
 ルティエラから離れようとするレオンハルトに、どうしようもなく寂しくなってしまう。

 もう少しで欲しいものが手に入るのに、突然誰かに奪われたようなもの寂しさが心を支配して、ルティエラはぽろぽろと泣いた。

 甘えるように手を伸ばす。ただ一言伝えれば、欲しいものを与えられると分かっている。

 レオンハルトの欲望で、深く愛されたい。
 こんな場所ではいけないのに、欲しい。

「レオ様、終わり、いや……もっと欲しいです、レオ様、欲しいの、お願い、欲しい……」
「なにが欲しい? きちんと言わなくてはいけないな、ティエ」

 そんなことは、とても言えない。
 だが、レオンハルトは言わなければ、これで終わりにしてなにくわぬ顔で仕事に戻るだろう。

 もっと、褒められたいのに。愛して欲しいのに。

「レオ様の……たくましい、もので、私の恥ずかしい場所を、いっぱいにしてください……」
「それだけでいいのか?」
「奥、いっぱい、キスして……お願いです……」
「よく言えた。いい子だ。……可愛い」

 恥ずかしくて泣きたいのに、耳元で囁かれて、低い声で褒められると、胸に喜びがあふれる。
 何も考えず、彼の声に従いたい。
 そんな欲求さえ、沸き起こってくるようだった。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる

狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。 しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で……… こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

処理中です...