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第一章
第二話
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今のOPの感じからおそらくこの城は命からがら逃げてきた、ということになる。
座っている椅子から立ち上がり、くるりと後ろを振り返る。
そこにはゲーム上非売品の『王の座』、と呼ばれるイベントアイテム。ストーリーを全て完全クリアすることで送られるアイテムの一つだ。
そっとその椅子の背、肘掛け、クッションを触る。今までは画面上でしか見れなかったアイテムに触り、そして感触を感じ取ることができた。非常になめらかな触り心地で、ここがゲームとは思えない程だ。
うん。これこそフルダイブの醍醐味。
次に自分の服を見てみる。それは予想通り自分が最後に装備していたもので、装飾やデザインが日常ではありえないものだった。
そう満足しつつもう一度椅子に座りなおす。
先ほどは感じなかった椅子の高級感や肌触り、座り心地を直に受け止めてメニューを開く。
さっと右手をスライドさせる。すると目の前には透明な、見慣れたウィンドウが現れた。
▼
名前:ケイト Level:300
種族:イモフテル・ロワ 職:真の王 サブ:マジックマスター
ゼル:9999999
命の石:3
▽ステータス
▽配下:100
▽技能
▽スキル
▽アイテム
お知らせ:初プレイ記念『命の石 1個入手』
初回購入特典『命の石 2個入手』
▽引き継ぎ得点『配下1人をランダム覚醒』
▽装備
▽トーク
▽ホーム
▲
どうやら引き継ぎはうまくいったらしい。
何と言っても目を引くのはこの、命の石というアイテム。おそらくこれがこのゲームのキーアイテムとなるのだろう。
記念と特典で3個入手したらしい。効果は―
▼
名:命の石
説明:命の全てを持つ不思議な石。この世界の神秘の塔を一つクリアすると一つだけ入手できる。使うと死体でも骸骨でも、さらには人形にも命が芽吹くとされている。
効果:配下の昏睡状態を覚醒状態へと促す。
▲
つまり私の配下は今一人を除いて昏睡状態にある訳だ。そして塔を攻略して配下の完全復活を目指す。
「…面白そうじゃん」
OP曰く私は城を攻められたらしいので、そのラスボスとの戦闘が最終ステージとなるのだろう。
他のLevel、ステータスに変更点は…
「あれ?」
下にスライドさせていくにつれてあるはずのものが無いことに気づく。
――『ヘルプ』、そして『ログアウト』がない。
「致命的すぎない…?いやいや、どこの小説。まさかこのままテロでクリアしないと死亡~なんて、ない、よね?」
ふと、今までの違和感に思い至り、まさかとは思いつつも椅子と立ちあがり自分のいる部屋をぐるりと確認した。
先ほどまでのざっと見るものではなく、確かに自分の記憶通りかの確認。
この部屋は王城の上部に位置する私のセーブポイントだ。ゲーム上では私室になっていた。
しかし私室として使う人は比較的少なく、どちらかと言うと仕事部屋的なレイアウトだ。
この部屋には最高質の物が多くあるので、少し手狭に感じることもあったが、この世界では部屋の大きさがゲーム上よりも適格かつ装飾品の大きさが適正サイズなのでそこまで狭くは感じない。
むしろ広すぎるくらいである。
私室兼仕事部屋なのはセーブポイントはこの部屋から動かせないからだ。
必然的にここからゲームが始まるので重要なものやよく使うものはこの部屋に集まった。
右には大量に入手したイベントやクエスト達成報酬のトロフィーやメダル。小さな象などがある。
大量に貰ったはいいものの置く場所も無く、しかしレアなものではあるのでそのまま部屋に飾らないのも勿体ない。
そんな理由で部屋に敷き詰められたそれらは綺麗に棚に並べられている。
「へえ。結構雑に収納してたけど案外綺麗になってるなあ…。あ、これ懐かしい…」
最初のイベントは流石に実力差がありランキングから外れてしまったのだ。それが悔しくて悔しくて…復刻でめっちゃ課金したなあ…。
「お、こっちの棚は職業マスターのやつか。こっちはストーリー読破…いつのだよ」
懐かしい思い出が蘇りトロフィーやメダルを見るのが楽しくなってくる。案外置いててよかったかもしれない。
あとで倉庫から入りきらなかった分を出しておこうか…。
「あー、こんな事してる場合じゃない。…えー、机は―」
部屋のものを一通り見て回った。机も、椅子も、観葉植物も、本も、何もかもが完璧だった。
完璧すぎて、現実と間違えてしまいそうだ。
「…冗談、で終わるといいなあ」
そう呟いて、私は部屋を出る。
◇
