たとえばこんなワンシーン

笠原瑞希

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江戸のあるお話

♡柔らかな光に照らされて(R18)♡

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⁡⁡⁡⁡「ぁぁぁ…、っん」⁡ ⁡
ほんの少し腰を浮かせた状態で押し広げられた股の下で、濡れたものが何度も行き来する。⁡
弱いところを巧みに突かれるたびに肌がぞわそわして、何度も膝から崩れそうになる。でも、その度に上げられ支えてくる腿をさわさわと撫でられる。
⁡「あ、ん、……くる、っ」⁡⁡
⁡漏れる声に呼応するように強くなぶられて、堪えられなくなって前に突っ伏す。ところが、
⁡「ひ、ぁっ……んっ」⁡
⁡休む間もなく腰を引き上げられて、後ろから昂りを打ち込まれた快感に身体を震わせる。⁡⁡
⁡「あ……、はっ。も……」⁡
息を荒くしたやつが最奥を突いて、動きが止まった。⁡
⁡埋められていたものが抜かれただけで肩が揺れる。
⁡⁡⁡「いいんだ」⁡
⁡「………んっ、い、っ……」⁡⁡
⁡「もっとよくしてやるよ」
突き上げていた腰を後ろに引かれて、背中を預けるような形でやつの腿の上に座らされる。
⁡「ひ、ゃあ、っ……!」
⁡後ろから伸びて来た手に胸の頂と中を同時にまさぐられて、また、甘い熱が駆け上がる。⁡
⁡「は、んっ! そこ……、ぁ」⁡
⁡「こうされるの、好きだろ?」⁡
⁡「ん、すき、……っ」⁡
⁡「可愛いやつ」⁡⁡
⁡耳朶を舐められて息を吹き込まれて、やつにもたれかかった状態で背中を反らせて、落ちる。⁡⁡
⁡「お、っと……大丈夫か?」⁡
⁡「………ん」⁡
⁡「来いよ」⁡
⁡振り向かせたやつに跨がって、誘われるままに腰を沈めると、頭の先まで痺れが走る。
⁡「はぁ、………ぁっ!!」⁡
⁡「すげ………、っ」⁡
怒張したものを埋められたままやつの動きが止まって。⁡⁡
⁡焦れて、腰を動かそうとした私を強く抑える。⁡
⁡「んっ、なん……で、ぇ」⁡
⁡「少し、このままでいようぜ」⁡⁡
⁡「っ。むりぃ……」⁡
⁡「駄目」⁡⁡
⁡「ゃだ、っ」⁡⁡
⁡「どうしたのお前、ん?」⁡
⁡愉しげな声が、私の鼓膜を揺らして。⁡
⁡それだけでもう達しそうなくらい狂おしい。⁡⁡
⁡「何でこんなになってる? なぁ」 ⁡
⁡「あんた、が……わるい、の」⁡
⁡「俺のせいかよ?!」⁡
余裕たっぷりにいなそうとしたやつの頬に手を添えて、唇を塞ぐ。
⁡⁡
⁡もう、身体中が熱くて熱くて。⁡
⁡すべてを甘い痺れに支配されて。⁡
解放してくれないと⁡
⁡おかしくなりそう──────。

⁡「ふぁ! 、んっ………」⁡⁡
舌を絡めてきたやつの指が、秘豆をきゅっと潰す。⁡⁡⁡
⁡でも、一番欲しい刺激はくれなくて。
⁡「ひど……、っ」⁡
「何で?」⁡⁡⁡
⁡鼻の先がつくほどの距離で笑ってるのがわかる。
⁡「わか、てる……くせに、っ。あんっ……」⁡⁡⁡
⁡「わかんねぇ、なぁ」⁡

⁡どうして欲しいんだ────?⁡
⁡⁡
低い声で耳元に囁かれて、背筋がぞくっとした。⁡
⁡「言葉にしてくれなきゃ、やらねぇよ?」⁡
⁡容赦無く攻めてきてこんな敏感な身体にしたくせに。⁡⁡
これ以上いじめないで。⁡
⁡⁡
⁡「なぁ」⁡⁡
⁡吹き込まれる息が
⁡秘豆を弄ぶ指が
⁡そして何より、私に埋め込まれたやつ自身が熱くて───。⁡
⁡⁡
⁡「………、っ」⁡
⁡「ん? 何?」⁡
⁡「つい、てぇ……っ! ほし……っ!」⁡⁡
「───承知」⁡⁡

口の端を上げて⁡私を見たやつの腰が、私を強く突き上げる。⁡
⁡「ぁ、ぁぁぁ……っ! ん、っ! きちゃう、っ……」
⁡「おれ、も、っ」⁡
⁡やつの激しい動きとともに揺れて。⁡
身体を駆け巡る熱を吐き出すように声を上げて、果てる。⁡
⁡同時にやつの動きも止まった。⁡
⁡吐精された感覚がまた、身体を震わせて。⁡
⁡「……っ」⁡
重みをかけられるままにやつと共に横たわる。
⁡荒い息を繰り返すこいつの振動と重さが、心地いい。⁡⁡⁡
目に映る、白い光。⁡
目交いというものが苦痛でしか無かったあの時も。⁡
⁡それを覆すほど狂おしく、愛おしい時となった今も。
月は、私をずっと照らしていた。
⁡⁡⁡
⁡⁡⁡「どうした?」⁡⁡⁡
⁡⁡
⁡気遣うような声が降ってくる。⁡
⁡視線を移すと、柔らかな笑みを浮かべたあいつの手が髪を優しく撫でてくれる。

怯えなくていいんだ。⁡
投げ出され、冷えきった身体を自分で抱き締めることもない。⁡⁡
⁡こいつがいてくれれば、もう────。

⁡小さく首を振る私に、口づけが降りてくる。⁡
その心地良さにすべてが満たされた私は、そっと目を閉じた。⁡⁡
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