私が好きと言ったら抱きしめるあなたは、好きと言ってくれない。

能登原あめ

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その後の二人  

甘いデザート② 私だって! ※微?

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* エヴァががんばります。ご奉仕しようとするため、苦手な方はバックして下さい。今回飛ばしてもつながるように書きました。今回は……カットしてません。







******


「アーサー様が、いい先生ってこと、ですね……?」
「……エヴァにそう思ってもらえるように、これからも頑張るよ」

 アーサー様が唸りながら答えてくれる。

「それで。誰から訊いたんだ?」
「それは……母様から教わって」

 嘘じゃない。
 
「そう、か…………もしかして、指南書を?」

 アーサー様の真剣な眼差しにこくんと頷いた。

「何冊?」
「一冊です」
「……きっと、それは初心者用なのだろう、と思う。……本来四冊あって……」
「四、冊……」

 まさか父様が他のを隠しているとか⁉︎

「私、明日実家からもらってきます!」
「いや、エヴァ。俺はそんなものに頼らなくてもいいと思う……実際に上級編の二冊は幻と言われていて、なかなか手に入らないものなんだ」
「じゃあ、何でアーサー様はそんなものをお持ちなのですか?」
「…………父が用意してくれた」
「そう、ですか……やっぱりみせてはくれないのですよね……?」

 すまない、って言って私を慰めるように口づけする。

「エヴァは……俺に、抱かれるのが嫌なのか?」
「嫌ではありません……アーサー様に触れられるのは……好きです」
「エヴァっ!」
「んんっ」

 アーサー様が息を奪うような激しい口づけをする。
 力が抜けて、アーサー様にしがみつくと、そっと抱き上げられた。
 
「エヴァ、いつだって俺は、エヴァの中に入りたい」
「アーサー様……っ」
「二人で……二人のやり方を探っていこう」
「はい、アーサー様。……大好きです」
 
 ゆっくりとベッドに降ろされた。

「アーサー様。私、指南書に載っていたことを試してもいいですか?」
 
 アーサー様の目が泳ぐ。
 それから、真っ赤になって唸るように大きく頷いた。
 アーサー様の、えっと……が私のお腹をぐりぐり押してくる。

「アーサー様、私にアーサー様の……を、その……その、陰茎を口で愛でさせて下さいませ!」

 アーサー様が固まってしまったわ。

「俺のエヴァがそんな言葉を口にするとは……」
「アーサー様?」

 私、また間違っちゃった?
 でも、今『俺のエヴァ』って言った気がする!

「……いつもの、呼び方ではいけないのか?」
「そのほうが、私も言いやすいのですが……」

 子どもっぽいかなって。
 だって、アーサー様は棒より剣だって……。
 そうだわ!

「アーサー様。考えたんですけど、聖剣というより、大剣だと思うのです! これからは大剣と呼んでもいいでしょうか……?」
「……っ、もちろんだ」

 アーサー様が私をきつく抱きしめて、直接表現は破壊力がありすぎるからこれくらいがいいってつぶやいた気がした。 
 アーサー様ってベッドの上ではたっぷりおしゃべりしてくれる。
 でも聞き返すと、真っ赤になって黙っちゃうから私は聞こえないふりをするの。

「では、大剣を愛でてもいいですか?」
「……うむ」

 起き上がったアーサー様があぐらをかく。
 私は脚の間をのぞき込んだ。
 結婚して一月ほど経った時、アーサー様に大剣を上下にこする方法を教えてもらった。
 今日は指南書に書いてあったように、がんばる!

 ぎゅっと握ると、アーサー様が声を漏らしたから、下から見上げた。

「アーサー様、不快だったら言って下さ」
「そんなこと、絶対ない」

 大剣も震えてる。
 なんだか不思議な生き物みたいで、かわいくみえる。
 きっとアーサー様限定ねって思いながらそっと唇を寄せた。

 男らしい匂い。
 先端に透明な露が浮き出ている。
 甘露?
 そっと舌を伸ばしてぺろっと舐めた。
 美味しくない。
 『甘いデザート』ってタイトルの本なのだから、もしかして甘いのかもって期待したのに。

 でも、アーサー様がはっ、て短く息を吐いて震えた。 
 気持ちいいのかな?
 だから張り切って丁寧に舐めてみる。
 アーサー様が私の頭を撫で、ちらりと目線だけ上げると、ぐっ、と変な音を漏らした。

 エヴァ煽りすぎだ、って。  
 アーサー様の瞳に欲が浮かんだのがわかった。
 これは、なんだか……がんばらないといけないわ!
 だから私は大きく口を開けてぱくっと頬張った。

「これはっ、……!」

 これは?
 口いっぱいなのに、全部入らない。
 おかしい。
 本には根元までってあったのに……。
 あと手を使って……えーと。

「エヴァ」

 私の頬をアーサー様が両手で挟む。

「あーふぁ、たま?」
「くっ……、エヴァ。今日はここまでで十分だ」

 これじゃあ、もたないって。
 エヴァを汚すわけにはいかないとかなんとかつぶやきながら、今度は私を横たえた。

「私も……アーサー様に気持ちよくなってもらいたいです。練習しないと、上手になれません……」
「エヴァは優秀だよ。今だって……」

 我慢できそうになかったって。

「少しずつ、練習させて下さい……」
「……わかった。次から少しずつ」
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