そこは暗い部屋だった。しかし彼女にとっては暗闇など無いに等しいものだったので、気にすることなく室内を見渡す。
自分は、何故生きているのだろう。
確かに突然攻めてきた敵軍との戦闘に負けて…それで…
「…あっ、王はッ」
そう叫んだと思うと彼女はスピードで部屋を飛び出す。しかし、扉はしっかりと閉めて。
辺りを見渡しながら彼女は王の私室へ急いだ。破壊されたはずの王城は綺麗に修復されており、壊れていたという自分の記憶が嘘のようだ。しかし、内からあふれ出るこの力こそ、これこそがあの方が御存命であるいう証である。確かに、あの時は感じなかった力を、自分の中に感じた。
確認すると幾分か焦る気持ちが落ち着く。
―――生きている。
それだけで自分が存在する意味がある。そう、私たちはあの方の為だけに存在しているのだから。
柔らかな絨毯の上を足早に歩いていると不自然な点に気が付いた。
仲間とすれ違わない。いつもは腐るほどいて邪魔にすら思うというのに、一度も見てすらいない。
「…まさか。いや…」
死んでいる、というのは無いだろう。王は私たちが死ぬ前に強制的に帰還させる技術をお持ちだ。
王が生きているのなら私たちの死は無いも同然。
そして王の死はありえない。
「…王に聞こう。この状況、何か起こっている」
◇
部屋を出ると綺麗な廊下があった。ゲーム上では何も感じなかったそれも信じられない程豪華だった。
「あー、確かに装飾は黒にしてた」
メイン色を黒で設定したためか、床や廊下は基本黒い。その合間にイラストや写真、象などのアイテムが並んでいる。
どこか重々しい雰囲気を感じるが、これもまた美の一つだろう。
「んー、全部見て回りたいけど…」
まずは状況の確認をしなければ始まらない。その第一歩としてまずはこの場所を調べよう。
配下も、昏睡状態と言っても何処かへ消えているわけではないだろう。それぞれの個室にいるか、最後の戦闘場所にいるか。
ウィンドウを開き『▽配下』をタップ。瞬間下にずらりと数々の名前が現れる。
そのほぼすべてが灰色で染められており、現在活動していないことを示す。つまり昏睡状態にあるらしい。
下へ下へとスライドさせると一人、文字が白い名前があった。
――――ミュリエル
「…ああ、闇の――」
途端に何者かの気配を感じて押し黙る。確かにこちらへ向かって歩いている。
気配察知の恩恵か、気配というものに敏感らしい。
「これは…」
「王よ…!ご無事でしたか!」
視線の先には黒のロングヘアの少女。話をすればなんとやら。ミュリエルだった。
「ミュリエル?どうしてここに…ああ、ランダムはお前だったか」
「え、は…?っ申し訳ありません。私にはなにがなんだか…」
困惑した様子で謝る彼女を手で制止して取りあえず、と歩き始める。何も説明していなくても、彼女はそのまま無言で私の後ろに付く。
配下としての何か決められた行動、というものだろうか。
「まず、覚醒しているのはお前だけ?」
「は、覚醒、ですか。…ええと、おそらく。他の者には会いませんでした」
「ああ…あとで説明する。…体は万全か?」
「はい!敵軍の攻撃で敗北間近へ陥りましたが完璧に完治しています。これは王が…?」
「いや…。あー、ミュリエルはレベル150だったな」
「はい。お恥ずかしい話ですが、騎士団団長の最低レベルです」
そう言えば、と彼女の言葉で思い出す。
私の配下はこの国の中で肩書、と言うか役割を持っている。
その中の『セルモント騎士団第5軍団長』というのがミュリエルの肩書だ。
団なんて言ってるが人数は限られているので格団数人しか所属はしていない。
セルモント騎士団は第5軍まであり、その団長がミュリエルだった。彼女は最低レベルと言うが団長の5分の3は150レベルで止めていた気がする。
そんなに卑下して言わなくても。
というか、その言い方だと課金してまでミュリエルのレベルを上げなかった私が悪いみたいだ。
しかし、と考え直す。彼女はこの状況を何も理解していない。つまり勝手に訳知り顔でこの状況を納得しないわけだ。これは面倒くさい。
しかも減少していたHPやMPなどは完治。
「…この城の外はどうなっているのか…。いや、まずは初期地点の確認をしよう。ミュリエル」
「はっ」
「城から出て…近くの様子を見てきてくれる?大体この城のある状況を知れればすぐに帰ってきていいから。無茶はなしで」
「了解しました」
それ以外何も聞くことはなく、彼女は私の命令のまま一礼してすぐに城の外へと向かった。
仕事上、結構上の立場にあったせいか、命令する、という行為には慣れている。それがここで功をなしたと言えるだろう。
見ている者が居なくなった瞬間、ケイトは呟いた。
「…動いてた。喋った…。…でかかった」
