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第三章
⑤ 理性との戦い(公爵視点②)
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※この回には、少年に対する性的な描写が含まれます。
苦手な方は、お手数ですが次話にお進みください。
(次話にスキップしても、話の内容的には問題ありません)
ベルトを外してズボンを脱がすと、下着に覆われた白く滑らかな素肌が露わになった。
肉の薄い、やせっぽちな子どもの身体だ。
自分も、緩和剤を貰うべきだったかもしれない。
色気など欠片もないはずのその身体が、異様なまでに艶めかしく見える。
ずくん、と下腹が熱くなるのがわかる。白い太腿にむしゃぶりたくなる衝動に苛まれながら、私はルディの下着に手をかけた。
「ルディ、下着を下ろすぞ」
「ほぁっ……!」
ぼんやりとしていたルディが、びくんと身体を固くする。
「そんなに怯えるな。他意はない。薬を入れるだけだ」
そう告げると、ルディの頬がかぁっと赤く染まった。ただでさえ、甘く喘ぐルディは、幼い子どもとは思えないほど扇情的なのに。羞恥に震える姿は、直視するのをためらうくらい艶めかしく見えた。
「お薬……口から飲んじゃ、だめですか……?」
裸を見られるのが恥ずかしいのだろう。ぎゅっと下着を掴み、ルディは脱がされまいとしている。下着の中心には、ささやかな膨らみ。このおかしな薬のせいで、ルディも苦しい思いをしているのだと思う。
「口からじゃ、効かないらしい。座薬、尻に入れる薬なんだ」
ルディの頬が、さらに赤くなる。このまま燃えてしまうんじゃないかと不安になるくらい、頬だけでなく耳まで真っ赤だ。
「おしり……」
ぎゅうう、と下着を握りしめるルディの指に力が入るのがわかる。
そのせいで布が引っ張られ、パンパンに膨らんだ股間部分に、じわりと蜜が滲んだ。
そのシミを見た途端、私の先端まで、じわりと湿り気を帯びてきた。
ダメだ、ダメだ、ダメだ。
私は、いったいなにを考えているのだ。
あの、性根の腐りきった父や兄でさえ、初潮前の女児に手を出すことはない。どんなに若い女を好むといっても、子どもを抱くことは絶対にしないのだ。
己の頬を平手打ちし、私は邪な感情を吹き飛ばそうとした。
「自分で、挿れられるか?」
私の問いに、ルディは、こくりとちいさく頷く。
おい。私。いま、ちょっとガッカリしなかったか。
いい加減にしろ。頼むから自分に、これ以上失望させないでくれ。
よからぬ薬のせい。そのことが分かっていても、今すぐ自分の首を切り落としたい衝動に駆られた。
「そうか。じゃあ、私は向こうを向いているから、自分で挿れてみろ」
ルディのちいさな手のひらに、ちょこん、とちいさな薬を乗せる。
「これは、薬が入りやすくなる塗り薬だそうだ。これを尻に塗って、ぐっと奥まで挿れるんだ」
枕元に、レオンから手渡された潤滑剤も置いてやった。
ルディは起き上がろうとして、ふらぁとベッドに倒れる。
「おい、大丈夫か?」
「だい……じょぶ……」
そう答えながらも、ルディの頭はぽやぽやと揺れている。
「危ないな。私が支えていてやる」
溢れ出る劣情を、従甥に対する愛情が上回った。私がルディの身体を支えると、ルディは照れくさそうに「おめめ、つぶってて」と言った。
「ん、ああ。つぶってる。大丈夫だ。なにも見えていないぞ」
私の腕に、ルディがぽすっと体重を預けてくる。細くてちいさな身体。普段からとても体温が高いけれど、今日はいつも以上に熱く火照っているように感じられる。
シャツの腕まくりを、下ろせばよかった。目を閉じていると、余計に熱に敏感になるのかもしれない。私の肌に触れるルディの熱が、たまらなく生々しく感じられた。
「はぅ……ぁ」
ルディの呼吸は、相変わらずとても苦しそうだ。ぜぇぜえと乱れた呼吸に、衣擦れの音が重なる。
「ん、あれ……入らな……」
えいっ、えいっ、と掛け声をかけ、ルディは座薬を入れようとしているようだけれど、どうやら、うまく入らないようだ。
「どうした。入らないか?」
「ん……むずかしい。どうしたら、入るのかな」
困ったような声で、ルディがつぶやく。
「塗り薬は塗ったか?」
「塗ったよ」
「どれ、見せてみろ」
入りづらいからと言って、何度もぐいぐいと押し付けたら、尻の穴が傷ついてしまうのではないだろうか。ルディの尻が心配になって、私はようすを見てみることにした。
私には、決して稚児趣味などない。
ルディの尻を見たところで、欲情するなどありえない。
自分にそう言い聞かせ、平常心を保ってルディの尻に目をやる。すると、真っ白なちいさな尻の中央、固く閉ざしたつぼみが、赤らみ始めているのが見えた。
