ハリネズミ獣人の幼馴染が、男はみんな狼だって言う!

能登原あめ

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5 男は狼!① ※微

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* R全二話。背後注意、少々流血表現あります。






******



 パーティの浮かれた気分のまま私達は新居に入り、扉が閉まり切る前に抱きしめ合った。
 ルーが急いで部屋の奥へと向かおうとするから、背中をトントン叩く。

「ルー、玄関の鍵閉めてない」
「んんー、離れたくないからこのまま戻ろう」

 ダンスのようにはなめらかに動けなかったけど、ルーの体温を感じながら戻る。
 誰にも見られないから、思う存分くっついていられて嬉しい。
 
 カチャン、と鍵のかかる音がして、ルーが私の唇を奪った。

「んんっ。……ルー、待てないの?」
「サラ、男は狼なんだよ。忘れちゃった?」
「忘れてないけど、ルーはハリネズミでしょ?」
「そうだけど! そうじゃない。サラ、僕が狼だって証明してみせるよ!」

 そう言ってもう一度私の唇にちゅうっと吸いついた。
 
「やっと、サラの全部に触れられるんだ! 僕達絶対相性がいいと思う」
「……うん」

 絶対だなんてすごい自信だと思うけど、ルーに抱きついていると幸せだし、先へ進むのはちょっと怖いけど、ルーとキスすると胸がいっぱいになる。

「ルー、大好き」

 ルーに手を引かれて小走りに寝室へ入った。

 





 顔中にキスされて、それから今日のために用意したドレスをそっと脱がされた。
 大好きだって、きれいだって言われながらキスされたり、触れられたりして気持ちが高ぶる。

「ルーも……」

 いつの間にか私だけ何も身につけていなくて、ルーだけずるい。
 
「ごめん、サラに夢中になっちゃった」

 ためらいなくぱぱっと脱いで、私におおいかぶさる。
 マッチョにはなれなかったけど、ルーはルーのままで格好いい。

 今よりもっと格好よくなっちゃうのも、心臓が止まりそうで困るし、ほかの女の子が放っておかないんじゃないかな。
 そっか、あの時私に太れって言ったのもこういう気持ちだったのかも。

「サラ、温かくて気持ちいい……」
「うん。本当だね……」

 人肌がこんなに気持ちがいいなんて思わなかった。
 ルーだからなんだよね。
 ルーが好きで特別だから。
 そう思ったら、自分からもキスしてみる。

「ルー、大好き。ルーのお嫁さんになれて嬉しい」
「…………っ。サラ……」

 ルーが私の口内に舌を差し入れ、舐め回す。
 身体がぞくぞくして頭がぼんやりするようなキスをした。
 そのままぱくっと耳たぶを食み、驚いて震える私の頬を撫でてから、首筋を舐め回す。

「ふふっ……ルー。くすぐった、ぃあっ……!」

 かぷっと肩に噛みつかれて、涙が浮かんだ。

「ごめん、サラってばおいしそうで……甘いんだもん」
「そんなわけな、いっ……」

 甘噛みして、ぺろぺろ舐める。
 そんなふうに繰り返すから、頭が混乱して噛まれることさえ気持ちいいって思うのか身体がびくびく震えた。

「サラ、気持ちいい? 僕、すっごく幸せ」

 両胸を撫でてから、柔らかい部分にキスする。
 それからちゅっと吸ったかと思うと、甘噛みして舌を這わす。

 全体をそんなふうに舐め回されて、なぜか息が上がって戸惑った。
 なんで、なんで?
 好きな人に触れられてるから?

「ルー……」
「サラ、可愛い。すっごくおいしい」

 先端を指先で撫でてから口に含んだ。

「あ、やっ、ルー、そこは噛まないで!」

 ルーの口内が熱くて、お腹の奥がツキンとするような感覚がある。
 
「うん、じゃあ、いっぱい吸わせて」
 
 歯が当たらないように気をつけてくれたのは最初だけで。
 ルーが夢中になって吸いつくうちに、歯がかすめて身体が浮いた。

「ルー……そこばっかり、いや……」

 顔を上げたルーが、何度か瞬きしてからごめん、と言った。
 おへそにキスして、それから足の間に頭を下げた。

「やだっ……!」

 脚を閉じたいのにルーの身体が邪魔して閉じることができない。

「噛まないから、大丈夫」

 そうじゃなくて。
 でも、いきなり舐められて身体がビリビリと痺れた。

「あ、あっ……」
「サラ? 気持ちいいのかな?」

 恥ずかしいのにぺろぺろ舐められると気持ちよくて何も考えられなくなる。

「ん……っ、ルーっ、変なの……身体、痺れてっ」
「よかった」

 そう言って、脚の間の芯を甘噛みするから、目の前が真っ白になって身体が弾んだ。

「ルー……っ!」
「……あれ? サラ、達したの?」
「……っはぁ、はぁ、……わかん、ない」

 走ったあとみたいに息が切れて、汗ばんでいる。
 ルーが私を見て嬉しそうに笑って、もう一度唇を寄せた。

「サラのここ、ひくひくしてる。指、どうかな?」
「……よく、わかんない」

 ルーの指が内壁を探る。
 動かされると変な感じがした。

「痛くない?」
「……うん」
「よかった」

 指で中を拡げるようにゆっくり動かしながら、その周りを舌で這わし芯を捉えると、一気に熱が上がる。

「あっ、ルー、ダメ……っ」
「どうして? 僕の指をぎゅーってしてくるよ」
「だって、だって……」

 それ、頭がおかしくなりそうで。
 なのにルーがまた芯を甘噛みしてちゅうっとするから。

「ルー……あ、また……っ」

 ビクビクと身体が震えて、ふわっと力が抜ける。

「サラ、今達したの、わかったよ! 僕の指ぎゅうぎゅう締めつけるから。……ねぇ、挿れていい? 僕も気持ちよくなりたい……あ、なんか出た」

 ルーの言葉に顔を向けると、つつ、と。

「ルー、鼻血出てる! あー、顔こすっちゃダメっ」
「へへっ、興奮しすぎたみたい。……っ、でも、もう大丈夫!」

 布で鼻を押さえて照れくさそうに笑った。
 貧血よりいいのかな。
 このタイミングで倒れたら大変だもの。

「本当に?」
「うん。サラ、僕は昔の僕じゃないからね」

 


 
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