座っている椅子から立ち上がり、くるりと後ろを振り返る。
そこにはゲーム上非売品の『王の座』、と呼ばれるイベントアイテム。ストーリーを全て完全クリアすることで送られるアイテムの一つだ。
そっとその椅子の背、肘掛け、クッションを触る。今までは画面上でしか見れなかったアイテムに触り、そして感触を感じ取ることができた。非常になめらかな触り心地で、ここがゲームとは思えない程だ。
うん。これこそフルダイブの醍醐味。
次に自分の服を見てみる。それは予想通り自分が最後に装備していたもので、装飾やデザインが日常ではありえないものだった。
そう満足しつつもう一度椅子に座りなおす。
先ほどは感じなかった椅子の高級感や肌触り、座り心地を直に受け止めてメニューを開く。
さっと右手をスライドさせる。すると目の前には透明な、見慣れたウィンドウが現れた。
▼
名前:ケイト Level:300
種族:イモフテル・ロワ 職:真の王 サブ:マジックマスター
ゼル:9999999
命の石:3
▽ステータス
▽配下:100
▽技能
▽スキル
▽アイテム
お知らせ:初プレイ記念『命の石 1個入手』
初回購入特典『命の石 2個入手』
▽引き継ぎ得点『配下1人をランダム覚醒』
▽装備
▽トーク
▽ホーム
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どうやら引き継ぎはうまくいったらしい。
何と言っても目を引くのはこの、命の石というアイテム。おそらくこれがこのゲームのキーアイテムとなるのだろう。
記念と特典で3個入手したらしい。効果は―
▼
名:命の石
説明:命の全てを持つ不思議な石。この世界の神秘の塔を一つクリアすると一つだけ入手できる。使うと死体でも骸骨でも、さらには人形にも命が芽吹くとされている。
効果:配下の昏睡状態を覚醒状態へと促す。
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つまり私の配下は今一人を除いて昏睡状態にある訳だ。そして塔を攻略して配下の完全復活を目指す。
「…面白そうじゃん」
OP曰く私は城を攻められたらしいので、そのラスボスとの戦闘が最終ステージとなるのだろう。
他のLevel、ステータスに変更点は…
「あれ?」
下にスライドさせていくにつれてあるはずのものが無いことに気づく。
――『ヘルプ』、そして『ログアウト』がない。
「致命的すぎない…?いやいや、どこの小説。まさかこのままテロでクリアしないと死亡~なんて、ない、よね?」
ふと、今までの違和感に思い至り、まさかとは思いつつも椅子と立ちあがり自分のいる部屋をぐるりと確認した。
先ほどまでのざっと見るものではなく、確かに自分の記憶通りかの確認。
この部屋は王城の上部に位置する私のセーブポイントだ。ゲーム上では私室になっていた。
しかし私室として使う人は比較的少なく、どちらかと言うと仕事部屋的なレイアウトだ。
この部屋には最高質の物が多くあるので、少し手狭に感じることもあったが、この世界では部屋の大きさがゲーム上よりも適格かつ装飾品の大きさが適正サイズなのでそこまで狭くは感じない。
むしろ広すぎるくらいである。
私室兼仕事部屋なのはセーブポイントはこの部屋から動かせないからだ。
必然的にここからゲームが始まるので重要なものやよく使うものはこの部屋に集まった。
右には大量に入手したイベントやクエスト達成報酬のトロフィーやメダル。小さな象などがある。
大量に貰ったはいいものの置く場所も無く、しかしレアなものではあるのでそのまま部屋に飾らないのも勿体ない。
そんな理由で部屋に敷き詰められたそれらは綺麗に棚に並べられている。
「へえ。結構雑に収納してたけど案外綺麗になってるなあ…。あ、これ懐かしい…」
最初のイベントは流石に実力差がありランキングから外れてしまったのだ。それが悔しくて悔しくて…復刻でめっちゃ課金したなあ…。
「お、こっちの棚は職業マスターのやつか。こっちはストーリー読破…いつのだよ」
懐かしい思い出が蘇りトロフィーやメダルを見るのが楽しくなってくる。案外置いててよかったかもしれない。
あとで倉庫から入りきらなかった分を出しておこうか…。
「あー、こんな事してる場合じゃない。…えー、机は―」
部屋のものを一通り見て回った。机も、椅子も、観葉植物も、本も、何もかもが完璧だった。
完璧すぎて、現実と間違えてしまいそうだ。
「…冗談、で終わるといいなあ」
そう呟いて、私は部屋を出る。
◇
そこは暗い部屋だった。しかし彼女にとっては暗闇など無いに等しいものだったので、気にすることなく室内を見渡す。
自分は、何故生きているのだろう。