「こんなふうにぎゅうぎゅうに閉じた状態で無理に押し込めば、傷つくに決まっている。ルディ、力を抜くんだ」
「力を抜くって……どうやって……?」
どうやって、と訊かれても、そんなの、私にもわかるわけがない。
レオンに任せるべきだったか。いや、愛しい従甥の尻を他人に見せるなど、耐えられるわけがない。
「深呼吸するんだ。深呼吸して、ふーっと脱力する。ベッドに寝転がったときみたいに、力を抜くといい」
私の言葉に従って、ルディは四つん這いの姿勢のまま、「すー、はー、すー、はー」とかわいらしい深呼吸を繰りかえす。呼吸に合わせて、ルディの窄まりが、ぴくぴくと動いた。息を大きく吐くと、ほんの少しだけそこが緩むのだ。
「よし、今だ」
ルディの指を尻穴に導き、ぐっと薬を押し込ませる。
「ん、ぁっ……!」
薬を咥え込むと、びくん、とルディの身体が、大きくのけぞった。
「よし、そのまま、中に押し込むんだ」
「む、無理、怖いよっ……!」
ルディの尻穴が、きゅうっと窄まる。そのせいで、薬は外に押し出されてしまった。
「はぅ……ごめん、なさい……」
うまく飲み込めなかったことを、申し訳なく思っているようだ。ルディは肩を落とし、ぐったりとうなだれる。
その姿が、なんだかとてもかわいそうに思えた。
「やはり、レオンを呼ぶべきか」
あの男にルディの尻を見られるのは嫌だ。
だが、こういうことは、専門の人間に任せた方がいいような気がする。
これ以上、無理をしてルディの尻穴が傷ついてしまっては困る。
とてもデリケートな場所だ。ひとたび痔になれば、一生悩まされ続ける可能性もあると聞いたことがある。
「ちょっとここで待っていろ。レオンを呼んでくる」
立ち上がろうとした私の腕を、ルディはむぎゅっと掴んだ。
「や。おしり、見られたくない。おねがい、公爵さまが、して」
羞恥に頬を染め、ふるふると震えながら、ルディはじっと私を見上げてくる。
私の腕に食い込む、ルディの指先。よっぽどレオンに尻を見られるのが嫌なのだろう。ぎゅうぎゅう握りしめたまま、離そうとしない。
「わかった。私がやろう。可能なかぎり痛くないように、たっぷりと薬を塗ってやる。いいな?」
ルディは、こくっと頷き、私の胸に頬を摺り寄せてきた。
ずくり、と股間のモノが大きくなる。
私はルディに気づかれないように、そっと、己の腕に爪を立て、血がにじむほど強く、強くつねった。
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(次話にスキップしても、話の内容的には問題ありません)
ベルトを外してズボンを脱がすと、下着に覆われた白く滑らかな素肌が露わになった。
肉の薄い、やせっぽちな子どもの身体だ。
自分も、緩和剤を貰うべきだったかもしれない。
色気など欠片もないはずのその身体が、異様なまでに艶めかしく見える。
ずくん、と下腹が熱くなるのがわかる。白い太腿にむしゃぶりたくなる衝動に苛まれながら、私はルディの下着に手をかけた。
「ルディ、下着を下ろすぞ」
「ほぁっ……!」
ぼんやりとしていたルディが、びくんと身体を固くする。
「そんなに怯えるな。他意はない。薬を入れるだけだ」
そう告げると、ルディの頬がかぁっと赤く染まった。ただでさえ、甘く喘ぐルディは、幼い子どもとは思えないほど扇情的なのに。羞恥に震える姿は、直視するのをためらうくらい艶めかしく見えた。
「お薬……口から飲んじゃ、だめですか……?」
裸を見られるのが恥ずかしいのだろう。ぎゅっと下着を掴み、ルディは脱がされまいとしている。下着の中心には、ささやかな膨らみ。このおかしな薬のせいで、ルディも苦しい思いをしているのだと思う。
「口からじゃ、効かないらしい。座薬、尻に入れる薬なんだ」
ルディの頬が、さらに赤くなる。このまま燃えてしまうんじゃないかと不安になるくらい、頬だけでなく耳まで真っ赤だ。
「おしり……」
ぎゅうう、と下着を握りしめるルディの指に力が入るのがわかる。
そのせいで布が引っ張られ、パンパンに膨らんだ股間部分に、じわりと蜜が滲んだ。
そのシミを見た途端、私の先端まで、じわりと湿り気を帯びてきた。
ダメだ、ダメだ、ダメだ。
私は、いったいなにを考えているのだ。
あの、性根の腐りきった父や兄でさえ、初潮前の女児に手を出すことはない。どんなに若い女を好むといっても、子どもを抱くことは絶対にしないのだ。
己の頬を平手打ちし、私は邪な感情を吹き飛ばそうとした。
「自分で、挿れられるか?」
私の問いに、ルディは、こくりとちいさく頷く。
おい。私。いま、ちょっとガッカリしなかったか。
いい加減にしろ。頼むから自分に、これ以上失望させないでくれ。
