あなたの緊急事態を救います〜神様の紙おむつサービス〜

フロセミド

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女子高校生編

模試にて

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試験開始から120分が過ぎ、チャイムが鳴った瞬間、教室中が一斉にざわめいた。

答案用紙が回収されて試験官が解散を言うと同時に、瑠香はほとんど反射的に立ち上がった。太ももをきつく閉じ、腰を少し前に突き出すような姿勢で、なんとか平静を保ちながら出口へ向かう。膀胱はもう限界に近く、朝のブラックコーヒーが体内で下腹部を圧迫している。試験中は70%くらいでなんとか抑えていたはずの尿意は、いつの間にかまるで熱い塊がそこに居座っている感覚だった。

廊下に出ると、すでに女子トイレの前には長蛇の列ができていた。長時間にわたる試験では毎回、女子トイレはこうなる。瑠香も含めて皆平気そうな顔をして並んでいるが、女子トイレに並ぶということは、今にも体内のその液体を外に噴出してしまいそうなのだろう。瑠香もその一人だ。

「早く……早く……」  
心の中で唱えながら、列の最後尾についた。前の子がもじもじしながらスカートを押さえているのが見える。あの子もヤバいんだ。

残り時間は5分。次の試験は11時45分開始だ。

列は牛の歩みのようにしか進まない。やっと私の番が近づいてきて、あと二人……あと一人……というところで、

「次の試験の受験生の方々、そろそろ教室にお戻りください! もうすぐ開始時間です!」

突然、拡声器を持った係員のおじさんの声が廊下に響いた。

一瞬、列全体が凍りついた。

冗談でしょ……?

瑠香は思わず声を上げそうになった。もうここまで来てるのに。もうすぐそこにトイレがあるのに。

周りの子たちも顔を見合わせ、泣きそうな表情でうつむいている。でも誰も逆らえない。模試のルールは絶対だ。

「……っ」

瑠香は唇を噛みしめて、仕方なく踵を返した。歩くたびに膀胱が揺れて、鋭い痛みが下腹を突き抜ける。太ももを擦り合わせながら、なんとか教室へ向かう。

次の試験は100分。  
あと100分、このまま……耐えられるのだろうか。よし、紙おむつサービスを使おう…。

瑠香はここで、紙おむつサービスの使用を決意した。

試験教室に戻ると、休憩時間はあと2分だった。
かばんからスマホを取り出すと、既に会員登録した「緊急事態時紙おむつサービス」のサイトを急いで開く。

【緊急事態時の紙おむつサービス】  

「今すぐ利用」ボタンを押すと、画面が変わり、使用する紙おむつを決めるためのアンケートが流れてきた。

① 体型・サイズをお選びください  
 S M L LL  
(普通体型だから……Mでいいよね……)  
→ 「M」をタップ

② これからどのくらいの量を漏らす可能性がありますか?  
 □ 300mL以下 (少しトイレに行きたいくらい)
 □ 300~500mL (明確にトイレに行きたい)
 □ 500mL以上 (我慢が限界に近い)
(試験中にどんどん尿意が強くなることを考え、瑠香は顔を真っ赤にしながら「我慢が限界に近い」を押す)

③ 動きやすさは重要ですか?
(外出先だから、「はい」だよね)

アンケートが終わると画面が切り替わり、おすすめの紙おむつが表示される。
──────────────────  
「限界お漏らししてもまだ安心!800mL吸収のパンツ型紙おむつ」をおすすめします。

「これで大丈夫ですか?」  
□ はい
□ 紙おむつを選び直す

瑠香は耳まで真っ赤になりながら、震える指で「はい」をタップした。

画面が最後に優しく光る。

「了解しました♡  
 装着準備完了です。  
 3、2、1……」

瞬間、  
机の下で淡い金色の光が一瞬だけ走り、ズボンの中でふんわりとしたパンツ型紙おむつが瑠香の限界を待つように密着した。

スマホが小さく震えて、  
最後のメッセージ。

「今日のお試験、全部受け止めてあげますね♡  
 神様より」

メッセージを確認した瑠香はスマホをぎゅっと握りしめ、ふわっとした安心感とほんの少しの恥ずかしさを胸に秘めて、スマホの電源を切った。

次の試験は英語。  
解答用紙と問題冊子が配られ、開始の合図が鳴った。

瑠香はシャーペンを握ったまま、まず深呼吸をしようとした。  
でも、息を吸うたびに膀胱が圧迫されて、思わず「んっ」と小さく声が漏れる。  
隣の子がちらっとこっちを見た。恥ずかしくて、慌てて顔を伏せる。

問題用冊子を開く。  
第一問、長文読解。

――JADE NET suggests that the primary reason for...

単語が目に入ってこない。  
primary って……「主要な」だっけ? いや、待てよ、「最初の」だっけ?  
頭の中でぐるぐる回るだけで、意味が定着しない。

(トイレ……トイレ……)  
脳みその半分が、別のことを考えている。  
膀胱が熱い。座っていると、ちょうど椅子が下から押し上げてくるみたいで、尿意が波のように押し寄せては引いていく。

足を組んで、太ももでぎゅっと挟む。  
でもそれだと腰が浮いて、ますます圧迫される。  
足を下ろすと、今度はズボンの奥で熱いものがじわっと広がりそうで怖い。

(集中しろ……集中……)  
次の段落に目を移す。

――It was not until the late 20th century that people began to watch porn video...

「It was not until ~ that ...」の構文……確か「~するまで……しなかった」だったはず。  
でも「late 20th century」が「20世紀後半」なのか「20世紀末」なのか、頭が真っ白で思い出せない。

(漏れる……漏れる漏れる漏れる……)  
無意識に腰をくねらせてしまう。  
椅子の上で小さく前後に動いてしまう。音がしないよう、必死で気を遣う。

時計を見ると、すでに5分経過している。  
まだ一問も書いていない。

(やばい……このままじゃ……)  
視界の端がぼやける。  
英文が、ただの黒い記号の羅列に見えてくる。

(お願い……もう少しだけ……耐えて……)  
鉛筆を持つ手が震えている。  


もう無理だ…。我慢は出来るけど、我慢していたら試験に集中できない!紙おむつに出そう。

瑠香は、意図的に紙おむつに漏らすことを決心した。
右手にはシャーペンを持って問題を解くふりをしながら、左手でズボン越しに紙おむつのギャザーの確認や位置の微調整を行う。
そして、背中を背もたれに預け、今まで膀胱の出口を必死に閉じていた括約筋を緩める。

しかし、排尿はトイレでするものという意識のせいでなかなかこの場で出すことが出来なかったが、大きく両脚を開いてより我慢できない姿勢にした。
すると、

(あ、出るっ!)

チョロロロ、、、チョロッ

途中で止まってしまったがついに瑠香は試験会場で少量を解放できた。

お漏らしの第一波が突破口を開いたことで、すぐに大量の第二波が来た。

瑠香は紙おむつに漏らすことを一瞬戸惑ったが、もう尿道が開通しているので我慢出来ない。

(あっ、待って、いや!)

シューーーーーーーー!!!

(あっ!ん!ん!)

ジュワワワワッッッッ

(ダメっ!止まらない!)

瑠香は試験会場にいながら、我慢していたものを一気に放出する快感に溺れていた。

チョロッ、チョロッ

長かったお漏らしも終わり、瑠香の温もりを全て吸収した紙おむつは、脚を閉じることが出来ないくらい膨らんだ。

集中を妨害するものがなくなった瑠香は、その後は無事に問題を解き終え、外に失敗を悟られることも無かった。
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