確かに突然攻めてきた敵軍との戦闘に負けて…それで…
「…あっ、王はッ」
そう叫んだと思うと彼女はスピードで部屋を飛び出す。しかし、扉はしっかりと閉めて。
辺りを見渡しながら彼女は王の私室へ急いだ。破壊されたはずの王城は綺麗に修復されており、壊れていたという自分の記憶が嘘のようだ。しかし、内からあふれ出るこの力こそ、これこそがあの方が御存命であるいう証である。確かに、あの時は感じなかった力を、自分の中に感じた。
確認すると幾分か焦る気持ちが落ち着く。
―――生きている。
それだけで自分が存在する意味がある。そう、私たちはあの方の為だけに存在しているのだから。
柔らかな絨毯の上を足早に歩いていると不自然な点に気が付いた。
仲間とすれ違わない。いつもは腐るほどいて邪魔にすら思うというのに、一度も見てすらいない。
「…まさか。いや…」
死んでいる、というのは無いだろう。王は私たちが死ぬ前に強制的に帰還させる技術をお持ちだ。
王が生きているのなら私たちの死は無いも同然。
そして王の死はありえない。
「…王に聞こう。この状況、何か起こっている」
◇
部屋を出ると綺麗な廊下があった。ゲーム上では何も感じなかったそれも信じられない程豪華だった。
「あー、確かに装飾は黒にしてた」
メイン色を黒で設定したためか、床や廊下は基本黒い。その合間にイラストや写真、象などのアイテムが並んでいる。
どこか重々しい雰囲気を感じるが、これもまた美の一つだろう。
「んー、全部見て回りたいけど…」
まずは状況の確認をしなければ始まらない。その第一歩としてまずはこの場所を調べよう。
配下も、昏睡状態と言っても何処かへ消えているわけではないだろう。それぞれの個室にいるか、最後の戦闘場所にいるか。
ウィンドウを開き『▽配下』をタップ。瞬間下にずらりと数々の名前が現れる。
そのほぼすべてが灰色で染められており、現在活動していないことを示す。つまり昏睡状態にあるらしい。
下へ下へとスライドさせると一人、文字が白い名前があった。
――――ミュリエル
「…ああ、闇の――」
途端に何者かの気配を感じて押し黙る。確かにこちらへ向かって歩いている。
気配察知の恩恵か、気配というものに敏感らしい。
「これは…」
「王よ…!ご無事でしたか!」
視線の先には黒のロングヘアの少女。話をすればなんとやら。ミュリエルだった。
「ミュリエル?どうしてここに…ああ、ランダムはお前だったか」
「え、は…?っ申し訳ありません。私にはなにがなんだか…」
困惑した様子で謝る彼女を手で制止して取りあえず、と歩き始める。何も説明していなくても、彼女はそのまま無言で私の後ろに付く。
配下としての何か決められた行動、というものだろうか。
「まず、覚醒しているのはお前だけ?」
「は、覚醒、ですか。…ええと、おそらく。他の者には会いませんでした」
「ああ…あとで説明する。…体は万全か?」
「はい!敵軍の攻撃で敗北間近へ陥りましたが完璧に完治しています。これは王が…?」
「いや…。あー、ミュリエルはレベル150だったな」
「はい。お恥ずかしい話ですが、騎士団団長の最低レベルです」
そう言えば、と彼女の言葉で思い出す。
私の配下はこの国の中で肩書、と言うか役割を持っている。
その中の『セルモント騎士団第5軍団長』というのがミュリエルの肩書だ。
団なんて言ってるが人数は限られているので格団数人しか所属はしていない。
セルモント騎士団は第5軍まであり、その団長がミュリエルだった。彼女は最低レベルと言うが団長の5分の3は150レベルで止めていた気がする。
そんなに卑下して言わなくても。
というか、その言い方だと課金してまでミュリエルのレベルを上げなかった私が悪いみたいだ。
しかし、と考え直す。彼女はこの状況を何も理解していない。つまり勝手に訳知り顔でこの状況を納得しないわけだ。これは面倒くさい。
しかも減少していたHPやMPなどは完治。
「…この城の外はどうなっているのか…。いや、まずは初期地点の確認をしよう。ミュリエル」
「はっ」
「城から出て…近くの様子を見てきてくれる?大体この城のある状況を知れればすぐに帰ってきていいから。無茶はなしで」
「了解しました」
それ以外何も聞くことはなく、彼女は私の命令のまま一礼してすぐに城の外へと向かった。
仕事上、結構上の立場にあったせいか、命令する、という行為には慣れている。それがここで功をなしたと言えるだろう。
見ている者が居なくなった瞬間、ケイトは呟いた。
「…動いてた。喋った…。…でかかった」
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