よからぬ薬のせい。そのことが分かっていても、今すぐ自分の首を切り落としたい衝動に駆られた。
「そうか。じゃあ、私は向こうを向いているから、自分で挿れてみろ」
ルディのちいさな手のひらに、ちょこん、とちいさな薬を乗せる。
「これは、薬が入りやすくなる塗り薬だそうだ。これを尻に塗って、ぐっと奥まで挿れるんだ」
枕元に、レオンから手渡された潤滑剤も置いてやった。
ルディは起き上がろうとして、ふらぁとベッドに倒れる。
「おい、大丈夫か?」
「だい……じょぶ……」
そう答えながらも、ルディの頭はぽやぽやと揺れている。
「危ないな。私が支えていてやる」
溢れ出る劣情を、従甥に対する愛情が上回った。私がルディの身体を支えると、ルディは照れくさそうに「おめめ、つぶってて」と言った。
「ん、ああ。つぶってる。大丈夫だ。なにも見えていないぞ」
私の腕に、ルディがぽすっと体重を預けてくる。細くてちいさな身体。普段からとても体温が高いけれど、今日はいつも以上に熱く火照っているように感じられる。
シャツの腕まくりを、下ろせばよかった。目を閉じていると、余計に熱に敏感になるのかもしれない。私の肌に触れるルディの熱が、たまらなく生々しく感じられた。
「はぅ……ぁ」
ルディの呼吸は、相変わらずとても苦しそうだ。ぜぇぜえと乱れた呼吸に、衣擦れの音が重なる。
「ん、あれ……入らな……」
えいっ、えいっ、と掛け声をかけ、ルディは座薬を入れようとしているようだけれど、どうやら、うまく入らないようだ。
「どうした。入らないか?」
「ん……むずかしい。どうしたら、入るのかな」
困ったような声で、ルディがつぶやく。
「塗り薬は塗ったか?」
「塗ったよ」
「どれ、見せてみろ」
入りづらいからと言って、何度もぐいぐいと押し付けたら、尻の穴が傷ついてしまうのではないだろうか。ルディの尻が心配になって、私はようすを見てみることにした。
私には、決して稚児趣味などない。
ルディの尻を見たところで、欲情するなどありえない。
自分にそう言い聞かせ、平常心を保ってルディの尻に目をやる。すると、真っ白なちいさな尻の中央、固く閉ざしたつぼみが、赤らみ始めているのが見えた。
「こんなふうにぎゅうぎゅうに閉じた状態で無理に押し込めば、傷つくに決まっている。ルディ、力を抜くんだ」
「力を抜くって……どうやって……?」
どうやって、と訊かれても、そんなの、私にもわかるわけがない。
レオンに任せるべきだったか。いや、愛しい従甥の尻を他人に見せるなど、耐えられるわけがない。
「深呼吸するんだ。深呼吸して、ふーっと脱力する。ベッドに寝転がったときみたいに、力を抜くといい」
私の言葉に従って、ルディは四つん這いの姿勢のまま、「すー、はー、すー、はー」とかわいらしい深呼吸を繰りかえす。呼吸に合わせて、ルディの窄まりが、ぴくぴくと動いた。息を大きく吐くと、ほんの少しだけそこが緩むのだ。
「よし、今だ」
ルディの指を尻穴に導き、ぐっと薬を押し込ませる。
「ん、ぁっ……!」
薬を咥え込むと、びくん、とルディの身体が、大きくのけぞった。
「よし、そのまま、中に押し込むんだ」
「む、無理、怖いよっ……!」
ルディの尻穴が、きゅうっと窄まる。そのせいで、薬は外に押し出されてしまった。
「はぅ……ごめん、なさい……」
うまく飲み込めなかったことを、申し訳なく思っているようだ。ルディは肩を落とし、ぐったりとうなだれる。
その姿が、なんだかとてもかわいそうに思えた。
「やはり、レオンを呼ぶべきか」
あの男にルディの尻を見られるのは嫌だ。
だが、こういうことは、専門の人間に任せた方がいいような気がする。
これ以上、無理をしてルディの尻穴が傷ついてしまっては困る。
とてもデリケートな場所だ。ひとたび痔になれば、一生悩まされ続ける可能性もあると聞いたことがある。
「ちょっとここで待っていろ。レオンを呼んでくる」
立ち上がろうとした私の腕を、ルディはむぎゅっと掴んだ。
「や。おしり、見られたくない。おねがい、公爵さまが、して」
羞恥に頬を染め、ふるふると震えながら、ルディはじっと私を見上げてくる。
私の腕に食い込む、ルディの指先。よっぽどレオンに尻を見られるのが嫌なのだろう。ぎゅうぎゅう握りしめたまま、離そうとしない。
「わかった。私がやろう。可能なかぎり痛くないように、たっぷりと薬を塗ってやる。いいな?」
ルディは、こくっと頷き、私の胸に頬を摺り寄せてきた。
ずくり、と股間のモノが大きくなる。
私はルディに気づかれないように、そっと、己の腕に爪を立て、血がにじむほど強く、強くつねった。
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